5.1.3 CORBA-ORB-RESOLVE_INITIAL

名前

CORBA-ORB-RESOLVE_INITIAL_REFERENCES

形式

REPOSITORY.
    CLASS         CORBA-OBJECT
    CLASS         CORBA-SYSTEMEXCEPTION

METHOD-ID.        RESOLVE_INITIAL_REFERENCES.
DATA DIVISION.
LINKAGE SECTION.
01 IDENTIFIER           PIC  X  ANY LENGTH.
01 RET                  USAGE OBJECT REFERENCE CORBA-OBJECT.
PROCEDURE DIVISION      USING          IDENTIFIER
                        RETURNING      RET
                        RAISING        CORBA-SYSTEMEXCEPTION

機能説明

IDENTIFIERで指定されたオブジェクトのオブジェクトリファレンスを返します。オブジェクトリファレンスは、“アプリケーション作成ガイド（CORBAサービス編）”の“ネーミングサービスのイニシャルリファレンスの獲得”に基づいて返されます。

IDENTIFIERに指定可能な代表的なものを以下に示します。

CORBA-OBJECTID_LIGHTINTERF-001: インタフェースリポジトリ（静的スケルトンインタフェース）

CORBA-OBJECTID_INTERFACERE-001: インタフェースリポジトリ（動的スケルトンインタフェース）

CORBA-OBJECTID_IMPLEMENTAT-001: インプリメンテーションリポジトリ

CORBA-ORB-OBJECTID_NAMESERVICE: ネーミングサービス

FJ_LoadBalancingOption: ロードバランス

復帰値

  正常終了した場合は、CORBA-OBJECTのオブジェクトリファレンスが返されます。
  指定されたオブジェクトが存在しない場合は、NULLが返されます。IDENTIFIERに“FJ_LoadBalancingOption”を指定して、NULLが返された場合は、ロードバランス機能の環境が設定されていません。
  異常終了した場合は、CORBA-SYSTEMEXCEPTION例外が発生します。

システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

5.1.3 CORBA-ORB-RESOLVE_INITIAL_REFERENCES