以下の各運用操作について説明します。
MQDの起動
Interstageの起動
SMTP連携サービスの起動
サービス定義/状態の表示
メッセージキュー情報の表示
メッセージキューのアクセス状態の変更
SMTP連携サービスの停止
Interstageの停止
MQDの停止
SMTP連携サービスを使用するためには、まず、MQDを起動する必要があります。MQDの起動は、mqdstrコマンドを使用して行います。MQDを起動することにより、SMTP連携サービスも起動されます。
以下にmqdstrコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstr --------------------------------------
Interstageのアプリケーションを使用する場合には、MQDの起動後にInterstageを起動する必要があります。Interstageの起動は、Interstageのisstartコマンドを使用して行います。Interstageの起動方法は、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。
通常、SMTP連携サービスの起動は、MQDの起動時に行うため不要です。ただし、MQDの起動時にメッセージ“MQD4112”が出力された場合には、グローバルトランザクションのダウンリカバリが完了していないためSMTP連携サービスが起動されません。この場合には、Interstageの起動後にSMTP連携サービスを起動する必要があります。SMTP連携サービスの起動は、mqdstrsvcコマンドを使用して行います。
以下にmqdstrsvcコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstrsvc SCOM --------------------------------------
サービス定義/状態の表示は、mqdscomprtコマンドを使用して行います。このコマンドは、サービス関連定義の内容を確認する場合や運用中のサービスの状態を見る場合に使用します。
mqdscomprtコマンドには以下の三つの表示内容があります。
サービス環境定義の内容表示
サービス定義の内容表示
サービスの状態表示
以下にmqdscomprtコマンド(サービスの状態表示)の入力例を示します。
-------------------------------------- mqdscomprt -v --------------------------------------
メッセージキュー情報の表示は、mqdprtqコマンドを使用して行います。このコマンドは、運用中のメッセージキューの状態を見る場合に使用します。
mqdprtqコマンドには以下の三つの表示内容があります。目的に応じて使い分けてください。
メッセージキュー名の一覧表示
メッセージキュー情報の表示
メッセージキューの詳細情報の表示
以下にmqdprtqコマンド(メッセージキュー名の一覧表示)の入力例を示します。
-------------------------------------- mqdprtq --------------------------------------
メッセージキューのアクセス状態の変更は、mqdchgqコマンドを使用して行います。このコマンドは、メッセージキューを以下の状態に変更する場合に使用します。
メッセージの送受信を可能とする
メッセージの送信を禁止する
メッセージの受信を禁止する
メッセージの送受信を禁止する
送信禁止は、アプリケーションからのメッセージ送信を抑止して、受信側アプリケーションを動作させることで、メッセージキューに滞留しているすべてのメッセージを処理したい場合などに使用します。受信禁止は、アプリケーションが誤ってメッセージを受信することを防ぐ場合などに使用します。
以下にmqdchgqコマンド(メッセージの受信を禁止する)の入力例を示します。
-------------------------------------- mqdchgq -c -r Qname01 --------------------------------------
通常、SMTP連携サービスの停止は、MQDの停止時に行うため不要です。MQD運用中にSMTP連携サービスだけを停止したい場合には、mqdstpsvcコマンドを使用して行います。
以下にmqdstpsvcコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstpsvc SCOM --------------------------------------
Interstageのアプリケーションを使用している場合には、MQDの停止前にInterstageを停止する必要があります。Interstageの停止は、Interstageのisstopコマンドを使用して行います。Interstageの停止方法は、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。
業務の終了時には、MQDを使用するすべてのアプリケーションを終了させた後、MQDを停止します。MQDの停止は、mqdstpコマンドを使用して行います。
以下にmqdstpコマンドの入力例を示します。
-------------------------------------- mqdstp --------------------------------------