ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書

12.4.2 運用操作の説明

  以下の各運用操作について説明します。

12.4.2.1 MQDの起動

  SMTP連携サービスを使用するためには、まず、MQDを起動する必要があります。MQDの起動は、mqdstrコマンドを使用して行います。MQDを起動することにより、SMTP連携サービスも起動されます。

  以下にmqdstrコマンドの入力例を示します。

--------------------------------------
   mqdstr  
--------------------------------------

12.4.2.2 Interstageの起動

  Interstageのアプリケーションを使用する場合には、MQDの起動後にInterstageを起動する必要があります。Interstageの起動は、Interstageのisstartコマンドを使用して行います。Interstageの起動方法は、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。

12.4.2.3 SMTP連携サービスの起動

  通常、SMTP連携サービスの起動は、MQDの起動時に行うため不要です。ただし、MQDの起動時にメッセージ“MQD4112”が出力された場合には、グローバルトランザクションのダウンリカバリが完了していないためSMTP連携サービスが起動されません。この場合には、Interstageの起動後にSMTP連携サービスを起動する必要があります。SMTP連携サービスの起動は、mqdstrsvcコマンドを使用して行います。

  以下にmqdstrsvcコマンドの入力例を示します。

--------------------------------------
   mqdstrsvc  SCOM
--------------------------------------

12.4.2.4 サービス定義/状態の表示

  サービス定義/状態の表示は、mqdscomprtコマンドを使用して行います。このコマンドは、サービス関連定義の内容を確認する場合や運用中のサービスの状態を見る場合に使用します。

  mqdscomprtコマンドには以下の三つの表示内容があります。

  以下にmqdscomprtコマンド(サービスの状態表示)の入力例を示します。

--------------------------------------
   mqdscomprt  -v
--------------------------------------

12.4.2.5 メッセージキュー情報の表示

  メッセージキュー情報の表示は、mqdprtqコマンドを使用して行います。このコマンドは、運用中のメッセージキューの状態を見る場合に使用します。

  mqdprtqコマンドには以下の三つの表示内容があります。目的に応じて使い分けてください。

  以下にmqdprtqコマンド(メッセージキュー名の一覧表示)の入力例を示します。

--------------------------------------
   mqdprtq  
--------------------------------------

12.4.2.6 メッセージキューのアクセス状態の変更

  メッセージキューのアクセス状態の変更は、mqdchgqコマンドを使用して行います。このコマンドは、メッセージキューを以下の状態に変更する場合に使用します。

  送信禁止は、アプリケーションからのメッセージ送信を抑止して、受信側アプリケーションを動作させることで、メッセージキューに滞留しているすべてのメッセージを処理したい場合などに使用します。受信禁止は、アプリケーションが誤ってメッセージを受信することを防ぐ場合などに使用します。

  以下にmqdchgqコマンド(メッセージの受信を禁止する)の入力例を示します。

--------------------------------------
   mqdchgq  -c -r Qname01
--------------------------------------

12.4.2.7 SMTP連携サービスの停止

  通常、SMTP連携サービスの停止は、MQDの停止時に行うため不要です。MQD運用中にSMTP連携サービスだけを停止したい場合には、mqdstpsvcコマンドを使用して行います。

  以下にmqdstpsvcコマンドの入力例を示します。

--------------------------------------
   mqdstpsvc  SCOM
--------------------------------------

12.4.2.8 Interstageの停止

  Interstageのアプリケーションを使用している場合には、MQDの停止前にInterstageを停止する必要があります。Interstageの停止は、Interstageのisstopコマンドを使用して行います。Interstageの停止方法は、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。

12.4.2.9 MQDの停止

  業務の終了時には、MQDを使用するすべてのアプリケーションを終了させた後、MQDを停止します。MQDの停止は、mqdstpコマンドを使用して行います。

  以下にmqdstpコマンドの入力例を示します。

--------------------------------------
   mqdstp  
--------------------------------------