機能説明
指定した複数のメッセージキューのすべてのカーソルをメッセージキューの先頭メッセージに移動します。
記述形式
---------------------------------------------------------------------------------------- CALL "MQDSEEKMSGEX" USING メッセージキューグループアドレス格納域名, メッセージキュー番号格納域名,復帰情報域名,復帰値格納域名 ----------------------------------------------------------------------------------------
パラメタ
MQDCONNECTQEXプログラムから通知されたメッセージキューグループのアドレスをそのまま指定します。
メッセージキューの番号が通知されます。番号は、MQDCONNECTQEXプログラムで指定したメッセージキュー名一覧の出現番号で、以下のように通知されます。
正数: メッセージキューの出現番号(先頭は1)
-1 : メッセージキューに関係なく異常復帰した場合
例外処理のための復帰情報が通知されます。エラー詳細コードには以下の値(10進数)が返されます。復帰情報の詳細については、“8.4 復帰情報の説明”を参照してください。
メッセージキュー番号格納域に“-1”を通知するエラー詳細コード
16 (SYNTAX), 18 (NOSYSTEM), 19 (NOCONNECT), 33 (NOMEMORY)
メッセージキュー番号格納域に正数を通知するエラー詳細コード
66 (NOQUE)
メッセージキュー番号格納域に正数、または、“-1”を通知するエラー詳細コード
22 (NOCONNECTQUE)
本プログラムの処理結果が通知されます。詳細は復帰値の説明を参照してください。
復帰値
本プログラムの処理結果が、特殊レジスタ“PROGRAM-STATUS”で以下のように通知されます。
正常時: 0
異常時: -1
注意事項
本プログラムを使用する場合は、事前にMQDCONNECTQEXプログラムでメッセージキューに接続してください。
正しく移動できなかった場合には、カーソル位置は保証されません。カーソルをメッセージキューの先頭メッセージに移動するためには、MQDDISCONNECTQEXプログラムを使用して複数メッセージキューから切断を行い、MQDCONNECTQEXプログラムを使用して再度複数メッセージキューへ接続を行ってください。
直前のトランザクションを取り消した場合には、カーソルを先頭メッセージに位置付けるために本プログラムを実行してください。