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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書

6.1.6 メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合のトランザクション連携

  Interstageのトランザクション環境下で、メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の、以下の注意事項について説明します。

  なお、Interstageのトランザクション機能の詳細については、“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”および“リファレンスマニュアル(コマンド編)”,“リファレンスマニュアル(API編)”,“チューニングガイド”を参照してください。

  Interstageのグローバルトランザクション配下では、Symfoware/RDBトランザクション連携機能を利用することはできません。

リソース管理プログラム

  メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、MQD用リソース管理プログラムとは別に、MQDが使用するデータベース用のリソース管理プログラムが必要です。このMQDが使用するデータベース用のリソース管理プログラムのリソース定義ファイルでは、オープン文字列として以下の指定を記述します。

データベース名:MQDが使用するデータベース名‘MQD_MQDシステム名’を指定

  コネクション名:MQDが使用するコネクション名‘MQD_MQDCONNECT’を指定

  以下に、MQDが使用するデータベース用のリソース管理プログラムのリソース定義ファイルの記述例を示します。

  NAME=mqdrdb
  RMNAME=RDBII
  OPENINFO=TO 'MQD_MQD001' USER 'mqdadmin/mqdadminpwd' AS 'MQD_MQDCONNECT'
  CLOSEINFO=

  NAME=mqdrdb
  ENVIRON LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FSUNiconv/lib
  RMNAME=RDBII
  OPENINFO=TO 'MQD_MQD001' USER 'root/system' AS 'MQD_MQDCONNECT'
  CLOSEINFO=

  また、MQD用リソース管理プログラムのリソース定義ファイルには、データベース管理システムが使用する環境変数を指定する必要があります。

  以下に、MQD用リソース管理プログラムのリソース定義ファイルの記述例を示します。

  NAME=mqdrsc
  RMNAME=XA_MQD
  OPENINFO=MQD:MQD001
  CLOSEINFO=

  NAME=mqdrsc
  ENVIRON LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FSUNiconv/lib
  RMNAME=XA_MQD
  OPENINFO=MQD:MQD001
  CLOSEINFO=
ワークユニット定義

  メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ワークユニット定義には以下の記述が必要です。

  なお、環境変数‘MQD_QMDBXA’の指定がない場合や環境変数の値に‘1’以外を指定した場合は、アプリケーションの動作は保証されませんので注意が必要です。

  以下に、ワークユニット定義の記述例を示します。

  
      ・
      ・
      ・
  ## ワークユニット制御オプション
  [Control Option]
  
  # APL動作時に使用する環境変数
  Environment Variable:MQD_QMDBXA=1
      ・
      ・
      ・
  ## リソースマネージャ情報
  [Resource Manager]
  # MQDのリソース定義名
  Name:mqdrsc
  RM:XA_MQD
  [Resource Manager]
  # MQDが使用するデータベースのリソース定義名
  Name:mqdrdb
  RM:RDBII
  [Resource Manager]
  # 業務として使用するデータベースのリソース定義名
  Name:rdbrsc
  RM:RDBII
      ・
      ・
      ・

  
      ・
      ・
      ・
  ## ワークユニット制御オプション
  [Control Option]
  # APL動作時に使用するライブラリパス
  Library for Application:/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FSUNiconv/lib
  
  # APL動作時に使用する環境変数
  Environment Variable:MQD_QMDBXA=1
      ・
      ・
      ・
  ## リソースマネージャ情報
  [Resource Manager]
  # MQDのリソース定義名
  Name:mqdrsc
  RM:XA_MQD
  [Resource Manager]
  # MQDが使用するデータベースのリソース定義名
  Name:mqdrdb
  RM:RDBII
  [Resource Manager]
  # 業務として使用するデータベースのリソース定義名
  Name:rdbrsc
  RM:RDBII
      ・
      ・
      ・