rcxadm imageは、RCVE既存のコマンドです。詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」を参照してください。ここでは追加機能についてだけ説明します。
名前
【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm image - イメージの操作
【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm image - イメージの操作
形式
rcxadm image create -server resource -name image [-comment comment] [-to pool] [-storage vstorage] [-nowait]
rcxadm image delete -server resource -version version
rcxadm image restore -server resource [-version version] [-nowait]
rcxadm image list -type {backup|cloning|snapshot} {[-server resource]|[-name image]} [-detail]
rcxadm image snapshot -server resource [-comment comment] [-online] [-nowait]
rcxadm image move -name image -to pool [-nowait]
機能説明
rcxadm imageの追加機能は以下のとおりです。
イメージ採取(create)時に、-toオプションにより、イメージの格納先リソースプールを指定できます。-storageオプションにより、イメージの格納先仮想ストレージを指定できます。
rcxadm image create -server resource -name image [-comment comment] [-to pool] [-storage vstorage] [-nowait]
snapshotサブコマンドにより、L-Serverのスナップショットを採取できます。
rcxadm image snapshot -server resource [-comment comment] [-nowait]
deleteサブコマンドにより、L-Serverのスナップショットを削除できます。
rcxadm image delete -server resource -version version
restoreサブコマンドにより、L-Serverのスナップショットを復元できます。
rcxadm image restore -server resource [-version version] [-nowait]
一覧表示(list)時に、-typeオプションでsnapshotを指定できます。また、-detailオプションにより詳細情報を出力できます。
rcxadm image list -type {backup|cloning|snapshot} {[-server resource]|[-name image]} [-detail]
オーケストレーションツリーに登録したイメージをリソースプール間で移動できます。移動先のリソースプール名を-toオプションで指定します。
rcxadm image move -name image -to pool [-nowait]
サブコマンド
RCVE既存機能に加え、L-Serverのスナップショットを削除できます。
RCVE既存機能に加え、L-Serverのスナップショットを復元できます。
指定されたL-Serverのスナップショットを採取します。
オーケストレーションツリーに登録したイメージをリソースプール間で移動します。
オプション
resourceにはL-Server名を指定します。
サブコマンドで指定した操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。
クローニングマスタを格納するリソースプール名または移動先のリソースプール名を指定します。
省略時は、更新権のあるリソースプールのうち、優先度の一番高いリソースプールが指定されたものとみなします。
採取したクローニングマスタを格納する仮想ストレージ名を指定します。
省略時は、クローニングマスタを採取するL-Serverが格納されている仮想ストレージリソースを指定したものとみなします。
参照したいイメージを指定します。snapshotを指定した場合は、スナップショットイメージを表示します。
参照したいイメージの詳細情報を表示します。
commentには、スナップショットを識別するためのコメントを指定します。
日本語、半角文字に関係なく128文字以内の文字列を指定します。
ただし、パーセント("%")、円マーク("\")、ダブルクォーテーション( " )はcommentの文字としては使用できません。
注意
comment内に空白を含める場合、comment文字列全体をダブルクォーテーション( " )で囲んでください。
L-Serverのステータスに関係なく、スナップショットを実行させるときに指定します。
imageには、採取したクローニングマスタを識別する名前を指定します。
注意
イメージ採取(create)を行った場合、サーバ仮想化ソフトウェア製品では以下の名前でテンプレートが作成されます。
サーバ仮想化ソフトウェア製品 | サーバ仮想化ソフトウェア製品での名前 |
---|---|
VMware | クローニングマスタ名@世代番号 |
サーバ仮想化ソフトウェア製品でテンプレートを作成する場合は、名前に上記の形式を使用しないでください。
サーバ仮想化ソフトウェア製品上でVMゲストからテンプレート作成を行う場合、VMゲストのシステムディスクは以下の設定にしてください。
サーバ仮想化ソフトウェア製品 | システムディスク |
---|---|
VMware | SCSI コントローラ:0、ID:0 のディスク |
イメージ採取(create)時に指定する名前imageは、物理サーバのクローニングマスタ名と重ならないようにしてください。物理サーバのクローニングマスタについては、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」を参照してください。