ここでは、本製品が提供するコマンドの概要について説明します。
コマンドには、以下の種類があります。
ログイン操作コマンド
rcxlogin
オーケストレーション操作コマンド
rcxadm lserver
rcxadm vstorage
rcxadm disk
rcxadm network
リソースフォルダ・リソースプール操作コマンド
rcxadm pool
rcxadm folder
サーバリソース操作コマンド
rcxadm chassis
rcxadm server
イメージ操作コマンド
rcxadm image
L-Serverテンプレート操作コマンド
rcxadm template
ユーザ操作コマンド
rcxadm user
rcxadm usergroup
制御・環境設定コマンド
rcxadm imagemgr
rcxadm agtctl
rcxadm certctl
rcxadm deployctl
rcxadm lanctl
rcxadm mgrctl
deployment_service_uninstall
ログイン操作コマンド、サーバリソース操作コマンド、制御・環境設定コマンド(rcxadm imagemgrを除く)は、ServerView Resource Coordinator VEと共通です。詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」を参照してください。
rcxadm imageとrcxadm imagemgrは、ServerView Resource Coordinator VEのコマンドを拡張しています。
OSの管理者権限を持つユーザアカウントは、すべてのコマンドを実行できます。その他のユーザアカウントは、事前にrcxloginコマンドを使ってログインすることで許可された範囲のコマンドを実行できます。
OSの一般ユーザの権限で実行するスクリプト内で、本製品の特権管理の権限が必要なコマンドを実行する場合は、事前にrcxloginコマンドに-saveオプションを指定して実行してください。
詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」を参照してください。
本製品では、ユーザに対して、アクセスできるリソースと可能な操作の組み合わせ(ロール)を設定することで、ユーザの権限を制限できます。
ユーザアカウントとロールの詳細については、「付録C ロール・ユーザグループ」を参照してください。
参考
Windows Server 2008の場合、ユーザ名がAdministratorではない管理者権限を持つユーザアカウントでは、メニューからコマンド プロンプトを起動しても、管理者権限でコマンドを実行できません。
メニューのコマンド プロンプトを右クリックし、表示されたメニューから[管理者として実行(A)]を選択してコマンド プロンプトを起動したあと、操作を行ってください。
ポイント
管理サーバで動作するコマンドは、すべて以下のフォルダに配置されています。
【Windows】
インストールフォルダ\Manager\bin
【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin