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ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド

D.1.2 [サーバ]タブ

CPU数

L-Serverに割り当てるサーバのCPU数を入力します。1~8の整数を入力します。

CPU性能

L-Serverに割り当てるサーバのCPU性能を入力します。GHzを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~8の範囲で指定できます。

入力した値は、VMホストの物理CPUのクロックに対して、L-Serverに割り当てるCPUの比率を決めるために使用します。VMプール内に物理CPUの種類が異なるVMホストが登録されている場合には、割り当てられるVMホストによって、実際の処理性能が異なる場合があります。

メモリサイズ

L-Serverに割り当てるサーバのメモリ容量を入力します。GByteを単位として、小数第一位までの数値を入力します。0.1~255の範囲で指定できます。

OS種別

L-Serverに割り当てるOSの種別を指定します。イメージの配付を伴う場合は、イメージが持つOS種別を使用するため、指定する必要はありません。なお、OS種別はOSのインストール後に変更できます。

使用するVMホスト(省略可)

L-Serverに割り当てるリソースを個別に指定します。
仮想サーバの場合、VMホストまたはVMプールを指定します。指定しない場合、L-Serverを作成できるVMホストをVMプールから自動的に探します。VMプールが複数ある場合は、VMプールに設定された優先度が高いものから、順にVMホストを探します。

サーバ冗長化

L-Serverに割り当てるサーバの冗長性を指定します。冗長性を有効にする場合、"HA"チェックボックスにチェックを入れてください。"HA"チェックボックスにチェックを入れるとHA機能が有効なVMホストに配置されます。
仮想サーバが動作する物理サーバに故障が発生すると、正常な物理サーバ上で仮想サーバを再起動して復旧できます。
"HA"チェックボックスにチェックを入れないとHA機能が無効なVMホストへ優先的に配置されます。
"HA"チェックボックスにチェックを入れない場合でもHA機能が無効なVMホストが存在しない、またはCPUやメモリの空きがない場合は、HA機能が有効なVMホストにVMゲストが配置されます。
HA機能が有効なVMホストに配置された場合、サーバ仮想化ソフトウェアによるHA機能が有効になります。

運用位置

L-Serverに割り当てるサーバの物理的な位置が変更可能かを入力します。

  • "固定"

    前回動作していたVMホストと同じVMホスト上で起動します。別のVMホストで起動したい場合は、サーバ間の移動を行います。

  • "起動毎に変更"

    起動時に、最適なVMホストを自動的に選択します。"使用するVMホスト"を指定している場合も、2回目の起動からは別のVMホストで動作する可能性があります。

排他運用

L-Serverに割り当てる仮想サーバを、物理サーバ上で他の仮想サーバと同じVMホスト上で動作させたくない場合に入力します。例えば、複数の仮想サーバを用いてロードバランス型の業務を動作させる場合、排他運用を設定することで、物理サーバが1台故障した場合でも1つの仮想サーバしか停止しないため、縮退状態で業務を継続できます。操作権限を持つL-Server名、またはリソースフォルダ名を指定します。
指定されたL-Serverの仮想サーバとは、異なる物理サーバ上に割り当てられます。

リソースフォルダ名を指定する場合、リソースフォルダ内に自分自身のL-Serverが含まれていても問題ありません。なお、以下の場合、排他運用の指定にかかわらず、同じ物理サーバ上に割り当てられる場合があります。

  • L-Serverの移動を行った場合

  • VMプール内にL-Serverを配置できる空き容量を持ったVMホストが存在しない場合など、排他運用の条件に合うVMホストが他に見つからない場合

  • VM製品のHA機能や自動再配置機能(例:VMware HAやDRS)を有効にした場合