ここでは、本製品のシステム構成について例を使用して説明します。
図1.4 システム構成例
管理サーバ
複数の管理対象サーバを管理するサーバです。
管理サーバは、Windows環境とLinux環境で動作します。
管理サーバに、マネージャをインストールしてください。クラスタソフトウェアを利用することで冗長構成を実現できます。また、管理クライアントと共通にできます。
管理サーバにエージェントをインストールし、管理サーバ自身を監視、操作する運用形態はできません。
管理対象サーバ
業務を運用するサーバです。管理サーバによって管理されます。
サーバ仮想化ソフトウェア環境では、VMホストだけにエージェントをインストールしてください。
管理クライアント
管理サーバに接続し、システム全体の構成や状態をGUIから確認・操作するクライアント端末です。
管理クライアントは、Windows環境で動作します。
VM管理製品のサーバ
複数のサーバ仮想化ソフトウェアを統合管理するVM管理製品(VMware vCenter Serverなど)を動作させるサーバです。管理サーバと共存させて共通にできます。
なお、管理サーバと共用する場合は、管理サーバとVM管理製品が動作する両方のリソースが必要になるため、注意してください。
管理LAN
管理対象サーバを管理サーバから管理するためのLANです。
管理対象サーバで業務を行うための業務LANとは別に設置します。
管理LANに対してネットワーク冗長化ソフトウェアを利用することで、監視や電源操作などを冗長化できます。