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ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド

1.1 特長

本製品は、プライベートクラウドやデータセンターのリソース(サーバ、ストレージ、ネットワークなど)を一元管理します。これらのリソースをリソースプールとして管理することで、インフラ投資コストの低減とICTガバナンスを強化するダイナミックリソース管理を行うソフトウェアです。

本製品には、以下の特長があります。


ビジネスの変化への迅速な対応

サーバ、ストレージ、ネットワーク、イメージ(*1)などのリソースを集約し、リソースプールとして管理することで、利用者の要求に応じてこれらのリソースを組み合せたサーバ(ストレージ、ネットワークを含めた)を迅速に提供します。これにより、新規業務の立ち上げや業務拡張・変更などが簡単に行え、ビジネスの変化に迅速に対応できます。

*1: サーバからOSを含むディスクの内容を採取し、他のサーバに配付できる状態にしたものです。


インフラ投資コストの低減

サーバ、ストレージリソース、ネットワークリソース全体を見える化し、それぞれのリソースの使用状況を把握できます。これにより、未使用のリソースを有効に活用でき、必要なリソースの計画的導入が行えます。他の用途に転用できなかった未使用のリソースを有効活用できるため、インフラ投資コストを低減できます。


インフラ運用コストの低減

本製品では、ストレージ、ネットワークを含めたサーバの論理的な仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を定義したひな型を提供します。このひな型を用いてサーバ、ストレージ、ネットワークを含めたシステム構成を標準化することで、以下のようなメリットがあります。

ICTガバナンスにもとづいた運用の実現

小規模(数台)~大規模(数万台)のプラットフォームに対して、セキュリティ管理(ロール管理、アクセスコントロール)ができます。集約したリソースを利用者単位で分離し、それぞれがセキュリティを保つことで、ICTガバナンスにもとづいた運用を実現します。