Symfoware/RDBでは、ローカルアクセスを行うとき、複数のSymfoware/RDBの動作環境を作成して運用することができます。
このような運用形態を、マルチRDB運用といいます。
アプリケーションを利用して、ローカルアクセス時に異なるSymfoware/RDBに接続する場合は、データベース名にシステム名を付けて指定します。
EXEC SQL CONNECT TO 'rdbsys2.DB01';
CONNECT文を複数記述することによって、複数のSymfoware/RDB環境に接続することができます。以下に例を示します。
図1.22 マルチRDB運用のコネクション
アプリケーションをマルチRDB環境で利用する
システム名を省略した場合は、環境変数RDBNAMEで指定したものが有効となります。以下に例を示します。
Solarisの場合
Cシェルで指定する場合
setenv RDBNAME rdbsys1
bash、Bシェル、Kシェルで指定する場合
RDBNAME=rdbsys1; export RDBNAME
Linuxの場合
TCシェルで指定する場合
setenv RDBNAME rdbsys1
bashで指定する場合
RDBNAME=rdbsys1; export RDBNAME
Windows(R)の場合
set RDBNAME = rdbsys1
図1.23 マルチRDB環境におけるアプリケーションの利用