Interstage Business Process Manager Analyticsのインストールおよびセットアップ手順について説明します。
Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール手順について、以下に説明します。
参考
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド」" 4.1 インストール"
【Windows版】
注意
「インストールの選択画面」では「サーバ」を選択してください。
インストーラを起動します。
以下のCD-ROMをコンピュータのCD-ROMドライブにセットします。
- Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No.3/4
ポイント
インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。
CD-ROMドライブ:\swSetup.exe
表示された画面で[セットアップ]→[Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール]を選択します。
[インストール]をクリックします。
「サーバ」を選択し、[次へ]をクリックします。
インストールを確認します。
[インストールの確認]画面で入力内容の確認を行います。インストール先など変更を行う場合は[変更する]を選択して[次へ]をクリックし、設定の変更を行ってください。内容に問題がなければ[変更しない]を選択し、[次へ]をクリックしてください。インストールが開始されます。
[完了]をクリックします。
【Solaris版】
CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。
“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 6/7”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。
# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1) # /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0(*2)
(*1)/cdrom/cdrom0が無い場合のみ必要です。
(*2)nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。
インストールに必要なInterstageのサービスを起動します。以下のコマンドを実行してください。
Interstage JMXサービスを起動します。
# /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart
GUIサービスを起動します。
# /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart
Interstageサービスを起動します。
# /opt/FSUNtd/bin/isstart
インストーラを起動します。
インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/cdrom/cdrom0の場合)
# cd /cdrom/cdrom0/bpma # ./install.sh
標準設定のままインストールを行います。何も入力せず[Enter]キーを押します。
This package's installation information is as follows: Installation Type: server (fixed value) Install directory: /opt (fixed value) Workspace directory: /var/opt (fixed value) Application Server Type: Interstage (fixed value) Java Home directory: /opt/FJSVawjbk/jdk5 (fixed value) Server FQDN or IP address: cmdb-rx5-217 Port Number: 80 Would you like to change the install information? n [y,n,?,q]
【Linux版】
CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。
“Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V13.4.0 Disc No. 3/4”のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。
# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)
(*1)CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。
インストールに必要なInterstageのサービスを起動します。以下のコマンドを実行してください。
Interstage JMXサービスを起動します。
# /opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart
GUIサービスを起動します。
# /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart
Interstageサービスを起動します。
# /opt/FJSVtd/bin/isstart
インストーラを起動します。
インストーラの起動方法を以下に示します。(CD-ROMのマウントポイントが/mnt/cdromの場合)
# cd /mnt/cdrom/bpma # ./install.sh
注意
自動的にマウントされた場合に、実行許可がないために、以下のメッセージが出力される場合があります。
-bash: ./install.sh: /bin/sh: bad interpreter: 許可がありません
その場合は、アンマウントしてから、1の手順で再度マウントしてください。
標準設定のままインストールを行います。何も入力せず[Enter]キーを押します。
This package's installation information is as follows: Installation Type: server (fixed value) Install directory: /opt (fixed value) Workspace directory: /var/opt (fixed value) Application Server Type: Interstage (fixed value) Java Home directory: /opt/FJSVawjbk/jdk5 (fixed value) Server FQDN or IP address: cmdb-rx5-217 Port Number: 80 Would you like to change the install information? n [y,n,?,q]
Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録を行います。
参考
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 使用手引書 (管理コンソール)」"5.6 JARファイル管理"
Systemwalker Service Quality Coordinatorダッシュボードを構築する上で必要となる.jarファイルを登録します。
Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
[Windows版]
「Windowsスタートメニュー」→「Interstage Business Process Manager Analytics」→「運用管理コンソール」をクリックし、ログインします(初期パスワード: bpm)。
[Solaris版 / Linux版]
モニタリングデザイナ環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを起動してください。
http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>/ibpmm/BPMAdminTool.do |
ポイント
本手順の実行はWindows環境であれば特にモニタリングデザイナ環境でなくても構いません。
Manager環境から、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを表示している環境に、以下のファイルを持ってきて、任意のディレクトリに格納します。
格納したファイルは自己解凍形式です。ダブルクリックして解凍します。
[ManagerがWindows版の場合]
<Managerのインストールディレクトリ>\dashboard\dashboard.exe
[ManagerがSolaris版/Linux版の場合]
/opt/FJSVssqc/dashboard/dashboard.exe
[システム設定]-[JARファイル管理]から、必要な.jarファイルを登録します。
[参照]ボタンをクリックし、.jarファイルを指定して[追加]ボタンをクリックします。
手順2で解凍したファイルから以下のjarファイルを登録します。
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\lib\pdb-sensor.jar
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\cmdb-common.jar
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\axiom-dom-1.2.5.jar
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\commons-logging-1.1.jar
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\cmdb\lib\wsdl4j-1.6.2.jar
Interstage Business Process Manager Analyticsへの定義ファイルの登録を行います。
Interstage Business Process Manager Analyticsのセンサー用のテンプレートファイルを配置します。
「3.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録」の手順2で、Manager環境から持ってきて解凍したファイルの中にあるPDBディレクトリをディレクトリごとダッシュボードサーバ環境にコピーします。
なお、PDBディレクトリには以下のファイルが格納されています。
agenttype.xml
template.xml
template_resource.properties
template_resource_ja.properties
[Windows版]
コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\types\PDB
コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\types
[Solaris版 / Linux版]
コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\types\PDB
コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/IBPMMServer/apps/ibpmm.war/conf/types
Interstage Business Process Manager Analyticsのセンサー用のログ定義ファイルを配置します。
C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\logの下に、「3.2.4.2 Interstage Business Process Manager Analyticsへのjarファイルの登録」の手順2で、Manager環境から持ってきて解凍したファイルの中にあるBPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xmlをダッシュボードサーバ環境にコピーします。
[Windows版]
コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\log\BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xml
コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
C:\Interstage\J2EE\var\deployment\ijserver\IBPMMServer\apps\ibpmm.war\conf\log
[Solaris版 / Linux版]
コピー元(Manager環境からファイルを持ってきた環境)
<解凍先ディレクトリ>\dashboard\sensor\log\BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xml
コピー先(ダッシュボードサーバ環境)
/var/opt/FJSVj2ee/deployment/ijserver/IBPMMServer/apps/ibpmm.war/conf/log
Interstageのワークユニットを停止して、再起動します。再起動後に、設定が有効となります。
参考
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
「Interstage Web Server 運用ガイド(基本編)」"2.2 ワークユニットの起動・停止"
以下のURLを指定し、Interstage管理コンソールを表示します。
SSL暗号化通信を使用する場合(Interstage Web Serverをデフォルトの設定でインストールした場合)
https://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/
SSL暗号化通信を使用しない場合
http://ホスト名:ポート番号/IsAdmin/
ポイント
ホスト名
ダッシュボードサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。
ポート番号
Interstage管理コンソール用のInterstage HTTP Serverのポート番号を指定します。ポート番号はInterstage Web Serverのインストール時に設定します。デフォルトは12000です。
ホスト名、ポート番号の指定については、SSL暗号化通信を使用しない場合と同様です。
Interstage Web Serverインストール時のアカウントでログインします。
[システム]-[ワークユニット]-[IBPMMServer]を選択すると以下の画面が表示されますので、[停止]ボタンをクリックします([停止]ボタンと[強制停止]ボタンの選択画面が表示されることがありますが、[停止]ボタンを選択して[実行]ボタンをクリックします)。
以下の画面に戻ったら[起動]ボタンをクリックします。
Interstage Business Process Manager Analyticsのデータベースを作成します。
参考
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
「Interstage Business Process Manager Analytics V11.0 導入ガイド」"第8章実行環境のセットアップ手順"
Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
[Windows版]
「Windowsスタートメニュー」→「Interstage Business Process Manager Analytics」→「運用管理コンソール」をクリックし、ログインします(初期パスワード: bpm)。
[Solaris版 / Linux版]
モニタリングデザイナ環境のWebブラウザから以下のURLにアクセスして、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールを起動してください。
http://<ダッシュボードサーバのIPアドレス>/ibpmm/BPMAdminTool.do |
[システム設定]-[データベース管理]-[イベント格納データベース設定]から、JDBC用のドライバファイルを登録します。
ダッシュボードサーバ環境にある以下のfjsymjdbc2.jarファイルを登録します。
ポイント
必要に応じてローカル環境にファイルを転送し、転送先のパスを指定するようにしてください。
[Windows版]
<Symfoware Clientのインストールディレクトリ>\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar
[Solaris版/Linux版]
/opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar
Interstageのワークユニットを停止して、再起動します。再起動後に、設定が有効となります。
参考
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
「Interstage Web Server 運用ガイド(基本編)」"2.2 ワークユニットの起動・停止"
「Windowsスタートメニュー」-「Interstage Web Server」-「Interstage管理コンソール」をクリックします。
Interstage Web Serverインストール時のWindowsアカウントでログインします。
[システム]-[ワークユニット]-[IBPMMServer]を選択すると以下の画面が表示されますので、[停止]ボタンをクリックします([停止]ボタンと[強制停止]ボタンの選択画面が表示されることがありますが、[停止]ボタンを選択して[実行]ボタンをクリックします)。
以下の画面に戻ったら[起動]ボタンをクリックします。
イベント格納データベースの設定を行います。
「JDBCドライバ」の欄で"Symfoware com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver"を選択すると、確認画面が表示されますので、[OK]をクリックします。
以下の項目をそれぞれ入力し、[変更]をクリックします。
設定値 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
[JDBC接続URL] | 「JDBC接続URL」の欄に表示されたURL内の各パラメーター([host], [port], [dbName], [schemaName])を実際の運用環境のものに置き換えます。 | |||
[host] | ダッシュボードサーバ名またはIPアドレスに置き換えます。 | |||
[port] | 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順3-dで設定した「リモートアクセスで使用するポート番号」の値に置き換えます。 | |||
[dbName] | 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義した“EVENT”に置き換えます。データベース名“EVENT”を変更している場合は変更後の名称に置き換えてください。 | |||
[schemaName] | 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義した“EVENTSCHEMA”に置き換えます。データベーススキーマ名“EVENTSCHEMA”を変更している場合は変更後の名称に置き換えてください。 | |||
[DBスペース名] | 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義した“EVENTSPACE”を設定します。データベーススペース名“EVENTSPACE”を変更している場合は変更後の名称を設定してください。 | |||
[ユーザ名] | 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義したユーザー名(.datファイルの例で“EVENTUSER”に設定した実際の値)を設定します。 | |||
[パスワード] | 「3.2.3.2 Symfoware Serverのセットアップ」の手順4-iで作成した.datファイルに定義したユーザーのパスワード(.datファイルの例で“password”に設定した実際の値)を設定します。 |
[DBテーブル管理]タブに移動し、イベント格納データベースと分析データベースの横にある[テーブル作成]ボタンをクリックします。
[イベント格納データベース]の状態欄が"作成済み"となったのを確認します。
[BPM Analytics Server]タブをクリックし、右に表示された画面上で[起動]ボタンをクリックします。[状態]欄が"停止"から"起動"に変わったのを確認し、右上の[ログアウト]ボタンをクリックします。