■実行環境
本コマンドは、運用管理クライアントで実行できます。
■実行に必要な権限
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
注意
本コマンドをWindows Vista(R)/Windows(R) 7/Windows(R) 2008環境で実行する場合は、管理者権限で実行してください。Windowsの [スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] 、[コマンドプロンプト] をポイントして右クリックメニュー[管理者として実行] を選択して起動し、そこで本コマンドを実行します。
Windows Vista(R)/Windows(R) 7/Windows(R) 2008環境のタスクスケジューラに登録して実行する場合は、登録するタスクのプロパティウィンドウ内で[全般]タブを選択し[最上位の特権で実行する(I)]にチェックを入れてください。
■機能説明
保存日数を超えた定期レポートを削除するコマンドです。スケジューラへ登録して定期レポートの自動削除に使用します。
■記述形式
sqcDeleteReport -c console_define -d retention_days -w retention_days -m retention_days |
■オプション
削除対象レポートのコンソール定義名を指定します。本パラメタは省略できません。
日報の保存日数(0~1500)を指定します。本パラメタは省略できません。
週報の保存日数(0~1500)を指定します。本パラメタは省略できません。
月報の保存日数(0~1500)を指定します。本パラメタは省略できません。
ポイント
保存日数を0と指定した場合、指定されたレポート形式に関して削除を行いません。
コマンド実行日時から、XX日以前に作成されたレポートを削除します。
■使用例
日報の保存期間を10日、週報の保存期間を60日、月報の保存期間を365日とした場合のオプション指定例。
> sqcDeleteReport -c DefaultConsole -d 10 -w 60 -m 365 |
定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドは、Systemwalker Operation Managerなどのスケジューラ機能を持つソフトウェアへ登録して使用します。ここでは、Windows 2000付属のタスクスケジューラを例に、コマンドのスケジューラへの登録方法を説明します。
■新規タスクを追加する
コントロールパネルのタスクを開き、タスクスケジューラを起動します。
「ファイル」メニューの[新規]から[タスク]をクリックし、新規タスクを追加します。
■コマンド指定する
設定するタスクを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[タスク]タブでは、実行するファイル名に定期レポート作成コマンド(または定期レポート削除コマンド)をオプション指定した状態で指定します。
実行するファイル名の指定例
"C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcMakeReport.exe" -c DefaultConsole daily |
ポイント
[実行するアカウント名]にはAdministrator権限を持つユーザを指定します。
■スケジュールを設定する
[スケジュール]タブでは、レポート作成コマンドの起動スケジュールを指定します。
[OK]を選択し、プロパティの設定を終えます。
ポイント
[タスクのスケジュール]は、日報を作成する場合は[日単位]、週報を作成する場合は[週単位]、月報を作成する場合は[月単位]を指定します。