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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(コンソール編)

4.5.2 sqcDeleteReport(定期レポート削除コマンド)

■実行環境

本コマンドは、運用管理クライアントで実行できます。


■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

注意

  • 本コマンドをWindows Vista(R)/Windows(R) 7/Windows(R) 2008環境で実行する場合は、管理者権限で実行してください。Windowsの [スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[アクセサリ] 、[コマンドプロンプト] をポイントして右クリックメニュー[管理者として実行] を選択して起動し、そこで本コマンドを実行します。

  • Windows Vista(R)/Windows(R) 7/Windows(R) 2008環境のタスクスケジューラに登録して実行する場合は、登録するタスクのプロパティウィンドウ内で[全般]タブを選択し[最上位の特権で実行する(I)]にチェックを入れてください。


機能説明

保存日数を超えた定期レポートを削除するコマンドです。スケジューラへ登録して定期レポートの自動削除に使用します。


記述形式

sqcDeleteReport -c console_define -d retention_days -w retention_days -m retention_days


オプション

-c console_define

削除対象レポートのコンソール定義名を指定します。本パラメタは省略できません。

-d retention_days

日報の保存日数(0~1500)を指定します。本パラメタは省略できません。

-w retention_days

週報の保存日数(0~1500)を指定します。本パラメタは省略できません。

-m retention_days

月報の保存日数(0~1500)を指定します。本パラメタは省略できません。

ポイント

保存日数を0と指定した場合、指定されたレポート形式に関して削除を行いません。

コマンド実行日時から、XX日以前に作成されたレポートを削除します。


使用例

日報の保存期間を10日、週報の保存期間を60日、月報の保存期間を365日とした場合のオプション指定例。

> sqcDeleteReport -c DefaultConsole -d 10 -w 60 -m 365


4.5.2.1 スケジューラへの登録例

定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドは、Systemwalker Operation Managerなどのスケジューラ機能を持つソフトウェアへ登録して使用します。ここでは、Windows 2000付属のタスクスケジューラを例に、コマンドのスケジューラへの登録方法を説明します。


新規タスクを追加する

コントロールパネルのタスクを開き、タスクスケジューラを起動します。

「ファイル」メニューの[新規]から[タスク]をクリックし、新規タスクを追加します。


コマンド指定する

設定するタスクを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

[タスク]タブでは、実行するファイル名に定期レポート作成コマンド(または定期レポート削除コマンド)をオプション指定した状態で指定します。

実行するファイル名の指定例

"C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcMakeReport.exe" -c DefaultConsole daily

ポイント

[実行するアカウント名]にはAdministrator権限を持つユーザを指定します。


スケジュールを設定する

[スケジュール]タブでは、レポート作成コマンドの起動スケジュールを指定します。

[OK]を選択し、プロパティの設定を終えます。

ポイント

[タスクのスケジュール]は、日報を作成する場合は[日単位]、週報を作成する場合は[週単位]、月報を作成する場合は[月単位]を指定します。