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Interstage Information StorageV10.0.0 運用ガイド

3.7.1 不整合検出コマンドによる不整合の検出

ここでは不整合検出コマンド(dcccheck)について説明します。


運用中に発生しうる、蓄積データファイルと資源管理の管理レコードの状態との不整合を以下に示します。

dcccheckコマンドは、Interstage Information Storageに格納されている蓄積データファイルと資源管理の状態を相互に確認することで、これらの不整合状態を検出します。


sampleカテゴリに対して不整合検出コマンドを実行し、結果を/DATA/mismatch.txtに出力する

dcccheck  out_file=/DATA/mismatch.txt cat_name=sample

参照

管理レコードの状態の詳細については"解説書"の"3.5.1.5 蓄積データファイル管理状態の操作"を参照してください。

dcccheckコマンドの詳細については"コマンドリファレンス"を参照してください。


注意

dcccheckコマンドはカテゴリに登録されているすべての管理レコードに対して不整合の確認をします。

そのため、登録されている管理レコード数(無効状態、削除済み状態含む)によっては、コマンドの完了までに長時間を要することがあります。

dcccheckコマンド実行中は、データの格納や削除、管理レコードの無効化、管理レコードの削除など運用のコマンドを実行しないでください。誤ってdcccheckコマンドと運用のコマンドを同時に実行した場合、正しくない情報が取得されることがあります。