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Interstage Information StorageV10.0.0 運用ガイド

3.2.1 管理パーティションへの DSS サーバ情報の追加

管理パーティションに DSS サーバ情報を追加する方法について説明します。


図3.1 管理パーティションへの DSS サーバ情報の追加の流れ


注意

DSS サーバを冗長化する構成を選択している場合は、管理パーティションへの DSS サーバ情報を追加する前に、クラスタパーティションが発生していないことを必ず確認してください。クラスタパーティションが発生している場合は、まず、クラスタパーティションを解消してください。


参照

クラスタパーティションが発生しているかを確認する方法、および、クラスタパーティションを解消する方法は、“トラブルシューティング”の“3.5.5 sfcfrmd デーモンが起動しない”を参照してください。


3.2.1.1 共用ディスク設定

DSS サーバを追加する場合は、追加する DSS サーバが共用デバイスを参照できるように、共用ディスクを設定する必要があります。


3.2.1.2 sfcfrmd デーモンの停止

管理パーティションへ DSS サーバ情報を追加するためには、すべての DSS サーバにおいて sfcfrmd デーモンが停止している必要があります。sfcfrmd デーモンを停止するには、sfcfrmstop(8) を使用します。


参照

sfcfrmstop(8)の詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。


注意

sfcfrmd デーモンの停止を行う前に、すべての DSS ファイルシステムをアンマウントしてください。


すべての DSS サーバで、以下のようにコマンドを実行してください。

# sfcfrmstop <Enter>

3.2.1.3 管理パーティションへのDSS サーバ情報の追加

管理パーティションへ DSS サーバ情報を追加する場合は、sfcsetup(8) の -a オプションを使用します。

以下では、管理パーティションに DSS サーバ情報を追加する例を説明します。

追加する DSS サーバで、以下の操作を実行してください。


  1. 管理パーティションへ DSS サーバ情報を追加します。

    # sfcsetup -a /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>

  2. 設定した管理パーティションのパス名は、sfcsetup(8) に -p オプションを指定することで確認できます。

    # sfcsetup -p <Enter>
    /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 

  3. 追加した DSS サーバ情報は、sfcsetup(8) をオプションなしで実行することで確認できます。

    # sfcsetup <Enter>
    HOSTID      CIPNAME     MP_PATH
    80380000    mikanRMS     yes
    80380001    karinRMS     yes

3.2.1.4 sfcfrmd デーモンの起動

運用を開始するために、sfcfrmd デーモンをすべての DSS サーバで起動します。


参照

sfcfrmd デーモンの起動の詳細については、“導入ガイド”の“6.3.1.4 sfcfrmd デーモンの起動”を参照してください。