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Interstage Information StorageV10.0.0 運用ガイド

2.11.1 誤ったデータを格納したときのリカバリ

誤ったデータを格納してしまった場合、該当する蓄積データファイルをdccdeleteコマンドの個別削除モードを使用して、削除してください。

削除対象となる蓄積データファイル名はdlofentryコマンド実行時にresult_fileオプションで指定した結果出力ファイルから調べてください。


ポイント

データが格納された蓄積データファイルのファイル名は、資源管理ログに出力されません。

dlofentryコマンド実行時にresult_fileオプションを指定しなかった場合は、カテゴリ定義時に設定したファイル名構成要素から、利用者が蓄積データファイル名を特定する必要があります。

データの格納を自動運用する場合は、result_fileオプションを指定することを推奨します。

蓄積データファイルのファイル名構成要素については、"3.6.2 カテゴリの追加"を参照してください。


以下に誤ったデータを格納したときのリカバリ手順を示します。


  1. 誤ったデータを格納した蓄積データファイル名を特定する

    ロードコマンド実行後に出力された結果出力ファイルから、蓄積データファイル名を特定します。

    結果ファイルの出力例

    蓄積データファイル名:CAT_20091111183019_01.gz

    カテゴリ名:CAT
    入力ファイル名:/DATA/xml/connect01.xml
    起動日時:2009/11/11 18:30:19.807
    下記の蓄積データファイルは作成・登録済みになりました。
    蓄積データファイル名(ヘッダファイル)    バックアップファイル(ヘッダファイル)
    ----------------------------------------------------------------------------------------------------
    /DATA/data_in/CAT/CAT_20091111183019_01.gz    /DATA/data_in/CAT/bak/CATbak_20091111183019_01.gz
    ----------------------------------------------------------------------------------------------------
    蓄積データファイル登録タイムスタンプ:20091111183019818
    正常レコード6件を格納しました。
    -The End-

  2. dccdeleteコマンドを個別削除モードで実行する

    dccdeleteコマンドの個別削除モードで、蓄積データファイルを削除します。

    削除対象となる蓄積データファイルには保存期限が残っているため、必ず"refer_flag=y"を指定してコマンドを実行してください。またバックアップを取得している場合は"bak_flag=y"も指定してください。

    カテゴリ"cat1"から蓄積データファイル" CAT_20091111183019_01.gz "を削除する

    dccdelete mode=dfi cat_name=cat1 de_file_list=/DATA/delList.txt bak_flag=y refer_flag=y

    delList.txtの記述内容

    CAT_20091111183019_01.gz

参照

dccdeleteコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。