文字列による抽出では、要素の値が、文字列で指定された値と完全に一致する文書またはレコードや、大小関係にある文書またはレコードを抽出します。
検索対象外の文字列を設定したい場合は、“2.5.6 setSkipCharメソッド”(検索対象外文字列)で設定できます。
["][文字列]["]
または
['][文字列][']
要素の値と文字列が等しいかどうかを調べます。
例
/root/areaが示す要素の値が「神奈川県横浜市港北区」という文字列と等しい場合に真となります。
/root/area == "神奈川県横浜市港北区"
要素の値と文字列を文字コード値で文字列の左から右の順に大小比較します。
例
/root/namekanaが示す要素の値(文字コード値)と「さとう」の文字列の文字コード値を左から順に1文字ずつ比較し、/root/namekanaが示す要素ノードの文字コード値が大きい場合に真になります。
/root/namekana > "さとう"
注意
・文字列の完全一致、または大小比較ではパス式の最後に、パス演算子「//」は指定できません。
・文字列の完全一致、または大小比較ではパス式の最後に、パス要素「*」は指定できません。
・文字列の完全一致、または大小比較では項目式に、「$_」は指定できません。
・文字列比較の場合は、XML文書中の検索対象とする要素の値と、抽出キーワードで指定する文字列の桁数をそろえておく必要があります。