DSS ファイルシステムは、ファイルデータをエクステントベースで管理しています。1 つのファイルを構成するエクステントの数が多くなると、一部のエクステントは、Vデータ領域内の間接ブロックで管理されます。
一部のエクステントが既に間接ブロックで管理されている状態で、新たなエクステントの割り当て [write(2) による新規書き込みなど] が発生すると、間接ブロックの再構築が必要となり、一度に大量の Vデータ領域が消費される可能性があります。このため、Vデータ領域の使用量が 80% を超えている場合は、エクステントの割り当てを伴うシステムコールは失敗し、エラー番号として ENOSPC が返されます。
Vデータ領域の使用量を減らすためには、不要なファイルやディレクトリを削除するか、ファイルやディレクトリを他のファイルシステムに移動してください。
参照
Vデータ領域の使用量を確認する方法は、“コマンドリファレンス”の“sfcdf”を参照してください。