起動時
DSS クライアントは、1つ以上の DSS サーバを起動した後に起動してください。
ただし、DSS サーバ冗長化を行っている環境ですべてのノードを停止した後に、一部の DSS サーバを起動した場合、すべての DSS サーバがクラスタに参入するまで、それぞれの DSS サーバで起動を保留することがあります。
このような場合は、残りの DSS サーバを起動するか、または“トラブルシューティング集”の“3.5.5 sfcfrmd デーモンが起動しない”に従って、DSS サーバ起動の保留を解除してください。
停止時
ノードを停止する前に、停止するノードで DSS ファイルシステムにアクセスしているアプリケーションをすべて停止してください。
DSS クライアントで DSS ファイルシステムがマウントされている場合は、DSS サーバを停止しないでください。すべての DSS サーバを停止すると、DSS クライアントにおいてファイルシステムが閉塞します。
プライマリ MDS が動作している DSS サーバを含む複数のノードを停止する場合、プライマリ MDS が動作している DSS サーバを最後に停止してください。プライマリ MDS が動作している DSS サーバを先に停止すると、ファイルシステムの閉塞やノードの停止に時間がかかる場合があります。
参考
DSS ファイルシステムの共用ノードをすべて停止する場合は、DSS サーバを停止する前に、sfcmntstat(8) を利用して、DSS クライアントでファイルシステムがマウントされていないことを確認してください。
その後、sfcumntgl(8) により、DSS サーバで DSS ファイルシステムをアンマウントすると、ノードの停止順序を考慮する必要はありません。