CPMキーとは、資源管理機能がカテゴリごとにデータの内容を管理するための情報です。Interstage Information Storageに格納された蓄積データファイルは、CPMキーの値の範囲ごとにデータの内容が管理されます(例えば、2009年1月1日~2009年12月31日の月ごとのファイル、東京支店/大阪支店などの支店ごとのファイルなど)。
カテゴリごとのCPMキーの値の範囲を管理することで、データ抽出の際、抽出条件にCPMキーの項目に対する条件が指定された場合、該当する条件から抽出対象とする蓄積データファイルを自動的に絞り込むことができます。
図2.4 CPMキーとロード・抽出の関係
CPMキーは、1カテゴリに最大8個まで定義できます。CPMキーの項目名は、データ中の項目名です。XML形式のデータの場合は、要素をパス式で指定します。CSV形式のデータの場合は、CSVヘッダレコード中の項目名を指定します。
CPMキーの項目は1XML文書または1CSVレコード中でユニークに存在する必要があります。
また、CPMキーは属性を持ち、文字列型または数値型で定義します。数値型のCPMキーは、マイナス値の有無や小数値を指定することができます。
文字型の場合、半角、または半角・全角混在が指定できます。半角・全角混在を指定した場合よりも、半角を指定した場合のほうがファイルの選択範囲をより絞り込むことができます。
参照
CPMキーの設定の詳細については、“運用ガイド”の“3.6.1 カテゴリ定義機能の概要”を参照してください。
注意
以下のデータはロード時にエラーになります。
1XML文書中に同じパスのCPMキーが複数存在する。
1CSVレコード中に同項目名のCPMキーが複数存在する。
カテゴリに定義されたCPMキーが存在しない。
一度カテゴリに定義したCPMキーの項目、属性に関する内容を変更することはできません。
ポイント
CPMキーを定義したカテゴリでは、データ抽出の際に利用者が抽出対象とするファイル名を指定しない場合、抽出条件から蓄積データファイルを自動的に選択します。利用者が蓄積データファイル名を指定した場合には、指定した蓄積データファイルが抽出対象となります。
CPMキーを定義していないカテゴリでは、データ抽出の際に利用者が抽出対象とするファイル名を指定します。抽出対象となるファイル名を指定しなかった場合は、抽出条件に指定したカテゴリに登録されている全蓄積データファイルが抽出対象となります。