BPMコンソール
BPM サーバを管理するためのGUIツールです。BPM サーバの環境設定や、BPM サーバが制御している伝票(プロセス)の状態の確認などを行なうことができます。
CMDB(Configuration Management Database)
ITIL(R)で定義する構成管理データベースです。構成情報や運用プロセス情報など、ITシステム運用管理に関係する情報を扱います。
DIT(ディレクトリ構成ツリー)
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)ベースのディレクトリサービスにおけるデータ構成のことです。
DN(識別名)
そのオブジェクトを表すエントリおよびその上位エントリのRDNの列として定義されたものです。DIT中で一意です。
例)cn=user001
o=fujitsu
dc=com
EJB
Enterprise JavaBeans の略です。
Interstage BPM Studio for Systemwalker
Interstage Business Process Manager Studio for Systemwalkerの略称で、運用フローセットを作成するための開発ツールです。このツールを使用して、運用フローセットを構成する以下を作成できます。
Interstage BPM サーバ
Interstage BPM Studioの用語です。Systemwalker Runbook Automationでは「運用自動化サーバ」と読み替えてください。
LDAP
LDAPは、TCP/IP上で動作するインターネット標準のディレクトリアクセスプロトコルで、WebブラウザなどのLDAPクライアントから、直接、ディレクトリサービスを検索・参照することができます。
PIR(Post Implementation Review)
変更後、1回以上にわたるレビューのことを指します。成功したかどうか、期待どおりの効果が上がっているかどうかを判断することです。
RDN(相対識別名)
上位のエントリから見て、直接下位のエントリを識別するために使用される名称です。各RDNは、その兄弟関係において、一意でなければなりません。
例)o=fujitsu
Relation
構成アイテムおよび構成アイテムの関係を示すものを指します。
Runbook Automation管理者
Systemwalker Runbook Automationの動作設定の変更、メンテナンスを実行する人です 。運用サービス管理者や運用管理者などのアカウント管理も実施します。
UDA
Interstage BPM Studio for Systemwalkerで使用するユーザー定義属性のことです。プロセス定義の中で定義されるグローバル変数で、その値はプロセス実行中保持されます。UDAには、プロセス参加者がアクセス、変更、または追加する必要のあるデータが含まれます。
UIアクティビティ
役割にエージェント(@~から始まる名前)が定義されていないアクティビティのことです。承認など、人手が介在する処理ボックスを意味します。
Webコンソール
Systemwalker Runbook Automationを使用して、運用を自動化する、またはSystemwalkerRunbook Automationの運用に必要な情報を定義するための画面です。Webブラウザ上で使用します。
アカウント
ユーザーのパスワードや属性や権限を含めたユーザー情報のことです。
アプリケーション環境設定ファイル(myoconfig.ini)
アプリケーション関連の情報を設定するためのファイルです。メールの設定、EJBの呼び出し情報、ログの出力などの情報を設定します。
一貫伝票ID
サブプロセスを作る際に、最上に設定される伝票IDを指します。
運用管理者
データセンター全体を管理する人です。オペレータに運用フローセットの使用指示を出し、作業の結果を確認します。
運用自動化サーバ
Systemwalker Runbook Automation Managerが動作するサーバです。運用フローセットが実行されます。
運用操作アクティビティ
これまで人手で行っていた運用操作の作業を自動化するために提供されるアクティビティの総称です。
運用操作部品
運用操作部品は、これまで人手で行っていた業務サーバや連携製品に対する運用操作を自動的に実行するよう記述したRubyのスクリプトです。運用操作部品はプラットフォームの差異を吸収し、各システム管理ツールやOSについての詳細な知識を持っていなくても、簡単に使用することができるように設計されています。また、運用操作部品は既存のアプリケーションを呼び出して対象の操作を行うこともできます。
運用フロー
システム運用作業の手順を規程化(プロセス定義)したものです。Interstage BPM Studio for Systemwalker では、プロセス定義エディタを使用して簡単に運用フローを作成することができます。
運用フローセット
システム運用作業の手順を規程化(プロセス定義)した運用フローとその運用フローに付随して申請や承認作業を行う際に表示される電子フォームを1つにまとめたものです。
運用フローセット開発コンピュータ
運用フローセット開発者がInterstage BPM Studio for Systemwalkerを使用して運用フローセットや運用操作部品を開発するコンピュータです。
運用フローセット開発者
必要な運用フローセットを企画/設計/開発(具体化)/検証する人です。
運用フローセットのテンプレート
Systemwalker Runbook Automationが提供する運用フローセットのひながたです。製品のインストールまたは富士通の技術情報サイトから提供されます。運用フローセットのテンプレートは運用に合わせてカスタマイズできます。
運用フローセットプロジェクト
1つの運用フローセットを構成する運用フロー、電子フォームを管理するためのフォルダです。
エージェント
管理対象の業務サーバにインストールされる、運用自動化サーバからの指示を受けて処理を行うSystemwalker Runbook Automationの常駐アプリケーションです。
オペレータ
運用管理者の指示により運用フローセットを使用する人です。
管理者機能
運用中に、運用内容の変更・状況の把握を行うための機能です。Webコンソールで操作できます。管理者機能には、以下のものがあります。
・グループ登録
承認グループの追加・編集・削除ができます。
・伝票検索
起案者や起案日などの条件を指定して、伝票を検索できます。
・滞留伝票一覧
滞留、削除予定の伝票の一覧を表示できます。
・名称定義管理
名称定義の登録・編集・複写・削除ができます。
・メニュー定義管理
メニューの登録・編集・削除ができます。
・一覧定義管理
一覧箱の編集・組織間複写ができます。
・業務定義管理
業務定義の登録・編集・削除ができます。
・回覧ルート定義管理
回覧ルート定義の編集・削除ができます。
・伝票定義管理
伝票の編集・削除ができます。
・部門定義管理
部門の登録・編集・複写・削除ができます。
・ユーザー定義管理
ユーザーの登録・編集・複写・削除ができます。
・権限定義管理
権限定義の登録・編集・複写・削除ができます。
・運用操作部品管理
運用操作部品の登録・更新・ダウンロード・削除ができます。
・運用フローセット管理
運用フローセットの登録・更新・実行・ダウンロード・公開・削除ができます。
管理対象サーバ
運用自動化サーバから操作される対象のサーバで、業務サーバと連携サーバを含んだ総称です。
業務機能
業務システムの運用手順として各担当者に回覧するデータ画面(伝票)や、実際に回覧された伝票の情報を閲覧する(情報照会)機能です。
業務サーバ
運用自動化サーバから操作される対象の業務サーバです。
切り戻し
リリースで問題が検出された場合、リリース前の状態に戻すことです。
グループ登録
承認グループの追加・編集・削除ができます。管理者機能の1つです。
公開モード
テストモードと対応するモードで、運用フローセットを本運用するときのモードです。公開モードの運用フローセットは、変更できません。(テストモードの運用フローセットは変更できます。)
構成アイテム
ITシステムの運用管理に必要な構成情報のことで、CMDBで管理する構成要素の単位です。
実態レコード
CMDBに格納されている、稼働環境のシステムの情報のことです。
承認
申請された伝票に対して、申請内容の可否を判断することです。
承認グループ
承認グループは、伝票を任意の利用者にまとめて回送するために利用します。たとえば、「変更管理グループ」という承認グループを作成し、業務システムの変更管理担当者を承認グループのメンバーとして登録します。これにより、「変更管理グループ」に対して伝票を回送すれば、「変更管理グループ」のメンバー全員に回送されたことと同じになり、メンバー全員の「未処理案件一覧」に伝票が表示されます。ただし、伝票の承認処理を行うことができるのは一人のみとなります。
承認者
回覧ルートにおいて、開始ノードの次にあるUIアクティビティ以外の、UIアクティビティに設定された役割の担当者です。
申請者
回覧ルートにおいて、開始ノードの次にあるUIアクティビティに設定された役割の担当者です。
設計レコード
CMDBに格納されている、設計(計画)したシステムの情報のことです。
選択項目
チェックボックス、ラジオボタン、リストボックス、およびコンボボックスであらかじめ用意された値を選択する項目のことです。
滞留伝票一覧
滞留、削除予定の伝票の一覧を表示できます。管理者機能の1つです。
担当者
運用フローの各アクティビティに割り当てられている、申請・承認・申請された作業の実施などの役割を実際に担う人を指します。
中継サーバ
構成情報を集めて中継をするためのサーバです。管理対象の業務サーバが300台以上の場合に配置する必要があります。
ディレクトリサービス
組織の内外に散在する各種の物理的/論理的リソースの名前やそれに関連付けられた属性を、組織的構造や地理的な区分などに従って系統的に(ツリー状に)まとめて管理し、それを更新・参照するためのサービスのことです。
テストモード
公開モードと対応するモードで、作成した運用フローセットを本番環境で使用する前に、運用自動化サーバ上で動作確認テストを実施するときのモードです。テストモードの運用フローセットは、変更することができます。(公開モードの運用フローセットは変更することができません。)
展開
新規または変更されたITリソースを、稼働環境へ移行することを責務とする作業のことです。
電子フォーム
定義された運用フローにしたがってWebコンソールに表示される画面を電子フォームと呼びます。運用フローに対応する電子フォームを運用に合わせて自動生成することができます。
伝票
各担当者が運用管理作業を実施するために必要な情報のことを指します。伝票は、電子フォームとして各担当者に回覧することができます。
伝票検索
起案者や起案日などの条件を指定して、伝票を検索できます。管理者機能の1つです。
伝票状態
伝票の状態には以下の種類があります。
・保存
申請者によって、まだ申請されずに保存されている状態です。
・回覧中
承認待ちの状態、または取戻(申請)や否決の結果、申請者に戻っている状態です。
・保留
承認者によって、保留されている状態です。
・破棄
取戻や否決によって、申請者に戻った伝票が削除された状態です。
また、運用操作部品の実行に失敗した場合にも破棄の状態になる場合があります。
・確定
最終承認者の承認が完了した状態です。
・エラー
エラーが発生して、停止している状態です。
取戻
申請した伝票を取戻すことです。確定前であれば、いつでも取戻すことができます。申請者は、運用フローで許可されていれば伝票がどこにあっても取戻すことができます。承認者は、次の承認者からのみ取戻すことができます。
入力項目
キーボードから直接値を入力する項目のことです。値を参照する場合にも使用します。
認証局(CA:Certificate Authority)
インターネット上の通信、および電子メールサービスにおいて、通信データやメールの暗号化、およびデジタル署名を行うために必要な証明書の発行、および発行した証明書を管理する機関です。CAは発行した証明書に自身の電子署名を付加し、その証明書が確かにそのCAが発行したものであることを保証します。
ノード
Interstage BPM Studio for Systemwalkerで作成するプロセス定義の処理ボックスの総称のことです。ノードには、Startノード、Exitノード、Activityノードなどが存在します。
ビジネスプロセスのモデル化
Interstage BPM Studioの用語です。Systemwalker Runbook Automationでは「運用の自動化」と読み替えてください。
フィルタリング
提出された変更要求が、変更管理部門で変更を検討する必要があるかどうかを、変更要求の受付時に評価することです。例えば、既に同様の変更要求が提出されている場合は、却下理由と共に要求を返却します。
部門定義管理
部門の登録・編集・複写・削除ができます。管理者機能の1つです。
プロセス
運用フロー(プロセス定義)に基づいた実際の運用作業を指します。運用フローで定義されている伝票を申請することで開始され、最終承認者に承認されるなどの運用フローで定義されている条件を満たすことで終了します。
プロセスID
BPM サーバで伝票ごとに割り当てられた固有の番号です。
プロセス定義
BPM サーバおよびInterstage BPM Studio for Systemwalkerで、運用フローを指す用語です。
アクティビティや伝票データの定義が含まれます。
プロセス定義は、プロセス定義のタイトル名で識別されます。このため、BPM Studioでプロセス定義を作成する場合、プロセス定義のタイトルは、BPM サーバ内で一意になるように指定しなければなりません。
Systemwalker Runbook Automationでは「運用フロー」と読み替えてください。
プロセスのモデル化
Interstage BPM Studioの用語です。Systemwalker Runbook Automationでは「運用フローセットの開発」と読み替えてください。
ヘルプデスク
システム、オペレータ、お客様他からのクレームにより、要望やトラブルの受付~解決(エスカレーション)をする人です。
変更情報
システムをどのように変更するかを表す情報です。変更情報は、変更の要求ごとに作成されます。また、実際にシステムの変更を行う際に、変更情報をもとに作業を行います。
保守資料
Systemwalker Runbook Automationの設定情報、OS情報、各種ログ(エラーログ/トレースログ/アクセスログ)など、トラブル発生時の調査に必要とするデータやファイルです。
保留
承認者が、伝票を否決も可決もしないで、自分のもとに伝票を留めることです。
未処理案件一覧
利用者が処理すべき伝票を管理します。承認待ち伝票に対して、可決、否決、保留、差戻(直前が承認者の場合のみ)の操作を行うことができます。また、次の承認者から取戻した伝票も管理します。取戻した伝票に対して、編集、および破棄の操作を行うことができます。
名称定義管理
名称定義の登録・編集・複写・削除ができます。管理者機能の1つです。
名称マスタ
各画面で使用される用語を定義するためのテーブルです。用語のカスタマイズ、各国語版への対応を容易にします。名称マスタには、組織、部門、権限、業務定義、伝票定義、伝票説明、カラムラベル、埋込文字コードを定義します。
メール送信機能
何らかのアクションが発生したことを利用者にメールで送信する機能です。承認依頼、可決通知、差戻通知などのメールがあります。
メールテンプレート
メール送信機能で利用するメールのテンプレートです。テンプレートファイルを編集することにより、送信されるメールのサブジェクトおよび本文をカスタマイズすることができます。
役割
アクティビティの担当者のことです。アクティビティの作業をだれが行うのかを示します。
ユーザー定義管理
ユーザーの定義、編集、複写や削除ができます。管理者機能の1つです。
リリース
アプリケーション展開作業を総称してリリースといいます。
リリース対象
業務システムに対してリリースされるアプリケーションを指します。
連携サーバ
Systemwalker Runbook Automationの連携製品(Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバなど)が動作するサーバです。
ワークスペース
Interstage BPM Studio for Systemwalkerのプロジェクトを保管するフォルダです。
ワークフローアプリケーションプロジェクト
Interstage BPM Studio for Systemwalkerで運用フローセットプロジェクトを指す用語です。1つの運用フローセットを構成する運用フロー、電子フォームを管理するためのフォルダです。
Interstage BPM Studioの用語です。Systemwalker Runbook Automationでは「運用フローセットプロジェクト」と読み替えてください。