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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド

3.2.14 負荷分散の対象から切り離す

記述形式

swrba_loadbalancer_remove.rb  -input 入力情報ファイル

機能説明

IPCOMを利用して負荷分散の対象となっているサーバを切り離します。

オプション

-input

  運用操作部品に入力情報を入力します。

入力情報ファイル

  運用操作部品への入力情報を格納したXML形式ファイルの名前(絶対パス)です。

運用操作部品の動作に必要な入力情報

(1) hostname

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のホスト名です。

ipaddressを指定する場合、hostnameを指定する必要はありません。

hostnameとipaddressの両方を指定した場合、ipaddressを優先します。

hostnameとipaddressの両方を省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) ipaddress

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスです。

ipaddressを指定する場合、hostnameを指定する必要はありません。

hostnameとipaddressの両方を指定した場合、ipaddressを優先します。

ipaddressを省略した場合、指定したホスト名を元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得したIPアドレスの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

hostnameとipaddressの両方を省略した場合、引数エラーとなります。

IPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) lbhostname

IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すサーバのホスト名またはIPアドレスです。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(4) removetime

IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すまでの移行時間です。

移行時間は秒単位で指定してください。

移行時間は、0~3600の範囲で指定可能です。

(例) 移行時間が10分の場合:600

上記の範囲以外の値を指定した場合、引数エラーとなります。

移行時間を省略した場合、0を指定します。

(5) username

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザ名です。

接続ユーザ名は、ユーザロールがAdministratorとなっている必要があります。

接続ユーザ名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続ユーザ名の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(6) password

IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザのパスワードです。

接続に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続パスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続に必要なパスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(7) execusername

本運用操作部品ではexecusernameの値を使用しません。

execusernameの値を入力した場合、無効となります。

(8) execpassword

管理者EXECモードへの移行コマンド(adminコマンド)のパスワードです。

管理者EXECモードへの移行に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザのパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

管理者EXECモードへの移行に必要なパスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

復帰値

復帰値

意味

0

負荷分散対象からの切り離しに成功しました。

161

負荷分散対象からの切り離しに失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

187

SSH認証に失敗しました。

188

実行中に通信が切断しました。

189

サーバに接続できませんでした。

197

入力情報に誤りがありました。

198

オプションの指定に誤りがありました。

標準出力/標準エラー出力

標準出力には、何も出力しません。

負荷分散対象からの切り離しに成功した場合、"Success"という文字列を標準エラー出力します。

負荷分散対象からの切り離しに失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。

利用ライブラリ

入力情報ライブラリ

ハードウェアライブラリ

注意事項

格納場所

Windows

<インストールパス>\itpm\rbaope\bin\parts\standard\

swrba_loadbalancer_remove.rb

Linux

/opt/FJSVswpm/rbaope/bin/parts/standard/swrba_loadbalancer_remove.rb