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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド

3.1.4 構成要素を取得する

機能説明

構成管理データベース(Configuration Management Data Base)に格納されている構成要素(Configuration Item)を取得します。

オプション

必須オプション

(1) hostname

構成要素を取得依頼するホスト名またはIPアドレスです。

構成要素の取得先を運用自動化サーバに設定する場合、'localhost'または'127.0.0.1'を指定します。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) searchxpath

構成要素を取得するための条件式です。

searchxpathを省略した場合、引数エラーとなります。

条件式の文字数の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

構成要素を取得するための条件式は、以下のように指定します。

(例)

特定の論理サーバの情報を取得:/%LogicalServer[./#observed/rc:LogicalServer[@hostname='論理サーバ名']]

OS種別が"Windows"の論理サーバ情報を取得:

/%LogicalServer[(./#observed/rc:LogicalServer/rc:SystemSettings/rc:OSSetting[matches(@name,'Windows.*')])]

詳細オプション

(1) xpath

構成要素から属性情報を取得するための条件式です。

xpathを指定した場合、条件に一致した属性情報を取得します。

条件に一致した属性情報が複数存在する場合は、属性情報をダブルクォーテーションで囲み、カンマ区切りで文字列を出力します。

(例) 属性情報が「A」「B "C,D"」の場合:"A","B ""C,D"""

xpathを省略した場合、searchxpathで指定したサーバの構成要素を取得します。

xpathの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

構成要素から属性情報を取得するための条件式は、以下のように指定します。

(例)

特定の論理サーバの属性情報を取得:

entities/cmdb:item/cmdb:record/ns0:LogicalServer/attribute::属性名

(2) ostype

構成要素を取得依頼するホストのOS種別です。

Windows、Linux、Solarisを指定します。

OS種別の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得したOS種別の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

OS種別の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) username

構成要素を取得依頼するホストへSSHを利用して接続するユーザ名です。

接続ユーザ名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続ユーザ名の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(4) password

構成要素を取得依頼するホストへSSHを利用して接続するユーザのパスワードです。

接続に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続パスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

接続に必要なパスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(5) execusername

構成要素を取得依頼するホストで、構成要素を取得するユーザ名です。

ユーザ名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

ユーザ名の文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(6) execpassword

構成要素を取得依頼するホストで、構成要素を取得するユーザのパスワードです。

パスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザのパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

パスワードの文字列の上限は、1024バイトです。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(7) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

1~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

完了待ち合わせ時間を省略した場合、300(秒)を指定します。

上記の範囲外の値を入力した場合、300(秒)を指定します。

(8) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

0~5の範囲で指定が可能です。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

起動リトライ回数を省略した場合、0(回)を指定します。

上記の範囲外の値を入力した場合、0(回)を指定します。

復帰値

復帰値

意味

0

構成要素の取得に成功しました。

161

構成要素の取得に失敗しました。

187

SSH認証に失敗しました。

188

実行中に通信が切断しました。

189

サーバに接続できませんでした。

197

オプションの内容に誤りがありました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。

203

運用操作部品の実行が失敗しました。運用自動化サーバの環境に問題があります。

標準出力/標準エラー出力

構成要素を取得した場合、取得結果をXML形式の文字列として標準出力します。

構成要素の取得に失敗した場合、エラー内容を文字列として標準エラー出力します。

注意事項