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SystemwalkerRunbook Automation V14g 解説書

3.1.2 ディスク容量

運用自動化サーバ

静的ディスク容量

製品名

インストールに必要なディスク容量

Systemwalker Runbook Automation

420MB

Interstage Business Application Server

898MB

Interstage Business Process Master

180MB

Symfoware Server
(クライアントおよびサーバ機能)

315MB

Systemwalker Operation Manager

244MB

動的ディスク容量

運用フローセット管理用のデータベース領域

Systemwalker Runbook Automationを運用するためには、以下のデータベース領域が必要です。

運用自動化サーバを構築する環境に応じて、ディレクトリにRDBシステムの領域を割り当ててください。

【Windows】

注意

  • RDBシステムを作成するドライブのプロパティとして、"ドライブを圧縮してディスク領域を空ける"を設定しないでください。

    ドライブ圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比較して性能上のオーバーヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。

  • RDBシステムを作成するフォルダのプロパティとして[全般タブ]属性の[詳細設定]である、"圧縮属性または暗号化属性"を設定しないでください。

    圧縮属性とした場合、ドライブ圧縮と同様に通常のI/O処理と比較して性能上のオーバーヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。

    また、暗号化属性とした場合、RDBシステムを制御するユーザーとSystemwalker Runbook Automationで使用するユーザーが異なることにより、暗号解除ができずアクセスエラーが発生するためです。

RDBシステム名

領域名

必須サイズ

BASEDB

RDB管理情報ディレクトリ
(注1)

420MB
(注2)

RDBディレクトリファイル1

50MB

RDBディレクトリファイル2

1MB

RDBディクショナリファイル

82MB

RDBログ管理ファイル

1KB

RDBテンポラリログファイル

200MB

データベーススペース格納ディレクトリ

12,000MB
(注3)

FLOWDB

RDBディレクトリファイル1

50MB

RDBディレクトリファイル2

1MB

RDBディクショナリファイル

82MB

RDBログ管理ファイル

1KB

RDBテンポラリログファイル

1,000MB

データベーススペース格納ディレクトリ

12,000MB
(注3)

注1:

RDB管理情報ディレクトリには、以下のファイルを格納します。

  • RDBディレクトリファイル

  • RDBコアファイル

  • RDBデフォルトバッファ定義ファイル

  • アプリケーションの動作環境ファイル

注2:

RDB管理情報ディレクトリのサイズは、「RDBディクショナリファイル」、「RDBログ管理ファイル」、および「RDBテンポラリログファイル」をすべてRDB管理情報ディレクトリ配下に作成した場合に必要な基本サイズです。

上記のファイルを他のディレクトリに作成する場合は、RDB管理情報ディレクトリ以外に作成するファイルのサイズを減算した見積もりが必要です。

RDBログ管理ファイル、RDBテンポラリログファイルをRDB管理情報ディレクトリ以外に作成する場合のRDB管理情報ディレクトリサイズの見積もり式を、以下に示します。

RDB管理情報ディレクトリ必須サイズ
= RDB管理情報ディレクトリ基本サイズ
- (RDBログ管理ファイル必須サイズ + RDBテンポラリログファイル必須サイズ)
= 420MB - (1KB + 200MB)
= 220MB

注3:

記載したデータベーススペースサイズはデフォルト値です。
実際に運用する場合は、データベーススペースサイズを見積り、指定したディレクトリに算出された容量以上が必要です。

BASEDBの詳細な見積りはセットアップ時に自動計算されます。また、FLOWDBの詳細な見積りはFLOWDBデータベース容量見積ツールを用いて計算してください。(FLOWDBデータベース容量見積ツールは、“Systemwalker Runbook Automation V14g メディアパック (14.0.0)Disc No. 1/10”の中のtool\Estimate_FLOWDB.xlsです)

ただし、導入前にハードディスクの容量を見積もるために必要容量の概算を算出したい場合は、以下の式で算出することができます。

BASEDBデータベーススペースサイズ(概算)=1.5MB×(保持伝票数)

FLOWDBデータベーススペースサイズ(概算)=1.5MB×(保持伝票数)

「保持伝票数」の説明については、“Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド”の“Systemwalker Runbook Automationのセットアップ”を参照してください。


ワークフロー格納ディレクトリ

データベース領域の他に、ワークフロー格納ディレクトリの領域をディスク容量に追加する必要があります。
この領域には、添付ファイルの情報が格納されます。

領域名

必須サイズ(MB)

ワークフロー格納ディレクトリ

8500MB以上


運用操作部品格納ディレクトリ

運用操作部品格納ディレクトリの領域をディスク容量に追加する必要があります。

領域名

必須サイズ(MB)

運用操作部品格納ディレクトリ

100MB

CMDBマネージャのデータベース領域

CMDBマネージャのデータベース領域は、以下の見積もり式を目安に見積もってください。

CMDBマネージャのデータベースサイズ(MB)
= (0.04MB × 管理対象構成アイテム数) × 1.03の(ベースライン採取回数)乗

ポイント

  • 構成アイテム数は管理対象サーバの台数と同じです。構成アイテム数が1万の場合、(0.04MB×管理対象構成アイテム数)=400MBとなり、これが初期量となります。

  • ベースラインを採取すると、上記の初期量に加えて、管理情報と変更差分情報を保持するための領域が必要となります。これをベースライン領域と呼びます。

  • 初期量とベースライン領域の合計は、1.03をベースライン採取回数で累乗したものを、初期量に掛け合わせることで求めることができます。例えば、年間12回の割合でベースラインを5年間(合計60回)採取する場合、1.03の60乗は5.9となります。したがって、初期量の約6倍の領域が必要と見積もることができます。

注意

  • CMDBマネージャのデータベースは、専用ディスクに配置することを推奨します。他のアプリケーションとディスクI/Oが競合すると、パフォーマンスが低下します。

  • 管理対象の構成アイテム数が50000を超える場合、内蔵ディスクではなくETERNUSなどの高性能ストレージに配置することを推奨します。


連携サーバ/業務サーバ

静的ディスク容量

製品名

インストールに必要なディスク容量

Systemwalker Runbook Automation

350MB


運用フローセット開発コンピュータ

静的ディスク容量

製品名

インストールに必要なディスク容量

Interstage BPM Studio for Systemwalker

300MB

動的ディスク容量

Interstage BPM Studio for Systemwalkerを運用するためには、運用形態に応じて以下のディスク容量が必要です。下表により、運用に必要な容量をあらかじめ見積もっておき、インストール時には余裕を持たせたディスクの空き容量を確保してください。

格納先

【Windows】インストール先ディレクトリ

運用に必要なファイル

必要なディスク容量

運用操作部品・ライブラリ格納領域

10MB(注1)

注1)10MBの運用操作部品・ライブラリを開発することを想定した数値です。

Webコンソール

静的ディスク容量

3.2.2 必須ソフトウェア”の“Webコンソール”を参照し、記載されているソフトウェアが動作するために必要なディスク容量を確保してください。