運用操作部品は、ITシステムに対する運用操作を自動化するために、運用フローセットの運用操作アクティビティから呼び出されて利用されるアプリケーションです。各サーバへの指示や連携製品への指示を行い、例えば、これまで人が作業していたサービスの起動確認やプロセスの監視などを自動化します。
運用操作部品では、CMDBから構成情報を取得してシステムごとの差異(プラットフォームの違い等)を吸収しています。そのため、システムの差異を意識することなく利用することが可能で、システム管理ツールやOSの詳細な知識がなくても簡単に使用できます。同じ運用フローセット内から複数回利用したり、別の運用フローセットから共通で利用することもできます。
Systemwalker Runbook Automationでは、Systemwalker Runbook Automationで標準提供される運用操作部品では要件を満たさない場合、必要な運用操作部品を開発することができます。
運用操作部品を開発するには、以下の方法があります。
Systemwalker Runbook Automationで標準提供される運用操作部品を利用する
Systemwalker Runbook Automation で標準提供される運用操作部品をベースに作成します。技術情報サイトから入手した運用操作部品をベースに作成することもできます。
既存の運用操作部品をベースに作成する
すでに運用中の運用操作部品を変更することにより新たな運用操作部品を作成します。
新規に作成する
独自の運用操作部品が必要な場合には、新規に作成します。
独自に開発した運用操作部品も、標準提供される運用操作部品と同じように利用することができます。
なお、作成した運用操作部品を実際に利用するには、作成後、運用フローセット開発コンピュータでエクスポートし、さらにエクスポートした運用操作部品を、運用自動化サーバに登録する作業が必要です。運用管理者、または運用フローセット開発者が登録作業を行います。