スケーラブルログ環境は、1つのシステムロググループおよびユーザが追加定義した複数のユーザロググループから成り、合わせて最大100個のロググループが定義できます。
スケーラブルログ環境を作成している場合の構成を、以下に示します。
ここでは、スケーラブルディレクトリ環境もあわせて作成している場合の構成を示しています。
図1.3 スケーラブルログ環境
DIR_FILE1: ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル
DIR_FILE2: RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル
DIR_FILE : ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル
スケーラブルログ環境およびスケーラブルディレクトリ環境で必要なファイルを、以下に示します。
各種ログファイル | スケーラブルログ運用を行わない場合 | スケーラブルログ運用を行う場合 |
---|---|---|
RDB構成パラメタファイル | 必須 | 必須 |
ロググループ管理ファイル | - | 必須 |
ログ管理ファイル | 必須 | 必須 (注1) |
テンポラリログファイル | 必須 | 必須 (注1) |
アーカイブログファイル | 必須 (注2) | 必須 (注2) |
RDBディクショナリ | 必須 | 必須 |
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル(DIR_FILE1) | 必須 | 必須 |
RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル(DIR_FILE2) | 必須 | 必須 |
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル(DIR_FILE) | - | 必須 (注3) (注4) |
作業域 | 必須 | 必須 |
退避ディスク | 必須 | 必須 |
パフォーマンスデータ格納ファイル | 必須 (注5) | 必須 (注5) |
注1) ロググループ数(システムロググループ+ユーザロググループ)分必要です。
注2) アーカイブログ運用を行う場合に必要です。
注3) スケーラブルディレクトリ運用を行う場合に必要です。
注4) ユーザロググループ数分必要です。
注5) パフォーマンスモニタを利用する場合に必要です。