11.3 ロググループ管理ファイルのリカバリ

データベースの運用中に、ロググループ管理ファイルに入出力障害が発生した場合のリカバリ方法について説明します。

システムメッセージ“qdg13132u”または“qdg13134u”が出力されます。この場合のリカバリ操作の手順とリカバリ操作例を以下に示します。

リカバリ操作の手順

(1) 業務中にロググループ管理ファイルのアクセス
    エラーが発生した場合、システムメッセージを
    出力して、ロググループ管理ファイルを閉塞し
    ます。
(2) Symfoware/RDBを停止または強制停止               ―――――― rdbstopコマンド
    します。                                                     (オプションなし/
                                                                 eオプション)
(3) 障害ディスクを取り換えます。                    ―――――― CE作業
(4) ディレクトリ構成をリカバリします。              ―――――― mkdirコマンド
(5) ロググループ管理ファイルを作成します。          ―――――― rdblogコマンド
                                                                 (Mオプション)
(6) 同一ディスク以外のすべてのユーザロググループの  ―――――― rdblogコマンド
    ログ管理ファイルを再登録します。                             (Aオプションかつ
                                                                 Iオプション)
    同一ディスクにログ管理ファイルを配置している
    場合は、そのログ管理ファイルのリカバリを行います。
    → “11.4 ログ管理ファイルのリカバリ”を参照し
    てください。
(7) すべてのロググループのログ管理ファイルが正常に  ―――――― rdblogコマンド
    登録されたことを確認します。                                 (Vオプションかつ
                                                                 Iオプション)
(8) Symfoware/RDBを起動します。                     ―――――― rdbstartコマンド

リカバリ操作例

qdg13132u:ロググループ管理ファイルの入出力障害が発生しました errno=5 
  (システム名=rdbsys1) 
qdg13299e:ロググループ管理ファイルを閉塞しました ( システム名=rdbsys1) 

> rdbstop 

CE作業  …  障害ディスクの交換 

> mkdir D:\SFWD\RDB\USR\ULOG

> rdblog -M 

> rdblog -A -I D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\LOGMNG1 
> rdblog -A -I D:\SFWD\RDB\USER\ULOG\LOGMNG2 

> rdblog -V -I 

> rdbstart