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Symfoware Server V10.0.1 アップデート情報

3.2 x86版

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

1

V10.0.1

PG44815

[現象1]

以下のいずれかの条件の時、qdg02842uを出力しSymfoware Serverがダウンする場合がある。

[条件1]

  1. データベースの文字コード系と、応用プログラムの文字コード系が異なる。かつ、

  2. CONNECT文を実行する。または、DML文が、文字列型。または、各国語文字列型を扱う場合。

[条件2]

  1. Symfoware/RDBの文字コード系とデータベースの文字コード系が異なる場合。かつ、

  2. XMLアダプタを利用している。かつ

  3. rdbinfコマンドにおいて-xml pathオプションを指定している。

[条件3]

  1. Symfoware/RDBの文字コード系とデータベースの文字コード系が異なる場合。かつ、

  2. Linkexpress Replication optionを使用したレプリケーション運用において、lxrepcreコマンド(注1)の入力ファイルにWHEREを指定している。

注1)Linkexpress Replication optionノ抽出定義を作成するコマンドです。

詳細は、Linkexpress Replication optionのマニュアルを参照してください。

[現象2]

以下のいずれかの条件の時、以下のメッセージが出力され、メッセージ内容からエラー原因を特定することができない場合がある。

・JYP2063E:コード変換に失敗しました.

・JYP2532E:プロシジャルーチンのパラメタ変数のコード変換に失敗しました.

・JYP2209E:出力ホスト変数へのコード変換で変換できない文字があります.

[条件1]

  1. データベースに格納されるデータの文字コード系と、応用プログラムの文字コード系が異なる。かつ、

  2. DML文が、文字列型。または、各国語文字列型を扱う場合。

[条件2]

  1. データベースに格納されるデータの文字コード系と、応用プログラムの文字コード系が異なる。かつ、

  2. プロジシャルーチンをCALLする。かつ、

  3. 以下のいずれかの条件を満たす場合。かつ、

    1. プロシジャルーチンでINパラメタ、または、INOUTパラメタを指定する。または、

    2. プロシジャルーチン内で実行するDML文に値指定、または、列指定を指定する。

  4. 3.で指定するデータ型が、文字列型、または、各国語文字列型の場合。

※1 データの文字コード系は以下から確認できます。

-クライアント用動作環境ファイルのCHAR_SETに指定したコード系

-CHAR_SETを省略した場合、応用プログラムの文字コード系

また、応用プログラムの文字コード系は以下から確認できます。

-OSがSolaris、またはLinuxの場合

環境変数LANGに指定された文字コード系

-OSがWindowsの場合

SJIS

※2 Symfoware/RDBの文字コード系は、以下のコマンドのRDBCODEの項で確認できます。

pkgparam -v FSUNrdb2b

※3 データベースの文字コード系は、以下のコマンドで確認できます。

rdbprt -m CODE

2

PG61276

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、Connection ManagerまたはSymfoware/RDBが以下のメッセージを出力して異常終了する場合があります。

<Connection Managerを使用している場合>

apc00008u:Connection Manager system process has been abnormally terminated because it received signal d*.

d*:シグナル番号。-1073741819(Windows)または11(UNIX系)。

<Connection Managerを使用していない場合>

qdg02842u:シグナルd*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しましたs*

d*:シグナル番号。-1073741819(Windows)または11(UNIX系)。

s*:RDBシステム名。マルチRDBの場合のみ出力。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

- Solaris(TM) Operating System

- Linux

- Windows

- UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下のいずれかのアプリケーションを使用する。かつ、

    • 埋込みSQLを使用したC言語またはCOBOL言語のアプリケーション

    • JDBCを使用したJavaアプリケーション

    • ODBCアプリケーション

  2. 1つのアプリケーションプロセスから複数のRDBシステム(※1)に接続する。かつ、

  3. 接続方法がローカル接続(※2)である。かつ、

  4. アプリケーション内で2)で接続したコネクションを切断せずに、アプリケーションプロセスを終了する。

※1 Connection Managerを使用している場合も含みます。

(1つのアプリケーションプロセスから、1つのRDBシステムに対して、Connection Managerを使用して接続したコネクションと、ローカル接続したコネクションが存在する場合も該当します。)

※2 Connection Managerを使用している場合、アプリケーション-Connection Manager間は、ローカル接続となります。

3

PG62265

[現象]

利用者制御機能を使用してコネクションを接続すると、MAX_CONNECTIONの実行資源数に達していないにも関わらず以下のメッセージを出力しエラーとなる場合があります。

『JYP2608E利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “1”』

[環境]

以下のOSである場合。

- Solaris(TM)Operating System または、

- Linux

[発生条件]

  1. 利用者制御機能を利用している。かつ、

  2. ユーザパラメタの"MAX_CONNECTION"に0以外の値を指定している。かつ、

  3. 以下のいずれかの場合。

    • アプリケーションからコネクション接続時にエラー(*)が発生している。または、

    • SET SESSION AUTHORIZATION文実行時にエラー(*)が発生している。

(*)ここで発生しうるエラーは以下の通りです。

◇メモリ関連 :

- メモリ不足(JYP5007E、JYP5006E)

◇環境関連 :

- コード変換ライブラリの不備(JYP1068U、JYP1080U)

- アクセスプラン、SQL_TRACEのファイルオープンエラー(JYP2600U、JYP2602U)

- TRACEFILE_USEにNOを指定して調査用ファイルの取得(JYP2604U)

◇パラメタ関連 :

- INCLUSION_DSIの指定誤り(JYP1050E)

- DSO_LOCKの指定誤り(JYP1051E)

- WORK_PATHの指定誤り(JYP1056E)

- R_LOCK=YESとDSO_LOCKを同時に指定(JYP1060E)

- サーバ用動作環境ファイルの指定値のコード変換でエラー(JYP1041U)

- クライアント用動作環境ファイルの指定値のコード変換でエラー(JYP1033U)

- 標準セキュリティ運用で、システム用動作環境ファイル以外にWORK_PATHを指定

(JYP1082E)

- 利用者制御機能における、実行資源数の制限を超えた(JYP2608)

◇RDBディクショナリアクセス関連 :

- デッドロック(JYP2099E)

- ディクショナリ不整合(JYP5122E)

- I/Oエラー(JYP5037E)

- バッファ枯渇(JYP5008E)

4

PG62951

[現象]

各国語文字列定数に、文字として指定した引用符('')と合わせて32000バイトを超えた文字列を指定すると、以下のメッセージを出力しSymfoware/RDBがダウンします。

- qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  1. Solaris(TM) Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows

[発生条件]

  1. データベースのコード系が、Unicodeである。かつ、

  2. SQL文に指定した各国語文字列定数に、文字として引用符(※)を指定している。かつ、

  3. 2.を含む文字列の合計バイト数が、各国語文字列型の定量制限値である32000バイトを超えている。

※)文字として引用符(')を指定する場合、引用符(')を2つ連続して記述します。

例)SELECT CLM1 FROM SCH1.TBL1 WHERE CLM1 LIKE N'あいう''''えお’

『あいう''''えお』の文字列の合計バイト数が、32000バイトを超える場合。

5

PG65663

[現象]

RDBコマンド、または、SQLアプリケーションを実行中に、qdg12695u(※1)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする。

※1)「qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード=(t*) u*」

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

- Solaris(TM) Operating System、または、

- Linux、または、

- Windows、または、

- UXP/DS

[発生条件]

  1. RDBコマンド(※2)、または、SQLアプリケーションを実行する。かつ、

  2. 1.を実行中にメモリ不足が発生して異常終了(※3)する。かつ、

  3. RDBコマンド(※4)、または、SQLアプリケーションを実行する。

※2) 以下のRDBコマンドが該当。(アルファベット順に記載)

rdbalidx

rdbalmdsi

rdbaltop

rdbconbf

rdbddlex

rdbddlfix

rdbdmp

rdbcploader

rdbexdsi

rdbexecsql

rdbexspc

rdbfmt

rdbgcdsi

rdbhsuty

rdbinf

rdbinh

rdbmrdmp

rdbmrrcv

rdbpmt

rdbprt

rdbrcv

rdbrcvdic

rdbresident

rdbrls

rdbrtr

rdbsaloader

rdbscldir(Vオプション指定)

rdbsetrp

rdbsloader

rdbspcinf

rdbsuloader

rdbudsi

rdbunl

rdbunlx

rdbunlsql

rdbups

rdbupt

注意事項:

上記コマンドは、VLによっては存在しないものもあります。マニュアルのコマンドリファレンスを確認ください。

※3) RDBコマンドは以下のメッセージなどを出力して、コマンドが異常終了。

「qdg12071u 利用可能なメモリが不足しています s*」

「qdg12171u ローカルメモリ不足が発生しました s*」

また、SQLアプリケーションは以下のメッセージなどを出力して、コマンドが異常終了。

「JYP1070E メモリ不足が発生しました」

「JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました」

※4) (※2)のRDBコマンドが該当します。なお、[発生条件]1.のRDBコマンド、または、SQLアプリケーションと同じでなくても発生します。

補足) 本現象はメモリ配置によるため、発生条件を満たしても必ず発生するわけではありません。

6

PG67296

[現象]

Symfoware Server Advanced Backup Controller(以降ABC)を使用して複数データベースを同時にリカバリすると、エラーメッセージ"qdg12239u:RDBIIシステム空間が停止しました"を出力してSymfoware/RDBがコアを出力してダウンする。またはデータベースリカバリ後のレコード格納件数が少なくなる場合があります。

[環境]

  1. ABCを使用している。かつ

  2. 以下のいずれかのOSである場合。

    1. Solaris(TM) Operating System または、

    2. Linux

    3. Windows

[発生条件]

  1. 1つのSymfoware/RDBシステム内に複数のデータベースを定義している。かつ、

  2. 複数のデータベースのDSIに対して以下のいずれかのコマンドを一度でも実行している。かつ、

    1. rdbfmtコマンド または

    2. rdbsloaderコマンド または

    3. rdbsaloaderコマンド または

    4. rdbsuloaderコマンド

  3. 1.のデータベース対して以下のコマンドで一度に複数のデータベースを同時にリカバリする。かつ、

    1. ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(以降ACM)のswstrestoreコマンドの-nオプション(※1)。または、

    2. ACMのswstrestoreコマンドの-bundleオプション(※2)。または、

    3. rdbmrrcvコマンドの-tオプション(※3)

    ※1) ロググループ単位のリカバリ

    ※2) 複数業務ボリュームのリカバリ

    指定したデバイスリスト内に複数のデータベースを記載している場合。

    ※3) データベーススペースリスト指定のリカバリ

    指定したデータベーススペースリスト内に複数のデータベースを記載している場合。

  4. 3.で同時にリカバリする複数のデータベース内に2.を実施したDSIを1つ以上含む。場合。

7

PG67487

[現象]

最適化情報のファイルを記述したSET STATISTICS文の実行が正常終了したにもかかわらず、最適化情報が設定されない(※)ことがあります。なお、本現象の発生を利用者が認識するのは以下の場合です。

- PRINT STATISTICS文の出力結果を参照時。または、

- アクセスプランの取得結果を参照時

※)設定されない最適化情報は以下です。

- DSI(RANDOM型)を記述した場合の以下の項目(一部の項目)

AVERAGE PAGE

MAXPAGE

- DSI(BTREE型)を記述した場合の以下の項目(全ての項目)

PAGE

INDEX HIGHT

DIFFERENT KEY

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

-Solaris(TM) Operating System、または、

-Linux、または、

-Windows

[発生条件]

  1. SET STATISTICS文を実行する。かつ、

  2. SET STATISTICS文に最適化情報のファイルを記述している。かつ、

  3. 2.ファイルにDSI(RANDOM型)、または、DSI(BTREE型)を記述している。

8

PG69505

[現象]

[現象1]

以下の発生条件に一致した場合、qdg02842u(※)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

※ qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[現象2]

以下の発生条件に一致した場合、指定したスキーマと異なるスキーマにビューが定義されます。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

-Solaris(TM) Operating System または、

-Windows または、

-Linux

[発生条件]

[現象1の発生条件]

  1. ビュー定義の問合せ指定の選択リストに、DEFAULT値として順序を定義した列を指定している。かつ、

  2. ビューと順序が所属するスキーマ名の長さが以下にしめす条件に一致する。かつ、
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さがビューの所属するスキーマ名の長さより長い。または
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さがビューの所属するスキーマ名の長さより短い。

  3. 以下にしめす条件に一致する名前のスキーマが定義されていない。
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さと一致する。かつ、
    - 1.のビューが所属するスキーマ名の先頭文字列と一致する。

例:

CREATE TABLE SCM1.T1
 ( C1 INTEGER DEFAULT SCM1.SEQ1.NEXTVAL );
                      (1)
    CREATE VIEW S1.VIEW1 AS SELECT C1 FROM SCM1.T1;
                (2) 
※(1)と(2)の長さが一致していない。

[現象2の発生条件]

  1. ビュー定義の問合せ指定の選択リストに、DEFAULT値として順序を定義した列を指定している。かつ、

  2. 1.の順序が所属するスキーマ名の長さがビューの所属するスキーマ名の長さより短い。かつ、

  3. 1.の順序が所属するスキーマ名の長さ分までビューの所属するスキーマ名文字列と一致するスキーマが定義されている。

  4. 以下にしめす条件に一致する名前のスキーマが定義されている。
    - 1.の順序が所属するスキーマ名の長さと一致する。かつ、
    - 1.のビューが所属するスキーマ名の先頭文字列と一致する。

例:

CREATE TABLE SC1.T1
( C1 INTEGER DEFAULT SC1.SEQ1.NEXTVAL );
                     (1)
    CREATE VIEW SC11.VIEW1 AS SELECT C1 FROM SC1.T1;
                (2)

※(1)が(2)のスキーマ名より短く、(2)のスキーマ名のうち(1)のスキーマ名の長さ分のスキーマが存在する。

9

PG69562

[現象]

RDBコマンドまたはアプリケーションを実行すると、無応答になる場合がある。

現象が発生した場合、メッセージログファイルに以下のメッセージが出力されます。

・qdg12440u インデックス域の入出力障害が発生しました errno=d*

・qdg13239i ロググループ's*'において事象't*'が発生しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合に、発生します。

- Solaris(TM) Operating System

- Linux

- Windows

[発生条件]

  1. テンポラリログのインデックス部が破損する。かつ、

  2. 以下のいずれかの操作を行う。

    1. データベースを更新するアプリケーションを実行する。または

    2. データベース更新やデータベース定義を含む Symfoware/RDB のコマンドを実行する。(※)

※現象が発生する可能性のあるSymfoware/RDB のコマンド

rdbalidx, rdbdmp, rdbddlex, rdbddlfix, rdbalmdsi, rdbfmt

rdbgcdic, rdbgcdsi, rdbrcv, rdbsaloader, rdbsloader, rdbsuloader

rdbunladt, rdbups, rdbupt

10

PG69756

[現象]

以下の環境および発生条件のいずれかに該当するとき、アプリケーションが無応答となる場合があります。また、派生する現象として、rdbtermコマンドによるコネクションの強制回収が出来なくなります。

[環境]

以下のOSを使用している場合。

- Solaris(TM) Operating System または

- Linux

[発生条件]

  1. ロードシェア構成である。かつ、

  2. CREATE SEQUENCE文のCACHE句に、保持順序数として1以上の値を指定した順序を定義している。かつ、

  3. ロードシェアを構成するSATELLITEシステムの1台において、2.の順序に対する採番処理を伴うアプリケーションを多重(※)で実行する。

(※):CACHE句に指定される保持順序数より大きな多重度

11

PG70437

[現象]

発生条件を満たすとき、以下のいずれかの現象が発生します。

[現象1]

以下のメッセージを出力し、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

「qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード=(idt_p:* sub_code:* module:jypfw910 line:*) u*」

[現象2]

以下のメッセージを出力し、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

「qdg02842u:シグナル*を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました」

[現象3]

FETCH文で誤ったデータを返却する場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

-Solaris(TM) Operating System または、

-Linux または、

-Windows

[発生条件]

  1. スクロールカーソルを使用する。かつ、

  2. スクロールカーソルの探索条件に該当するレコードの合計サイズ(*1)が、スクロールカーソルで使用する作業用テーブルの内の一つのレコード格納領域のサイズ (*2)を超える。かつ、

  3. スクロールカーソルのFETCH文で、2)のレコード格納領域のサイズを超える位置に格納されているレコードを参照する。かつ、

  4. 3.を実行した後に、スクロールカーソルのFETCH文で、2)のレコード格納領域のサイズを超えない位置に格納されているレコードを参照する。かつ、

  5. 4.を実行した後に、スクロールカーソルのFETCH文で、2)のレコード格納領域のサイズを超える位置に格納されているレコードを参照する。

*1) 「選択リストに書かれた列の合計サイズ×探索条件に該当するレコード件数」が合計サイズになります。

*2) 一つのレコード格納領域のサイズのしきい値は、Symfowareが管理している情報も含め、おおよそ以下の値になります。

- 32bit版のSymfowareを使用している場合:約520MB

- 64bit版のSymfowareを使用している場合:約260MB

12

PG70741

[現象]

[現象1]

GRANT文でユーザに対して、ビュー表のDROP権を付与しようとすると、JYP3503E(※1)のエラーとなります。

※1)JYP3503E GRANT文に指定された権限“DROP”を付与する権限がありません.

[現象2]

GRANT文でユーザに対して、ビュー表に付与可能な全ての権限を付与しようとすると、DROP権が付与できません。

この結果、権限受領者はビュー表に対するDROP文を実行できません。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  1. Solaris(TM) Operating System または、

  2. Linux または、

  3. Windows または、

  4. UXP/DS

[発生条件]

[発生条件1]

Symfowareの管理者(※2)以外のユーザが、以下のオペレーションを実行(オペレーションは、全て同じユーザで実行)すると現象1が発生します。

<パターン1>

  1. 問合せ指定が更新不可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. 権限にDROPを指定する。かつ、

    3. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

<パターン2>

  1. 問合せ指定が更新可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. a.のビュー表が参照する表に、実行ユーザに対するDROP権が付与されていない。かつ、

    3. 権限にDROPを指定する。かつ

    4. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

[発生条件2]

Symfoware管理者(※2)以外のユーザが、以下のオペレーションを実行(オペレーションは、全て同じユーザで実行)すると現象2が発生します。

<パターン1>

  1. 問合せ指定が更新不可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. 権限にALL PRIVILEGESを指定する。かつ、

    3. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

<パターン2>

  1. 問合せ指定が更新可能なビュー表(※3)を定義する。かつ、

  2. 以下を指定したGRANT文を実行する。

    1. 対象名に1.のビュー表を指定する。かつ、

    2. a.のビュー表が参照する表に、実行ユーザに対するDROP権が付与されていない。かつ、

    3. 権限にALL PRIVILEGESを指定する。かつ、

    4. 権限受領者に認可識別子、または、PUBLICを指定する。

※2)RDBディクショナリの創成者。

※3)更新不可能か更新可能かは、rdbprtコマンドの出力結果(Updatable view)で確認できます。

Updatable viewがYESなら更新可能で、NOなら更新不可能(読込み専用)であることを示します。

また、更新不可能か更新可能かは、マニュアルの以下に記載されている内容に、ビュー表の問合せ指定が合致するか否かで決定します。

Symfoware Server SQLリファレンス

第3章 基本的なSQL文

「DECLARE CURSOR(カーソル宣言)」の「読込み専用カーソルとなる条件」の表

13

PG71199

[現象]

RDBコマンド、ローカルアクセスを行うアプリケーション、またはRDA接続を行うアプリケーションが無応答になる場合があります。

また、Connection Managerの場合、アプリケーションまたは、APCコマンドが無応答になる場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合に発生します。

-Linux ※

-Solaris(TM) Operating System

-Windows

※ IA64版では発生しません。

[発生条件]

  1. CPU数またはコア数が2以上である。かつ、

  2. 以下のいずれかを実行した場合。

-Symfoware/RDBの場合、RDBコマンド、ローカルアクセスを行うアプリケーション、または、RDA接続を行うアプリケーション

-Connection Managerの場合、APCコマンド、またはアプリケーション

尚、本障害はCPUの特性によるタイミング依存であるため、条件に一致しても発生しない場合があります。

14

PG74982

[現象]

Symfoware/RDBに接続する応用プログラムが無応答になる場合があります。

[環境]

以下のOSで発生します。

-Solaris(TM) Operating System

-Linux

-Windows

[発生条件]

  1. 応用プログラムからコネクションを接続する。かつ、

  2. 以下のいずれかの場合。かつ、

    1. RDB2_TCP接続でSymfoware/RDBに接続している。または、

    2. Connection Managerを使用してSymfoware RDBに接続している。

  3. 1.の処理中に、rdbtermコマンドで1)のコネクションを切断する(*1)。

*1)rdbterm自体は正常終了します。

15

PG75325

[現象]

以下の環境、条件を満たすとき、Symfoware/RDBがqdg02842uのエラーメッセージを出力しダウンする場合があります。

※qdg02842u: シグナルd*を受信したため RDBII システム空間が異常終了しました s*

d*: シグナル番号

s*: RDB システム名

RDB システム名はマルチRDB の場合のみ出力されます。

[環境]

以下のOS・製品で発生します。

-Linux

(Red Hat Enterprise Linux 4)

修正番号 : T001856QP-03

製品名・世代 : Linux64-IPF Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

(Red Hat Enterprise Linux 5)

修正番号 : T001857QP-03

製品名・世代 : Linux64-IPF Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

(Red Hat Enterprise Linux 4)

修正番号 : T002786LP-03

製品名・世代 : Linux64-EM64T

Symfoware Server Standard Edition for x64 9.2.0

(Red Hat Enterprise Linux 5)

修正番号 : T002788LP-03

製品名・世代 : Linux64-EM64T

Symfoware Server Standard Edition for x64 9.2.0

(Red Hat Enterprise Linux 4)

修正番号 : T002784LP-03

製品名・世代 : Linux32 Symfoware Server Standard Edition 9.2.0

(Red Hat Enterprise Linux 5)

修正番号 : T002785LP-03

製品名・世代 : Linux32 Symfoware Server Standard Edition 9.2.0

Symfoware Server V10.0.0およびV10.0.0A の各エディション

-Windows

Symfoware Server V10.0.0およびV10.0.0A の各エディション

[発生条件-1]

  1. カーソルをオープンしている。かつ、

  2. 1.のカーソル以外にSQL文を実行している。かつ、

  3. 1コネクション内で実行するSQL文の合計長が、1024バイトを超える。かつ

  4. 1.のカーソルをオープンした状態で、以下のいずれかでコネクションが切断される。

    1. rdbstop -mc コマンドにより、実行中アプリケーションが強制終了される。または、

    2. rdbterm コマンドにより、コネクションが強制切断される。または、

    3. killコマンドでアプリケーションプロセスを強制終了する。または、

    4. トランザクションの実行時間が、利用者制御機能のMAX_TRAN_TIMEを超える。または、

    5. アプリケーションからの応答時間が、利用者制御機能のMAX_WAIT_TIMEを超える。または、

    6. トランザクションの実行時間が、TRAN_TIME_LIMITを超える。または、

    7. Windowsクライアント端末で以下のいずれかを実行する。または、
      ・時刻補正する。または、
      ・クライアント端末を再起動する。

    8. DISCONNECT文を実行しないでアプリケーションプロセスを終了する。または、

    9. RDB2_TCP接続のクライアントとの通信で、システムコールが何らかの原因により、エラーが発生する

[発生条件-2]

  1. 定義長が32Kバイト以上のBLOB列に対する動的パラメタを含む、

  2. SQL文を実行する。 かつ、

  3. 1.実行前にSQL文が実行されている。 かつ、

  4. 1.実行した時点で、1コネクション内で実行するSQL文の合計長が1024バイトを超える。

※補足

SQL文情報を格納する内部メモリの使用状況も関係しているため必ず発生するものではありません。

16

PG75683

[現象]

ODBCアプリケーションで複数件のデータを参照したとき、返却されるはずのデータが返却されない場合があります。

[環境]

Windows

[発生条件]

  1. Symfoware Server V10を使用している。かつ、

  2. Symfoware ODOS連携のアプリケーションを実行する。かつ、

  3. SQLSetStmtOptionで第2パラメタにSQL_ROWSET_SIZEを指定する。かつ、

  4. SQLSetStmtOptionで第3パラメタに2以上の値を指定する。かつ、

  5. SQLExtendedFetchでデータを参照する。

17

PG75821

[現象]

以下に示す発生条件のとき、以下の現象が発生する場合があります。

[現象1]

JYP7201E スキーマ“@1@”が存在しません.のエラーとなります。

[現象2]

JYP7210E データベース“@1@”が存在しません.のエラーとなります。

[現象3]

JYP2263E スキーマ“@1@”の表“@2@”に“@3@”権がありません.のエラーとなります。

[現象4]

SET TRANSACTION文で設定した独立性水準、トランザクションアクセスモード以外の状態でSQL文が動作することで、以下の事象が発生します。

  1. 本来更新SQL文が実行可能なトランザクションであるにもかかわらず、「JYP2087E トランザクション状態は読込み専用です.更新系SQL文は実行できません.」エラーとなります。

  2. 他のトランザクションで更新中のデータに対して、本来1つ前のトランザクションでCOMMITされたデータが参照できず、他のトランザクションが完了するまで排他待ちとなります。

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

-Solaris(TM) Operating System

-Linux

-Windows

[発生条件]

[現象1の発生条件]

  1. 後述のA)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. 以下のいずれかに該当する。かつ、
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    SET SCHEMA文を実行する。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    デフォルトスキーマ名を指定するか、SET SCHEMA文を実行する。

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、スキーマ名で修飾していない識別子を使用して、以下のいずれかのSQL文を実行する。
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    動的カーソル宣言以外の動的SQL文または、CALL文。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    データ操作文または、CALL文。

[現象2の発生条件]

  1. 後述のA)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. 以下のいずれかに該当する。かつ、
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    SET CATALOG文または、データベース名を付けたSET SCHEMA文を実行する。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    データベース名を付けたSET SCHEMA文を実行する。

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、以下のいずれかのSQL文を実行する。
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    動的カーソル宣言以外の動的SQL文または、CALL文。
    Javaアプリケーションまたは、ODBCアプリケーションの場合)
    データ操作文または、CALL文。

[現象3の発生条件]

  1. 後述のB)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. SET SESSION AUTHORIZATION文またはSET ROLL文を実行する。かつ、

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、SQL文を実行する。

[現象4の発生条件]

  1. 後述のA)のいずれかを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを使用する。かつ、

  3. 以下のいずれかに該当する。かつ、
    埋込みSQLアプリケーションまたは、rdbexecsqlコマンドの場合)
    SET TRANSACTON文を実行する。
    Javaアプリケーションの場合)
    default_readonlyオプションまたは、default_isolationオプションを指定する。
    または、SET TRANSACTON文を実行する。
    ODBCアプリケーションの場合)
    CLI_DEFAULT_ACCESS_MODEパラメタまたは、CLI_DEFAULT_ISOLATIONパラメタを指定する。
    または、SET TRANSACTON文を実行する。

  4. 後述のC)のいずれかの理由により、コネクションが切断される。かつ、

  5. 4.の後、ロールバックを実行する。かつ、

  6. 5.の後、SQL文を実行する。

[発生条件]の補足説明

A)アプリケーションまたはコマンドの種類

・埋込みSQLを利用した、C言語またはCOBOL言語のアプリケーション

・rdbexecsqlコマンド

・JDBCを使用した、Javaアプリケーション

・ODOSを使用した、ODBCアプリケーション

B)アプリケーションまたはコマンドの種類

・埋込みSQLを利用した、C言語またはCOBOL言語のアプリケーション

・rdbexecsqlコマンド

C)コネクションが切断される理由

・ロードシェア運用で、縮退、切替え、または、切戻しが発生する。

・ホットスタンバイ運用で、運用系から待機系への切替えと切り戻しを行う。

・rdbtermコマンドでコネクションを切断する。

・通信異常などの理由により、コネクションが切断される。

・アプリケーション実行中にアプリケーションサーバで時刻補正を行う。

・TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した時間を超過する。

・利用者制御機能のMAX_TRAN_TIMEパラメタに指定した時間を超過する。

18

PG76142

[現象]

Symfoware ODBCドライバを利用したODBCアプリケーションで、SET TRANSACTION文または、SET SCHEMA文実行時に、アプリケーションが異常終了(ダウン)する場合がある。

アプリケーションダウン時にイベントビューアに出力されるメッセージ

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:

'JYP1078U シグナルを受信したためアプリケーションが異常終了しました.'

[環境]

Windows

[発生条件]

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. 文ハンドル作成後、以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、
    ・SET TRANSACTION文
    ・SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行しない。かつ、

  5. ODBC APIのSQLMoreResultsを実行した場合。

●ADO.NETを利用している場合

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. System.Data.Odbc.OdbcCommandオブジェクトを生成し、以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、
    ・SET TRANSACTION文
    ・SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行していない場合。

●RDOを利用している場合

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. rdoConnectionオブジェクトを生成し、以下のいずれかのSQL文を2回実行する。かつ、
    ・SET TRANSACTION文
    ・SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行しない。

●DAOを利用している場合

  1. V10.0.0以降のSymfoware Server Client機能を使用する。かつ、

  2. Symfoware ODOSを使用した、ODBCアプリケーションを使用する。かつ、

  3. Connectionオブジェクトを生成し、以下のいずれかのSQL文を2回実行する。かつ、
    ・SET TRANSACTION文
    ・SET SCHEMA文

  4. 3.の実行以前にトランザクションを開始するSQL文を実行しない。

19

PG76154

[現象]

WebAdminから、RDBシステム削除を実行したところ、エラーメッセージが出力される。

エラーメッセージ:Message not found :10000(D:\SFWETC\RDB\ETC\WAD01)

[環境]

Windows

[発生条件]

  1. RDBシステムを作成する。かつ、

  2. 下記フォルダにrdbbuf以外のファイルがある。かつ
    X:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名

  3. WebAdminでRDBシステムを削除する。

20

V10.0.0

PG56312

[現象]

rdbdmpコマンドのcオプション(rdbdmpコマンド実行中の更新ログを退避データに採取しない)指定時に、メッセージqdg02303uを出力してエラー終了する場合があります。

qdg02303u:退避データの取得に失敗しました

[環境]

  1. 以下のOSを使用している場合。かつ、

    • Solaris(TM)Operating System

    • Windows

    • Linux

  2. アーカイブログ運用している。かつ、

  3. アーカイブログファイルの合計サイズが2ギガバイト以上

[発生条件]

  1. rdbdmpコマンドをcオプション指定(注1)で実行する。かつ、

  2. 1.実行中の更新ログ量(注2)が2ギガバイトを超えた場合

(注1):rdbdmpコマンド実行中の更新ログを退避データに採取しない指定

rdbdmpコマンドによるIO負荷を削減することを目的とした、rdbdmpコマンドのdオプション(インターバルバックアップ)指定時に、通常より更新ログが増加(=退避データサイズ増加)が予想されるため、更新ログを採取しない機能として用意した機能。

(注2):rdbdmpコマンド実行中に蓄積される更新ログ量の総量

以下の手順で更新ログ量は実測可能です。

  1. rdbsarコマンドのlオプション(テンポラリログに関する性能情報の表示)指定を実行し、出力されたAiBlock数を記録

  2. rdbdmpコマンド実行

  3. rdbsarコマンドのlオプション指定を実行し、出力されたAiBlock数を記録

    更新ログ量=(3.で記録したAiBlock数-1.で記録したAiBlock数)×512バイト

21

PG58569

[現象]

発生条件に示す条件下で、トランザクションを超越するカーソルを使用したFETCH文を実行した場合、Symfoware/RDBがqdg02842u(*)を出力してダウンする場合があります。

(*)qdg02842u: シグナルd*を受信したためRDBIIシステム空間が異常終了しました。

[環境]

以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Windows

  • Linux

[発生条件]

  1. 以下の条件を満たすトランザクションを超越するカーソルをオープンする。かつ、

    1. 占有モード指定にNO_LOCKを指定している。かつ、

    2. カーソルモード指定にHOLDを指定している。

  2. 1.のカーソルをオープン中にCOMMIT文を実行する。かつ、

  3. 2.の後、1.のカーソルが参照する表に定義しているDSIに対してrdbfmtコマンドを実行する。かつ、

  4. 3.の後、1.のカーソルに対してFETCH文を実行する。

22

PG59073

[現象]

Symfoware Server Advanced Backup Controllerによるバックアップ実行中にエラーメッセージqdg12695uを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.1.17.769 Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdcmrct100 line:XXX)

[環境]

以下のOSを使用している場合

  • Solaris(TM)Operating System

  • Windows

  • Linux

[発生条件]

  1. CREATE DSI文を実行する(対象DSIが定義直後の状態)。かつ、

  2. 1.のDSIが割り付けられたデータベーススペースを対象に、Symfoware Server Advanced Backup Controllerのバックアップ処理として、以下いずれかのコマンドを実行する。かつ、

    • swstbackupコマンド(注1)、または、

    • rdbmrdmpコマンド

  3. 2.実行中に、1.のDSIに対して以下いずれかのコマンドを実行した場合。

    • rdbfmtコマンド、または、

    • rdbsloaderコマンド

(注1)以下の製品のコマンド

  • Softek AdvancedCopy Manager、または、

  • ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

23

PG60461

[現象]

CASTを指定したSQL文を実行するとqdg12695u(*1)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

*1:qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード=(t*) u*

[環境]

  1. 以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

以下のCASTを指定したSQL文を実行した場合。

  1. CASTオペランドのデータ型が概数型である。かつ、

  2. 1.の値が-0である。かつ、

  3. CAST相手のデータ型が文字列型である。

24

PG61956

[現象]

Symfoware/RDBがqdg12695uのメッセージを出力し、ダウンする場合があります。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.5.65.257 Internal code = (~ module:jypfs050 line:xx)

[環境]

以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下の条件を満たすSQL文を実行する。かつ、

    1. FROM句に複数の表を指定したSQL文を実行する。かつ、

    2. a.のSQL文のアクセスモデルが、フェッチジョインまたはマージジョインである。かつ、

    3. b.のジョインキーの値がユニークでない。

  2. 1.のSQL文がエラー終了する。かつ、

  3. 1.のSQL文を再実行する。かつ、

  4. 以下のいずれかを満たす場合。

    1. 1.のSQL文が以下のいずれかの条件を満たす場合。または、

      i) ORDER BY句を指定している。または、

      ii) GROUP BY句を指定している。または、

      iii) UNIONを指定している

    2. 2.の実行後以下の条件を満たすカーソルをOPENし、3)の実行時にOPEN中の場合

      i) ORDER BY句を指定している。または、

      ii) GROUP BY句を指定している。または、

      iii) UNIONを指定している。

25

PG62293

[現象]

監査ログ表の列AUDIT_TEXTに格納される資源名に不要なデータが付く場合があります。

[環境]

Solaris(TM) Operating System

Linux

Windows

[発生条件]

  1. 監査ログ運用を行っている。かつ、

  2. rdbpldicコマンドでデータベース名指定、またはスキーマ名指定で定義をメモリ上に展開している。かつ、

  3. SET SYSTEM PARAMETER文でセキュリティパラメタAUDIT_ACCESS_SUCCESS=YESを設定する。かつ、

  4. 以下のいずれかにアクセスした場合。

    1. 表 または、

    2. 順序定義 または、

    3. トリガ または、

    4. プロシジャルーチン または、

    5. ファンクションルーチン

26

PG64080

[現象]

データベースを削除するとエラーメッセージ"qdg12695u システム障害が発生しました "を出力しSymfoware/RDBがダウンします。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux

[発生条件]

(条件1)

  1. ロードシェア運用でない。かつ、

  2. RDB構成パラメタファイルに RDBDICONBUFFER=YESを指定している。かつ、

  3. Symfoware/RDBを起動する。かつ、

  4. データベース削除文(DROP DATABASE)を実行する。

(条件2)

  1. ロードシェア運用である。かつ、

  2. RDB構成パラメタファイルに RDBDICONBUFFER=YESを指定している。かつ、

  3. Symfoware/RDBを起動する。かつ、

  4. Capital側システムでデータベース削除文(DROP DATABASE)を実行する。

(条件3)

  1. ロードシェア運用(*1)である。かつ、

  2. RDB構成パラメタファイルに RDBDICONBUFFER=YESを指定している。かつ、

  3. Symfoware/RDBを起動する。かつ、

  4. Satellite側システムでデータベース配下の全データベーススペースを削除(DROP DBSPACE)する。

(*1)9.2.0以降でRDB構成パラメタファイルにRDBSCLSYSTEMを指定している場合。

(内部条件)

RDBDICONBUFFER=YES指定時に動作する、RDBディレクトリファイルのメモリ常駐化処理中に、データベース削除文が実行された場合、定義削除のタイミングにより本障害が発生する場合があります。

※補足

RDBディレクトリファイルのメモリ常駐化処理はSymfoware/RDBの起動直後に実行されます。

定義されているDSIの数により処理時間が長くなる場合があります。

メモリ常駐化処理の情報は、rdbprdicコマンドのmオプションで確認できます。

rdbprdicコマンド実行時、Directory file の項目が、Loading の場合、RDBディレクトリファイルがメモリ常駐化処理中であることを判別できます。

27

PG65312

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、メモリがリークする場合があります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. JDBCを使用したjavaアプリケーションを使用する。かつ、

  2. 以下のいずれかの場合。かつ、

    • DriverManagerクラスのAPIを利用して、データベースに接続する。かつ、statementcacheオプションに1以上の値を指定する。

    • DataSourceインタフェースを利用して、データベースに接続する。かつ、ステートメントキャッシュ数に1以上の値を指定する。かつ、

      (最大プールコネクション数に0を指定する。または、最大プールコネクション数を超える数のコネクションを使用する。)

  3. 2.のコネクションを使用して、PreparedStatementインタフェースまたは、CallableStatementインタフェースを利用して、SQLを実行する。かつ、

  4. 2.のコネクションに対して、Connection.close()を実行する。かつ、

  5. アプリケーションプロセスを終了する事なく、2.~4.を繰り返し行う。

28

PG65698

[現象]

Symfowareが無応答となる場合あります。

[環境]

以下のOSで発生する。

  • Solaris TM Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. FROM句に複数の表を指定したSQL文を実行する。かつ、

  2. 1.の表を結合する条件として探索条件に指定した列に、一意性制約を定義していない。かつ、

  3. 2.の列のデータに重複しているレコードが多い。かつ、

  4. 1.のSQL文の選択リストに集合関数を指定している。かつ、

  5. 4.の集合関数にDISTINCTを指定していない。

29

PG66002

[現象]

現象1:

ロード系のRDBコマンド(注1)を実行すると、qdg13198u(注2)のメッセージを出力してRDBコマンドが異常終了します。

注1)rdbsloader/rdbsaloader/rdbsuloaderコマンド

注2)「ファイル's*'において d*件目の文字列データが定義長を超えています 列名.定義長=(t*) u* 」

現象2:

ロード系のRDBコマンド(注1)を実行すると、文字列型の列に不当なデータが格納される(注2)ことがあります。

このため、データ検索の取出しにおいて本来取出されるべきデータが取出されないことがあります。

注1)rdbsloader/rdbsaloader/rdbsuloaderコマンド

注2)文字列型データの最終バイトに制御コード(\r:0x0d)が付加されます。

以下に例を示します。

入力データ: CHAR(8)の列に"ABC"を指定
格納結果: "ABC△△△△\r" (△は半角空白、\rはバイナリの0x0dを示す)

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Solaris(TM) Operating System または、

  • Linux または、

  • Windows

[発生条件]

発生条件1:

  1. 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbsloaderコマンド(※)、または、
      ※レコード定義長が32KBを超える(BLOB型の列が存在時)場合で、-cオプションでBLOB型以外の列名を指定している場合

    2. rdbsaloaderコマンド、または、

    3. rdbsuloaderコマンド

  2. 1.のコマンドで以下のオプションを指定する。かつ、

    1. -t (入力ファイルがテキスト形式) および、

    2. -l NONE_VALIDSPACE (区切り文字から区切り文字までをそのまま格納)

  3. 1.の入力ファイルにレコードの終端を示す改行文字がCR(\r)+LF(\n)のレコードが存在する。かつ、

  4. 3.のレコードが以下の全てを満たしている。

    1. 最後の列のデータ型が文字列型である。かつ、

    2. 最後の列の文字列長が列の定義長と同じである。かつ、

    3. レコードの終端を示す改行文字が入力レコード読込みバッファ(注)をまたがっている。

注)入力ファイル読込み用の32KB(32768バイト)のローカルメモリです。
以降の記述において、入力ファイルの先頭から32768×nバイト目にレコードの終端を示す改行文字の\rが存在する場合を「バッファをまたがる」と称します。以下がバッファをまたがる例です。('|'は区切り文字を示す)
……|JHC00001\r\n……
\rが先頭から32768×nバイト目の場合、バッファをまたがります。

発生条件2:

  1. 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、

    1. rdbsloaderコマンド(※)、または、
      ※レコード定義長が32KBを超える(BLOB型の列が存在時)場合で、-cオプションでBLOB型以外の列名を指定している場合

    2. rdbsaloaderコマンド、または、

    3. rdbsuloaderコマンド、または、

  2. 1.のコマンドで以下のオプションを指定する。かつ、

    1. -t (入力ファイルがテキスト形式) および、

    2. -l NONE_VALIDSPACE (区切り文字から区切り文字までをそのまま格納)

  3. 1.の入力ファイルにレコードのを終端を示す改行文字がCR(\r)+LF(\n)のレコードが存在する。かつ、

  4. 3.のレコードが以下の全てを満たしている。

    1. 最後の列のデータ型が文字列型である。かつ、

    2. 最後の列の文字列長が列の定義長より短い。かつ、

    3. レコードの終端を示す改行文字が入力レコード読込みバッファ(注)をまたがっている。

<補足>

発生条件1との違いは、4. b.のみです。

30

PG67639

[現象]

[現象1]

以下に示す発生条件のとき、Symfoware/RDBが JYP1059Eのメッセージを出力したり、qdg02842u のメッセージを出力して異常終了したりする場合があります。

JYP1059E 不当なプロトコルが転送されました.

qdg02842u シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[現象2]

以下に示す発生条件のとき、アプリケーションに JYP1024Uのメッセージが返却されます。

JYP1024U システムエラーが発生しました.mod = “@1@”:code = “@2@”,“@3@”,“@4@”,“@5@”

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[現象1の発生条件]

  1. マルチスレッドアプリケーションを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを利用している。かつ、

  3. 複数のスレッドから、同時にSymfoware/RDBに対してSQL操作を行なう。かつ、

  4. トランザクションを開始していないコネクションから、トランザクションを開始するSQLを実行した時、通信切断エラーが発生する。かつ、

  5. 4.のコネクションに対して、DISCONNECTまたはSQLThrFreeIDを実行する。かつ、

  6. 5.の処理が、他のスレッドから要求されたCONNECTの処理と競合した場合

[現象2の発生条件]

  1. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを利用している。かつ、

  2. トランザクションを開始していないコネクションから、トランザクションを開始するSQLを実行した時、通信切断エラーが発生する。かつ、

  3. 2.のコネクションに対して、DISCONNECTまたはSQLThrFreeIDを実行する。

31

PG67686

[現象]

以下の2つの現象が発生する場合があります。

  • 現象1

    データベースサーバ上でConnection Managerの監視プロセスがコアを出力してダウンする。

  • 現象2

    稼働中のアプリケーションサーバのシステムログに、Connection Managerのエラーメッセージapc00024eおよびapc00001eが出力され、一時的にデータベースサーバとの通信に異常が発生し、アプリケーションを実行できなくなる。

    *apc00024e:Heartbeat connection timed out. IPaddress=RDBシステムのIPアドレス PortNumber=相互ダウン監視通信用のポート番号

    *apc00001e:An error has occurred on the communication line to RDB system 'RDBシステム名 ホスト名'.

[環境]

以下のいずれかの OS を使用している。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

[発生条件]

以下の条件を満たしている場合に、本現象が発生する場合があります。

  1. データベースサーバに対して、Connection Managerを2つ以上接続している、かつ、

  2. 以下のいずれかの条件を満たしている。

    2-1) 1つ以上のConnection Managerが任意の原因で停止する。または、

    2-2) 1つ以上のConnection Managerとデータベースサーバとの間で通信異常が発生する。

32

PG68381

[現象]

【現象1】

コネクションが回収されない場合があります。コネクション数がシステム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPパラメタに指定した値を超えた場合、以下のいずれかのメッセージが出力されます。

  • JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.

  • JYP1010E サーバ接続要求が拒否されました.

  • JYP1052E 接続できる通信の最大数を超えました.通信種別 =“@1@”

  • JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”

  • JYP2616E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”

【現象2】

同一のアプリケーションサーバで実行した複数のアプリケーションからコネクションを接続した場合、最後に接続したコネクション以外が切断され、コネクションを切断されたアプリケーションがSQL文を実行した時に、以下のいずれかのメッセージが通知されます。

  • JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.

  • JYP2023E 現コネクションが存在しません.

[環境]

以下のいずれかの製品で発生します。

  • Solaris(TM)Operating System

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0

    Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0

    Symfoware Server Standard Edition 9.1.0

  • Linux

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0

    Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0

    Symfoware Server Standard Edition 9.2.0

    Symfoware Server Standard Edition 9.1.0

  • Windows

    Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.1

    Symfoware Server Standard Edition 9.1.1

[発生条件]

【現象1】の発生条件

  1. コネクションを接続中に、アプリケーションサーバが異常終了(※)する。かつ

  2. 1.の状態で、アプリケーションサーバを再起動している。かつ

  3. 2.のアプリケーションサーバからコネクションを接続する。

※ 異常終了の例

  • 電源の強制切断

  • LANケーブル切断などにより、通信不可能な状態において、

アプリケーションサーバのシャットダウン

【現象2】の発生条件

  1. クライアント用の動作環境ファイルのCLUSTER_SERVICE_NAMEパラメタを指定している。かつ

  2. 1.のアプリケーションサーバからCLUSTER_SERVICE_NAMEパラメタに同じクラスタサービス名を指定したアプリケーションのコネクションを2つ以上接続する。

33

PG69855

[現象]

現象1、現象2のいずれか一方、または両方が発生する場合があります。

[現象1]

テンポラリログファイルの AI ログ域の満杯事象 (※1) が発生し、アプリケーションまたは RDB コマンドの実行がエラーとなる場合があります。

※1 メッセージログファイルおよびシステムログ(※2)に次のエラーメッセージが出力されます。

  • スケーラブルログ運用の場合

    qdg13240u:ロググループ's*'のテンポラリログファイルが満杯です 詳細コード = '1'

  • スケーラブルログ運用でない場合

    qdg12826u:テンポラリログファイルの領域が不足しました

※2 Linux/Solarisの場合はsyslog、Windowsの場合はWindowsのイベントログのアプリケーションログに出力されます。

[現象2]

ダウンリカバリに時間がかかる場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合に、発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

以下の条件に一致した場合に、発生する可能性があります。

(タイミング依存のため条件に一致しても発生しない場合があります。)

  1. インデックスが定義された表に対し、以下のいずれかの更新操作を実行する。かつ、

    1. INSERT 文、または、

    2. DELETE 文、または、

    3. インデックスのキーを構成する列に対する UPDATE 文

  2. 1. の更新対象のロググループについて、長時間継続して更新データ量が多い(※)。

※ トランザクションによる更新量の方が、データベーススペースへの更新反映量よりも上回る状態が長時間継続すると、最終的に [現象1] となる場合があります。また、[現象1] となる以前、もしくは[現象1]の発生後に何らかの原因で Symfoware/RDB のダウン事象が発生すると [現象2]となる場合があります。