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ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド

7.1 概要

一括設定では、事前に作成した構成定義ファイルを読み込むことで、多数のサーバから構成されるシステムを簡単に構築・変更できる機能です。複数の定義を一度にまとめて行うことができるので、個別の設定操作によるオペレーションミスを防止できます。

一括設定は以下の場面で使用できます。

インポート、エクスポート可能な構成定義ファイルはCSV形式です。構成定義ファイル形式については、「付録D 一括設定用の構成定義ファイル(CSV形式)」を参照してください。
本製品はCSV形式のサンプルを提供しています。また、ServerView Resource Coordinator VEホームページではExcelのテンプレート(以降、構成定義テンプレート)を公開しています。構成定義テンプレートを利用することで、CSV形式の構成定義ファイルを簡単に作成できます。
構成定義テンプレートからCSVファイルを読み込む、またはRCコンソールから構成定義ファイルをインポートする場合は、「D.2 ファイル形式」に記載している形式の構成定義ファイルを使用します。
構成定義テンプレートからCSV形式でファイルを保存、またはRCコンソールから構成定義ファイルをエクスポートした場合は、「D.2 ファイル形式」に記載している最新のバージョンが記述された形式で出力されます。

一括設定では、以下に記載されているRCコンソールと同じ操作ができます。

*1: 電力データを採取するためのオプション設定は、RCコンソールから設定を行ってください。
*2: 一括設定で設定を行う場合、インポートしたあとに該当する管理対象サーバを再起動してください。
*3: RCコンソールの操作部分だけが一括設定で対応できます。


また、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「第3章 ブレードビューア」と「3.6.1 ラベル・コメントの一覧、登録および編集」に記載されているブレードビューアと同じ操作ができます。

注意

  • 一括設定では、以下の操作はできません。RCコンソールで行ってください。

    • 登録されたリソースの削除

    • 登録されたシャーシ名、PRIMERGY BXシリーズ以外の物理サーバ名、電力監視デバイス名の変更

    • 登録された管理LANサブネットの削除

    • LANスイッチの探索、登録、削除、基本情報の変更

    • LANスイッチからの結線情報の取得

    • VIOM連携の登録、設定変更、削除

    • SNMPトラップ送信先の登録、削除

  • インポート時に指定する構成定義ファイルでは、登録または変更するリソース数の合計を200以内にしてください。

    200を超える数のリソースを登録または変更する場合は、構成定義ファイルを複数に分けてインポート処理を行ってください。