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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.2 運用手引書 Copy Control Module編

2.2.5 ETERNUS ディスクアレイの登録

コピーに使用するETERNUS ディスクアレイをAdvancedCopy Manager CCMに登録します。「A.2.1 acarray add (ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)」を使用して、ETERNUS ディスクアレイを登録してください。

登録には、以下のETERNUS ディスクアレイ情報が必要です。

ポイント

アクセスパスを省略する場合

ETERNUS ディスクアレイの登録時にアクセスパスを省略する場合は、「A.2.1 acarray add (ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)」で-pathオプションを省略して実行し、アクセスパスを自動で設定してください。

アクセスパスを自動で設定するときは、以下の順番でETERNUS ディスクアレイを検索します。

  • [Windowsの場合]

    ディスク管理で表示される、「PhysicalDrive[ディスク番号]」の順番
    ディスク番号は、[スタート]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]-[ディスクの管理]で表示される「ディスク #」や、AdvancedCopy Managerのブロックデバイス名の「disk?」と同じ値です。

  • [Solarisの場合]

    1. OS標準デバイス(/dev/rdsk/*)

    2. ETERNUSマルチパスデバイス(/dev/FJSVmplb/rdsk/*)

    3. VxVM(/dev/vx/rdmp/*)

  • [Linuxの場合]

    1. OS標準デバイス(/dev/sd*)

    2. udevのby-id形式(/dev/disk/by-id/*)

    3. udevのby-path形式(/dev/disk/by-path/*)

また、OSの再起動後にデバイス情報が変更されたことで指定したアクセスパスが無効になった場合も、「A.2.5 acarray pathscan (アクセスパスの自動設定コマンド) 【Linux 5 for Itanium版を除く】」を実行することで、容易にアクセスパスを変更することができます。

なお、アクセスパスを自動で設定するときは、有効なアクセスパスが見つかるまでデバイスを検索するため、数分かかる可能性があります。

Windows版/Solaris版/Linux 5 (for x86,for Intel64)版では、リモートETERNUS ディスクアレイの場合、ETERNUS ディスクアレイとの認証を行わずにその筐体を登録します。登録には、以下のETERNUS ディスクアレイ情報が必要です。

ポイント

RECを利用する場合

RECを利用する場合は、CCMサーバ上で、2台(RECのコピー元およびコピー先)のETERNUS ディスクアレイを登録する必要があります。

CCMサーバで、以下の手順で登録してください。

  1. 1台目のETERNUS ディスクアレイを登録します。

    RECを行うETERNUS ディスクアレイのうち、「2.2.4 アクセスパスの設定」でアクセスパスを設定したETERNUS ディスクアレイを登録します。RECを行う2台のETERNUS ディスクアレイともアクセスパスを設定している場合は、どちらかのETERNUS ディスクアレイを登録してください。

    アクセスパスには、実在するドライブ文字またはデバイス名を指定してください。

  2. 2台目のETERNUS ディスクアレイを登録します。

    RECを行うETERNUS ディスクアレイのうち、手順1で登録したETERNUS ディスクアレイとは別の、もう1台のETERNUS ディスクアレイを登録します。

    • アクセスパスを設定しているETERNUS ディスクアレイを登録する場合

      手順1と同様、アクセスパスには、実在するドライブ文字またはデバイス名を指定してください。

    • アクセスパスを設定していないETERNUS ディスクアレイを登録する場合

      • Windows版/Solaris版/Linux 5 (for x86,for Intel64)版

        -boxidオプションを付けて「A.2.1 acarray add (ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)」を実行し、筐体を登録してください。実在しないドライブ文字をアクセスパスに指定することはできません。

      • Linux 5 for Intel Itanium版

        アクセスパスには、任意のデバイス名を指定してください。(実在しないデバイス名を指定しても、エラーになりません)

  3. 2.2.6 コピーグループの作成」を行います。

    -aオプションには、手順1で指定したETERNUS ディスクアレイを指定してください。
    -remoteオプションには、手順2で指定したETERNUS ディスクアレイを指定してください。

以下に実行例を記載します。

ETERNUS ディスクアレイを登録します。

> acarray add -a E4000 -ip 10.124.6.251 -path c: -user root -password root
Successful completion.
 

ETERNUS ディスクアレイの登録確認は、「A.2.3 acarray list (ETERNUS ディスクアレイの情報表示コマンド)」を使用してください。

> acarray list

Name  BOX-ID                                   IP Address
----- ---------------------------------------- ------------
E4000 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## 10.124.6.251
 

リモートETERNUS ディスクアレイを登録します。
Windows版/Solaris版/Linux 5 (for x86,for Intel64)版では、-boxidオプションを付けて「A.2.1 acarray add (ETERNUS ディスクアレイの登録コマンド)」を実行します。

> acarray add -a E4000 -boxid 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## -remote
Successful completion.
 

ETERNUS ディスクアレイの登録確認は、「A.2.3 acarray list (ETERNUS ディスクアレイの情報表示コマンド)」を使用してください。-remoteオプションは、Windows版/Solaris版/Linux 5 (for x86,for Intel64)版で利用できます。

> acarray list -remote

Name  BOX-ID                                   
----- ----------------------------------------
E4000 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##
E8000 00E8000M9#####E890S20A####KO4070639003##