名前
tbogetoluinfo - ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000の情報取得
形式
/opt/FJSVswstm/bin/tbogetoluinfo -l ETERNUSIPaddress [ETERNUSIPaddress ...]
機能説明
マルチパスを構成している環境でETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000のディスクをテープにバックアップするために必要な情報を、ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000から取得するコマンドです。
このコマンドは、以下の場合に実行する必要があります。
テープサーバ初期導入時
テープサーバのバージョンアップ時
テープサーバのOSバージョンアップ時
ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000のRAID構成(RAID Group構成およびLUNV構成)の変更時
新規のETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000の追加時
オプション
ETERNUSIPaddressで指定したETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000からLAN経由でETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000の情報を取得します。
本オプションは省略できません。
オペランド
情報を取得するETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000のIPアドレスを指定します。対象となるIPアドレスは、“IPv4”だけです。
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
使用例
ETERNUSIPaddress (200.30.40.30) のETERNUS4000から情報を取得します。
# /opt/FJSVswstm/bin/tbogetoluinfo -l 200.30.40.30 200.30.40.30 completed. [total olu = 100] The configuration file of CM information was update. #
テープサーバをACM13.1以前からACM13.2以降にバージョンアップし、テープサーバの14.4.14 tboactmplbext(テープサーババージョンアップ設定コマンド)を実行した場合は、以下のメッセージが出力されます。
# /opt/FJSVswstm/bin/tbogetoluinfo -l 200.30.40.30 200.30.40.30 completed. [total olu = 100] /var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.conf was update. #
注意事項
GRマルチパスドライバを導入している環境で、本コマンドを実行した場合は、以下のコマンドも実行してください。だだし、RAID装置がマイグレーションの処理中には実行しないでください。なお、ETERNUSマルチパスドライバを導入している場合は、実行する必要はありません。
# mplbconfig -q #
本コマンドを実行するには、以下の条件があります。
ETERNUS3000のファームウェアのバージョンが以下のバージョン以降である。
モデル | ファームウェアのバージョン |
---|---|
M100/M200/M400/M600 | V20L32 |
M300/M500/M700 | V10L10 |
ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS4000については、ファームウェアのバージョンに関わらず実行してください。
テープサーバとETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000がLANに接続されている。
テープサーバとETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000がFC接続されている。
ETERNUSマルチパスドライバまたはGRマルチパスドライバがテープサーバにインストールされている。
/etc/opt/FJSVswstm/conf/devpath.confにETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000のアクセスパスを記載し、14.4.1 tbochkconf(テープサーバ定義ファイルチェックコマンド)を実施している。
本コマンドを実行する場合の注意事項は以下のとおりです。
ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000を含まない構成では、本コマンドを必要としません。
ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000以外のIPアドレスを指定しても情報は取得されません。
ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000のRAID変更(LUNVの追加・削除含む)後や新規ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETEENUS4000の追加後に、本コマンドを実行しなかった場合、テープへのバックアップおよびテープからのリストアが失敗します。
/var/opt/FJSVmplb/mplb_ext.confはGRマルチパスドライバの設定ファイルです。マルチパスドライバの動作に影響するため、手動で編集を行わないでください。
バージョンアップにて14.4.14 tboactmplbext(テープサーババージョンアップ設定コマンド)を実行せずに本コマンドを実行する場合、各CMにアクセスパスを2本ずつ設定していない構成では、情報取得が失敗します。
なお、14.4.14 tboactmplbext(テープサーババージョンアップ設定コマンド)を実行している場合は、/etc/opt/FJSVswstm/conf/mplb_ext_activeファイルが存在します。以下のコマンドを実行することにより、ファイルの有無を確認することができます。
# ls -l /etc/opt/FJSVswstm/conf/mplb_ext_active