ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.2 運用手引書テープバックアップ連携編

14.4.4 tborestore(テープリストア実行コマンド)

名前

tborestore - テープリストアの実行

形式

機能説明

バックアップ履歴情報のうち、テープに格納されたデータのリストアを実施します。

このコマンドでリストアをした場合、Storageサーバ上で前後処理を行いません。Storageサーバが停止している状態、もしくは業務ボリュームにアクセスをしていない状態でリストアを実施する必要があります。

Symfowareの業務ボリュームをリストアする場合、バックアップ時にテープに退避したリカバリ制御ファイルも同時にリストアをします。このコマンドで、Symfowareデータベーススペースをリストアした場合、アーカイブログ適用を行いません。アーカイブログを適用するには、Symfowareが提供するコマンドの“rdbmrrcv”コマンドを用いて行います。アーカイブログの適用については、『Symfoware Server RDB運用ガイド』を参照してください。

オプション

-gオプション、-vオプション、-tオプションのいずれも指定されなかったときは、世代管理しているバックアップ履歴の中から最新の情報をリストアします。

-h Storage-Server

Storageサーバ名を指定します。

-g Generation-No

リストアするデータの相対世代番号を指定します。

世代管理しているデータのリストアのみ指定できます。

相対世代番号については、14.4.8 tbohistdisp(テープ履歴情報表示コマンド)で確認してください。

-v、-tオプションと同時に指定できません。

-v Version-No

リストアするデータの絶対世代番号を指定します。

世代管理しているデータのリストアのみ指定できます。

絶対世代番号については、14.4.8 tbohistdisp(テープ履歴情報表示コマンド)で確認してください。

-g、-tオプションと同時に指定できません。

-t Backup-Time

リストアするデータの日数管理開始日時を指定します。

日数管理しているデータのリストアのみ指定できます。

日数管理開始日時については、14.4.8 tbohistdisp(テープ履歴情報表示コマンド)で確認してください。

バックアップ日時は「"YYYY/MM/DD hh:mm:ss"」の形式で指定します。「"YYYY/MM/DD hh:mm:ss"」は次のような形式となります。

YYYY:年(4桁)

MM:月(2桁)

DD:日(2桁)

hh:時(2桁)

mm:分(2桁)

ss:秒(2桁)

-g、-v オプションと同時に指定できません。

-r Restore-Device-Name

業務ボリューム以外のデバイスにリストアするときに、そのリストア先のデバイス名を指定します。

Symfowareの業務ボリュームの場合は指定できません。

GDSの論理ボリュームの場合は指定できません。

-d Restore-Storage-Server

元の業務ボリュームのStorageサーバとは別のStorageサーバのボリュームにリストアするときに、そのリストア先のStorageサーバ名を指定します。

このオプションを指定したときは、-rオプションを指定する必要があります。

Symfowareの業務ボリュームの場合は指定できません。

-n

ロググループによるリストアを行うことを指定します。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。

-R Restore-RecCtrlFile-Directory

リカバリ制御ファイルのリストア先ディレクトリ名を指定します。

Symfowareの場合は、必須です。

Symfoware以外の業務ボリュームの場合は指定できません。

本オプションに指定するディレクトリは、テープサーバ上に存在している必要があります。

オペランド

Device-Name

StorageサーバがSolaris/Linux/HP-UX/AIXの場合、業務ボリュームのブロックデバイス名を指定します。

StorageサーバがWindowsの場合、業務ボリュームに対応するAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。AdvancedCopy Managerデバイス名の詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「AdvancedCopy Managerにおけるデバイスの管理方法について」を参照してください。

Log-Group-Name

ロググループ名を指定します。

RDB-Name

RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。

RDBシステム名がない時は、省略できます。

終了ステータス

=0:正常終了

>0:異常終了

使用例

注意事項

ポイント