ストレージ・プールのテープ運用方法には、プライベート運用とスクラッチ運用の2通りの方法があります。
プライベート運用
使用するテープを事前にストレージ・プールに登録します。ストレージ・プールに登録されたテープの範囲でバックアップを行います。また、登録されたテープは削除を行わない限り、恒久的にストレージ・プールに存在し、再利用されます。
スクラッチ運用
テープをストレージ・プールへ登録する必要がありません。テープが必要となった時点で、自動的に登録し、バックアップに使用します。また、テープ内のバックアップデータが全て削除され、空状態になると、自動的にストレージ・プールから削除されます。
テープ運用方法の選択基準
プライベート運用とスクラッチ運用の選択基準を以下に示します。
図3.1 プライベート運用とスクラッチ運用の選択基準