テープサーバを運用するためには、各ディスクアレイ装置にアクセスパスのパーティションが必要となります。
本章で表記されている「パーティション」とは、論理ユニット全体をあらわすパーティション(スライス)を示します。
本節では、「表7.4 運用時に必要なディスク容量」の項番5に示したパーティション(デバイス)を作成します。
注意
アクセスパスのパーティション上にはファイルシステムを構築する必要はありません。
負荷分散のため、ディスクアレイ装置ごとに4つのパーティションが必要です。
アクセスパスは、GRマルチパスドライバ、またはETERNUSマルチパスドライバを使用して、マルチパス構成で作成してください。
ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS2000、ETERNUS3000、またはETERNUS4000のディスクアレイ装置を使用する場合、アクセスパスは、ディスクアレイ装置の各CMが担当するディスクから2本ずつ作成してください。
テープサーバから参照可能なようにパーティションを作成してください。テープサーバがクラスタシステムの場合は、各ノードから同一のパーティションとして参照できるように設定してください。
パーティションの作成方法については、Solaris関連のマニュアル等を参照してください。