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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2 ユーザーズガイド仮想ストレージ管理編

用語集

仮想イニシエータ

仮想化スイッチがストレージ装置にアクセスするための仮想的なWWPNです。

仮想化スイッチ

ストレージの仮想化機能を搭載したファイバーチャネルスイッチ「ETERNUS VS900 モデル200 バーチャリゼーションスイッチ」、「ETERNUS VS900 モデル300 バーチャリゼーションスイッチ」、「SN200 モデル540 バーチャリゼーションブレード」の総称です。

仮想化スイッチグループ

冗長構成を組んでいるペアの仮想化スイッチをグループと呼び、それら複数グループの総称です。

仮想化管理用EthernetポートのIPアドレス

VSCマネージャーとVSCエンジン間の通信をおこなうためのIPアドレスです。

仮想筐体

仮想ディスクを任意の単位で集積するための論理的な筐体です。

仮想ストレージ

ディスク装置で作成した論理ユニットの属性(容量やRAIDグループ)に依存せず、自由な容量のボリュームを作成できる機能の総称です。

仮想ストレージウィンドウ

仮想ストレージ機能の操作インターフェース(GUI)の総称です。

仮想ストレージプール

仮想ディスクを構成するための実ディスクを格納する論理的な器です。

仮想ターゲット

業務サーバと仮想ディスクを接続するためのアクセスパスです。

仮想ターゲットの冗長化

すでに仮想ディスクが付属した仮想ターゲットと同じ情報を任意の仮想ターゲットにコピーする機能です。マルチパス構成の仮想ディスク環境を構築するために利用します。

仮想ターゲットへの割付け

仮想ディスクを仮想ターゲットに付属させることを意味します。

仮想ディスク

実ディスクが持っている物理的な属性や容量にとらわれない論理的なボリュームです。

コピーセキュリティグループ

ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのコピーのセキュリティ対象となる仮想筐体をグループ化したものです。

最大コピーセション数

ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのコピーのセキュリティ対象となる仮想筐体が持つ最大コピーセション数です。

スイッチ管理用EthernetポートのIPアドレス

ETERNUS SF Storage Cruiserと通信するためのIPアドレスです。ETERNUS SF Storage Cruiserの「装置検索」で本IPアドレスを指定します。

業務サーバ

仮想ディスクを接続し、仮想ディスク内のデータをアクセスするアプリケーションが稼働するサーバの総称です。

構成情報

仮想ストレージの各リソースの相互関係を記憶しているデータベースで、仮想ストレージ機能の最も重要な情報です。構成情報は、VSCマネージャーが全体を管理し、仮想化スイッチ内にある個々の構成情報と整合性があるか常に確認しています。

コピーログ

マイグレーションまたはレプリケーションの起動/停止/実行結果などの情報を記録したファイルです。

コミットスクリプト

仮想ストレージのリソース状態に変更が生じ構成情報が更新される際に、VSCマネージャーが構成情報の退避のために実行するスクリプトです。

実ディスク

ディスク装置から割り当てられた論理ユニット(LUN)のことです。実ディスクは、実際にデータを格納する記憶媒体であり、仮想ディスクを構成する要素です。

実ディスクの解放

仮想ストレージプールから実ディスクを取り除くことを意味します。

実ディスクの登録

実ディスクを仮想ストレージプールに格納することを意味します。

自動切替え機能

バックアップディスクを保持しないマイグレーションを実行した際、移行先の実ディスクにデータコピーが完了した時点で自動的に実ディスクの切替え処理を行う機能です。

等価性維持

移行元の実ディスクと移行先の実ディスク内のデータ内容を同一に保つために、業務サーバからの書出し要求を両方の実ディスクに対して実行している状態です。(マイグレーション時)

複製元と複製先の仮想ディスク内のデータ内容を同一に保つために業務サーバからの書出し要求を、両方の仮想ディスクに対して実行している状態です。(レプリケーション時)

バックアップディスク

マイグレーション実行時に、移行元の実ディスクをリカバリー目的として保存してある実ディスクです。

マイグレーション

仮想ディスクを構成する実ディスクを、別の実ディスクに移行する機能です。移行元から移行先へのデータコピーは仮想化スイッチで実行します。

マイグレーションの完了指示

移行先の実ディスクにデータのコピーが完了した後に行う実ディスクの切替え操作を意味します。

リソース

仮想ストレージ機能を利用するために必要な資源(仮想ストレージプール、仮想筐体、仮想ターゲット、仮想ディスク、実ディスク)の総称です。

レプリケーション

仮想ディスクの複製を作成する機能です。複製先の仮想ディスクに対するデータコピーは、仮想化スイッチで実行します。

BOX-ID

SCSIインターフェースで認識できる仮想筐体の識別情報です。

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

富士通のストレージシステム ETERNUSと連携し、アドバンスト・コピー機能による高速バックアップ、リストア、レプリケーション運用を実現するソフトウェアです。

FOS

ファイバーチャネルスイッチ機能を提供するファームウェアであるFabric OSを意味します。

SMIエージェント

仮想化スイッチをSMI-Sで管理するために必要な、Brocade社が提供しているエージェントプログラムです。

SCSIコマンドキュー数

ストレージ装置のチャネルアダプター(CA)が、同時に受け付け可能なSCSIのコマンド数です。

SAS

Fabric OSとVSCエンジン間のプログラムインターフェースを意味します。

VSCエンジン

仮想化スイッチ内で動作するファームウェアです。VSCマネージャーからの指示どおりに仮想ディスクに対する各種要求を実行します。

VSCマネージャー

仮想ストレージ機能の根幹である構成情報を管理し、仮想ストレージウィンドウを通じて依頼された処理要求を、目的の仮想化スイッチ内で動作しているVSCエンジンに対して指示します。VSCマネージャーは、運用管理サーバ(サイト管理サーバ)で動作します。

VS900管理領域

ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのレプリケーションのサスペンド・レジューム機能を使用するために必要な管理領域です。

仮想ストレージではその領域を使用することで、サスペンド・レジュームが実現できるようにします。

VTHL

仮想ターゲットに仮想ディスクを割り付ける際の番号です。VTHLの番号が、業務サーバに認識されるディスクの番号になります。