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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2 ユーザーズガイド仮想ストレージ管理編

6.5.1 仮想化スイッチ交換中

「仮想化スイッチの交換中」とは、VSCマネージャー上で仮想化スイッチが無効化にされている状態を指します。

仮想化スイッチの交換中は、VSCマネージャーの機能が制限されます。

仮想化スイッチ交換中の機能制限の範囲は、交換対象の仮想化スイッチを管理する仮想ストレージプールおよび仮想筐体の範囲となります。

下記の図のようなシステム構成で仮想化スイッチDが装置交換中の場合

  • 仮想化スイッチAと仮想化スイッチBを用いたシステム構成Xに対しては、VSCマネージャー機能を制限しない

  • 仮想化スイッチCと仮想化スイッチDを用いたシステム構成Yに対しては、VSCマネージャー機能を制限する

仮想化スイッチの交換中、制限するVSCマネージャー機能、および、制限しないVSCマネージャー機能は以下のとおりです。


制限するVSCマネージャー機能

仮想ディスク機能
  • 仮想ストレージプールの作成、削除

  • 実ディスクの登録、解放

  • 仮想筐体の作成、削除

  • 仮想ターゲットの作成、削除

  • 仮想ディスクの作成、削除、容量追加

  • 仮想ターゲットへの仮想ディスク割付け、割付け削除

  • 実ディスクの既存から仮想への一括変換

コピー機能
  • マイグレーション開始、中止、切替え

  • マイグレーション・バックアップのリストア、削除

  • レプリケーション中止

保守機能
  • 仮想筐体のBoxID変更


制限しないVSCマネージャー機能(*

コピー機能
  • コピー状況の照会

  • コピーログの参照

保守機能
  • VSCエンジンの状態表示

  • VSCエンジンの停止

  • VSCエンジンのトレースレベル設定

  • VSCエンジンの構成情報再作成

  • 仮想化スイッチのイニシエータ情報の表示

*:交換対象の仮想化スイッチに対して処理を行う場合、機能は制限されます。