「仮想化スイッチの交換中」とは、VSCマネージャー上で仮想化スイッチが無効化にされている状態を指します。
仮想化スイッチの交換中は、VSCマネージャーの機能が制限されます。
仮想化スイッチ交換中の機能制限の範囲は、交換対象の仮想化スイッチを管理する仮想ストレージプールおよび仮想筐体の範囲となります。
例
下記の図のようなシステム構成で仮想化スイッチDが装置交換中の場合
仮想化スイッチAと仮想化スイッチBを用いたシステム構成Xに対しては、VSCマネージャー機能を制限しない
仮想化スイッチCと仮想化スイッチDを用いたシステム構成Yに対しては、VSCマネージャー機能を制限する
仮想化スイッチの交換中、制限するVSCマネージャー機能、および、制限しないVSCマネージャー機能は以下のとおりです。
制限するVSCマネージャー機能
仮想ストレージプールの作成、削除
実ディスクの登録、解放
仮想筐体の作成、削除
仮想ターゲットの作成、削除
仮想ディスクの作成、削除、容量追加
仮想ターゲットへの仮想ディスク割付け、割付け削除
実ディスクの既存から仮想への一括変換
マイグレーション開始、中止、切替え
マイグレーション・バックアップのリストア、削除
レプリケーション中止
仮想筐体のBoxID変更
制限しないVSCマネージャー機能(*)
コピー状況の照会
コピーログの参照
VSCエンジンの状態表示
VSCエンジンの停止
VSCエンジンのトレースレベル設定
VSCエンジンの構成情報再作成
仮想化スイッチのイニシエータ情報の表示
*:交換対象の仮想化スイッチに対して処理を行う場合、機能は制限されます。