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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2 ユーザーズガイド

4.8 ETERNUS VS850 バーチャライゼーションストレージ

本製品は、VS850について、障害管理をサポートします。「5.2.6 手動組込み装置の登録方法」を参照して、装置を登録してください。

  1. ネットワークへの設定

    VS850に、ネットワークに接続するための設定を実施し、ネットワークに接続してください。詳細な方法は、VS850に付属のマニュアルを参照してください。

  2. Cluster Name設定

    運用管理サーバは、VS850に設定されているCluster Nameを利用して装置の特定を行います。そのため、VS850に設定するCluster Nameはリモートサイトも含めて一意になるように設定してください。運用管理サーバにVS850を登録する際には、装置名にCluster Nameを入力してください。

  3. SNMP Trap設定

    VS850のSNMP Trapが運用管理サーバに送信されるように、VS850側の設定をしてください。運用管理サーバがクラスタ構成の場合は、運用管理サーバのクラスタの論理IPアドレスを設定する必要があります。

  4. 管理ソフトウェア連携

    VS850 の詳細な装置状態の確認や、ボリュームの仮想化を含んだ各種の設定は、付属の管理ソフトウェアを使用して実施してください。管理ソフトウェアは、VS850 アイコンから直接呼び出せます。リソース管理画面で装置登録後、装置アイコンのプロパティから[管理ソフトウェア]の<変更>ボタンを選択し、装置管理ソフトウェアを以下のようにプログラム名設定します。svcconsoleip は、管理ソフトウェアが実行されているサーバのIP アドレスです。

    • "http://svcconsoleip:9080/ica"

注意

  • VS850は、運用管理サーバ上ではサーバノードとして扱われます。アクセスパス操作を実施する場合は、VS850のファイバーチャネルポートを、サーバノードのHBAポートとみなして操作してください。

  • VS850は、VS850ノードから構成されるクラスタ単位で運用管理サーバに登録されます。運用管理サーバに登録するIPアドレスは、VS850ノードから構成されるクラスタの論理IPアドレスを設定してください。

  • 装置登録時にIPアドレスを登録しない場合、装置ポーリングによる障害監視が行えません。IPアドレスは必ず登録してください。

  • VS850に設定したCluster Nameと、運用管理サーバに登録した装置名が異なる場合、SNMP Trapによる障害監視が行えません。装置名とCluster Nameは、必ず一致するようにしてください。