記述形式
lgmanage add /lg:LoginGroup /un:UserName /pw:Password |
機能説明
業務連携で使用するパスワード管理簿を管理するコマンドです。パスワード管理簿は、業務連携コマンドで指定するユーザとパスワードをログイン定義名ごとにファイルとして管理するものです。
パラメタ
add/del/mod/ref
パスワード管理簿への操作種別を指定します。
パスワード管理簿へユーザ名およびパスワードを追加します。
パスワード管理簿からユーザ名およびパスワードを削除します。
パスワード管理簿のユーザ名に対応したパスワードを変更します。
パスワード管理簿に登録されているユーザ名の一覧を参照します。
/lg:LoginGroup
パスワード管理簿のログイン定義名を指定します。
業務連携コマンドを実行するユーザが所属するOSのグループ名をLoginGroupに指定します。ログイン定義名は英大文字と英小文字が区別されます。LoginGroupに200文字以内で指定してください。
/un:UserName
パスワード管理簿でパスワードを管理するユーザ名を指定します。UserNameで指定したユーザ名が、業務連携コマンドで指定した連携先のサーバ(FTPサーバなど)のログインユーザになります。UserNameに、20文字以内で指定します。サーバ名・ドメイン名を含む形式の場合は、サーバ名またはドメイン名で15文字、ユーザ名で20文字以内となります。ユーザ名は英大文字と英小文字は区別され、日本語は使用できません。
/pw:Password
パスワード文字列を指定します。Passwordに指定したパスワード文字列が、業務連携コマンドで指定した連携先のサーバ(FTPサーバなど)のログインパスワードになります。Passwordに1文字以上50文字以下の半角英数字を指定します。変更の場合は新しいパスワードを指定します。
help|?
“help”または“?”で起動した場合、本コマンドの使用方法を表示します。
パラメタ指定なし
対話型モードによりパラメタ入力を行います。
入力項目が表示され、すべての項目を対話型メニューで入力します。
コマンド格納場所
Solaris | /opt/FJSVsnjss/bin |
HP-UX | /opt/FHPsnjss/bin |
AIX | /opt/FAIXsnjss/bin |
Linux | /opt/FJSVsnjss/bin |
使用上の注意
パスワード管理簿ファイルの格納先については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の、“パスワード管理簿の定義”を参照してください。
ユーザ名およびパスワードを追加する時に、指定したログイン定義名のパスワード管理簿ファイルが存在しない場合は、パスワード管理簿ファイルを作成します。作成したパスワード管理簿に、ユーザ名およびパスワードを追加します。また、パスワード管理簿ファイルに同一ユーザ名が存在する場合は、ユーザ名を追加せずにエラーとなります。
パスワード管理簿は、業務連携機能を使用するサーバごとに作成し、管理してください。
パスワード管理簿ファイルは、ジョブスケジューラのスケジュール情報の一部として、ポリシー情報の配付の対象となります。
UNIX版では、ユーザ名、グループ名(ログイン定義名)には日本語は使用できません。半角英数字と「-」および「_」のみ使用できます。
パラメタ指定によりユーザ名/パスワードを登録する場合、以下の状態では、パスワードがシェルの履歴ファイルに残り、他のユーザから読み取られる可能性があります。
シェルの実行コマンドの履歴機能を使用している場合
履歴ファイルのアクセス権に、他のユーザの読み取り権限が付いている場合
ご使用のシェルの仕様が不明な場合は、lgmanageコマンドをパラメタ指定なしで起動し、対話形式でユーザ名/パスワードを登録してください。