記述形式
jobschprint {-p|-P} [-long] [-sys サブシステム番号] (注) |
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EE/GEEのオプションです。
機能説明
登録されているジョブについて、現在の状態を出力します。
オプション
-p|-P
コマンドの実行ユーザが参照できるジョブについて現在の状態を出力します。
-long
出力項目“Job Net”を最大値まで出力します。
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /usr/bin |
出力項目の説明
出力項目について説明します。
User Name
jobschprintコマンドの実行ユーザ名です。
Project Name
プロジェクト名です。
Job Net
ジョブネット名です。
先頭から8バイト分まで表示します。-longオプションを指定した場合は、50バイト分すべて表示します。
Job Name
登録されているジョブです。ジョブとして登録されているコマンド(コマンド名、バッチファイル名/シェルスクリプト名、プログラム名またはジョブ実行制御のJCL名)です。実行属性が“Interstage”の場合は、ワークユニット名です。
子ジョブネットをジョブとして出力する場合には、子ジョブネットのジョブネット名を出力します。
リンクジョブネットをジョブとして出力する場合には、リンクジョブネットのジョブネット名を出力します。
先頭から24バイト分まで表示します。なお、-longオプションを指定した場合は、300バイト分すべて表示します。
登録されているグローバルサーバジョブの業務IDまたはホストのジョブ名を表示します。
Status
ジョブの状態です。
子ジョブネットをジョブとして表示する場合には、子ジョブネットの状態を表示します。
リンクジョブネットをジョブとして表示する場合には、リンクジョブネットの状態を表示します。
以下に示した13種類の状態から選択表示されます。
正常終了
疑似正常
異常終了
強制終了
実行中(子ジョブネットで状態が終了遅延の場合も、実行中として表示されます)
実行遅延(子ジョブネット場合は実行遅延になりません)
警告(子ジョブネットの場合のみ)
実行待ち
停止中
無効状態
実行待ちのジョブがパスされた状態
停止中のジョブがパスされた状態
無効状態のジョブがパスされた状態
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウで疑似正常を無効にしている場合は、“疑似正常”状態は“正常終了”状態として表示されることに注意してください。
Start Time
ジョブの開始時刻です。
子ジョブネットをジョブとして出力する場合には、子ジョブネットの開始時刻を出力します。
リンクジョブネットをジョブとして出力する場合には、リンクジョブネットの開始時刻を出力します。
End Time
ジョブの終了時刻です。
子ジョブネットをジョブとして出力する場合には、子ジョブネットの終了時刻を出力します。
リンクジョブネットをジョブとして出力する場合には、リンクジョブネットの終了時刻を出力します。
Completion Code
ジョブの終了コードです。
子ジョブネットをジョブとして出力する場合には、子ジョブネットの終了コードを出力します。
リンクジョブネットをジョブとして出力する場合には、リンクジョブネットの終了コードを出力します。
注意事項【UNIX版】
UTF-8コードの環境では、ジョブネット名およびジョブネット名称に日本語を使用している場合、出力項目の位置がずれて出力されることがあります。
使用例
jobschprint -p -sys 2 |
出力例
コマンドの出力結果“Job Status List”の例を以下に示します。