記述形式
mpsetlogsend_omgr |
mpsetlogsend_omgr {-n|-y} |
mpsetlogsend_omgr [{-n|-y}] -f <出力先ファイル> -k {<保存日数>|unlimit} |
mpsetlogsend_omgr -d |
機能説明
Systemwalker Operation Managerが出力する監査ログの出力設定を行います。
オプション
なし
現在の監査ログ出力設定を出力します。出力する情報は以下のとおりです。
LOG NAME : Systemwalker Operation Manager audit log LOG OUTPUT : ON LOG KEEP DAYS : 31 day(s) OUTPUT FILE : /var/opt/FJSVftlo/audit/log/mp_omgr_auditYYMMDD.log
出力内容は、以下のとおりです。
LOG NAME | 対象となる監査ログの名称です。 |
LOG OUTPUT | 監査ログを出力する設定になっている場合には"ON"、出力しない設定になっている場合は"OFF"が表示されます。 |
LOG KEEP DAYS | 過去に出力された監査ログの保存日数を表示します。表示される内容は、"1 day(s)"、"2 day(s)"・・・"99 day(s)"、"unlimited"(無制限)です。 |
OUTPUT FILE | 監査ログの出力先ファイルを表示します。表示される内容のうち、"YYMMDD"の部分は、実際には日時(YY:西暦下2桁、MM:月、DD:日)に置き換えられます。 |
LOG COLLECTION | Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能で、監査ログを収集する設定になっている場合は"ON"、収集しない設定になっている場合は"OFF"が表示されます。 |
COLLECTION FILE | Systemwalker Centric Manager監査ログ管理機能で、収集対象となっているファイルを出力します。ログ収集設定が一度も行われていない場合は、"-"を出力します。 |
注) Systemwalker Centric Manager V13.2.0以降の運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバ/運用管理クライアントが共存している場合のみ利用できます。
-f <出力先ファイル>
監査ログの出力先をフルパスで指定します。
出力先として指定できる文字数は、246バイト以内です。日本語を含むパスを指定することも可能ですが、言語コードにより指定できる文字数が異なるため注意してください。
ログファイル名は、-fオプションで指定したファイルの末尾に、"YYMMDD.log"(YYMMDDは日付を表す)が付加されます。
-fオプションに、"/var/audit/audit_log"を指定した場合、2006年5月19日に出力されるログファイルは、"/var/audit/audit_log060519.log"となります。
-k <保存日数>
監査ログの保存期間を指定します。-kの後に、1~99(単位:日)の数字、または"unlimit"(無制限)を指定します。100以上の値を指定した場合、パラメタ異常で終了します。"unlimit"を指定した場合、出力した監査ログファイルが削除されずに残ります。
-d
監査ログ出力を解除したい場合に指定します。本オプションを指定した場合、監査ログが出力されなくなります。
また、同時にSystemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能による収集も停止します。監査ログ管理機能による収集のみを停止する場合は、-nオプションを指定します。(注)
-y (注)
Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能で、監査ログファイルを運用管理サーバへ収集する場合に指定します。本オプションを指定した場合、出力した監査ログは、自動的に運用管理サーバへ収集されます。
また、監査ログ管理機能で収集対象となるファイルの収集設定も、本オプションで更新されます。
-n (注)
Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能で、監査ログファイルの運用管理サーバへの収集を一時中止する場合に指定します。本オプションを指定した場合、出力した監査ログは、自動的に運用管理サーバへ収集されなくなります。再度、監査ログを収集するには、-yオプションを指定します。
Systemwalker Centric Manager V13.2.0以降の運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバ/運用管理クライアントが共存している場合のみ利用できます。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\mpwalker.jm\bin |
Solaris | /usr/bin |
実行に必要な権限
本コマンドは、システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)のみ実行できます。
注意事項
監査ログ出力設定を変更した後、Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能の収集設定を更新していない場合(-yオプションを指定していない場合)、監査ログ出力先(OUTPUT FILE)の内容と運用管理サーバに収集された内容が異なる場合があります。ログ収集を正しく行いたい場合は、-yオプションを指定してコマンドを実行してください。
監査ログの出力先を変更した場合、出力先ディレクトリのアクセス権を再設定する必要があります。詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“利用者制限の定義”を参照してください。
Itanium以外の64ビットアーキテクチャに対応したLinux上で、以下の表のとおりSystemwalker Operation ManagerがSystemwalker Centric Managerと混在する場合、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力されます。
Centric Manager | |||
---|---|---|---|
V13.4.0以降 | V13.4.0以降 | ||
Operation Manager | V13.2.0 ~ V13.3.0 | 問題なし | Centric ManagerとOperation Managerのインストール順番に関係なく、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力される |
V13.4.0以降 | 問題なし | Operation Managerよりも後にCentric Managerをインストールした場合に、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力される | |
V13.4.0以降 | Operation Managerよりも後にCentric Managerをインストールした場合に、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力される | 問題なし |
出力先のファイル名は、以下のとおりです。
mpsetlogsend_omgr(監査ログ設定コマンド)で表示される出力先
上記ファイルの日付の前に「_acl」を付加したファイル
(例:/var/opt/FJSVftlo/audit/log/mp_omgr_audit_aclYYMMDD.log)
「_acl」を付加したファイルは、mpsetlogsend_omgr(監査ログ設定コマンド)の実行結果として表示されませんが、2つのファイルの監査ログ出力設定のON/OFF、保存期間および収集対象かどうかの設定は同じになります。