ターゲットデータベース領域
ターゲットデータベースがファイルシステム上に配置されている場合、オフラインバックアップ機能、および、オフラインリストア機能において、以下の領域は、本製品の処理実行開始時に自動的にアンマウントされ、処理終了後に自動マウントされます。そのため、以下の領域には、専用のパーティションとディレクトリを使用してください。
オフラインバックアップ情報の「マウントポイント」
オフラインバックアップ情報の「バックアップ元ボリューム」
オフラインバックアップ情報の「マウントポイント」および「バックアップ元ボリューム」については、「7.5.8 オフラインバックアップ情報」を参照してください。
参照
ACMによるバックアップ・リストア時の、ボリュームのマウント・アンマウント制御については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書」を参照してください。
バックアップ領域
以下の表にある「設定マウントポイント」は、環境設定情報に指定するマウントポイントです。
以下の表にある「作業用ディレクトリ」は、本製品の処理内で管理する内部ディレクトリです。
以下の表にある「設定マウントポイント」と「作業用ディレクトリ」に関して、本製品の機能実行時に、処理内で自動的に以下の処理が行われます。
処理開始時、「設定マウントポイント」配下に「作業用ディレクトリ」を作成し、作成した「作業用ディレクトリ」にボリュームをマウントします。
処理終了後、「作業用ディレクトリ」にマウントされたボリュームをアンマウントし、「作業用ディレクトリ」を削除します。
そのため、以下の点に注意してください。
「設定マウントポイント」は、専用のディレクトリを作成して環境設定情報に指定してください。「設定マウントポイント」の配下には、ディレクトリやファイルを格納しないでください。
「設定マウントポイント」は、環境設定情報の設定時に、指定可能な最大文字数よりも30文字程度余裕を持った文字数のパスを設定してください。
「作業用ディレクトリ」は、本製品の機能終了時、自動アンマウント後に「作業用ディレクトリ」とその配下の資源がすべて削除されるため、「作業用ディレクトリ」は絶対に作成・使用しないでください。
No. | 設定マウントポイント | 作業用ディレクトリ |
1 | データファイルバックアップ先のマウントポイント *1 | rmfobk *3 |
2 | 制御ファイルバックアップ先のマウントポイント *1 | rmfobk *3 |
3 | アーカイブログバックアップ先のマウントポイント *1 | rmfobk *3 |
4 | リカバリ・カタログ・データベースの格納先マウントポイント | <リカバリ・カタログ・データベースの格納先マウントポイント>/rmforman |
5 | RMfOディスクのマウントポイント *2 | <RMfOディスクのマウントポイント>/rmfodisk |
6 | - | /rmfo_backupn *4 |
*1 「設定マウントポイント」に指定するパスの最後のディレクトリ名を「rmfobk」にしないでください。最後のディレクトリが「rmfobk」の場合、機能終了時に「rmfobk」ディレクトリとその配下の資源が削除されます。
*2 「設定マウントポイント」に指定するパスの最後のディレクトリ名を「rmfodisk」にしないでください。最後のディレクトリ名が「rmfodisk」の場合、機能終了時に「rmfodisk」ディレクトリとその配下の資源が削除されます。
*3 テキストエディタなどを使用して、環境設定ファイルを手動で作成した場合、「作業用ディレクトリ」は作成されず、「設定マウントポイント」がボリュームのマウントポイントとして直接使用されます。
*4 以下のすべての条件に当てはまる場合に使用する、ACM作業用ディレクトリです。
ターゲットデータベースがファイルシステム上に作成されている
ACMを使用してオンラインバックアップを行う
バックアップをリカバリ・カタログに登録する
ACM作業用ディレクトリは、環境設定情報で設定する必要はありません。
本製品の機能実行時、必要な場合に自動的に「/」(ルートディレクトリ)配下に作成されます。
n : 1~バックアップ管理世代数までの数値です。
(例)バックアップ管理世代数が3世代の場合、以下のACM作業用ディレクトリは使用できません。
/rmfo_backup1
/rmfo_backup2
/rmfo_backup3