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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

5.3.1 リスナーの起動確認

DBチェック、リカバリーおよびリストアを実行するには、ターゲットデータベース接続用の静的サービス構成のリスナーが起動している必要があります。
ターゲットデータベース接続用リスナーの起動状態を確認し、起動されていない場合は起動します。
以下に、リスナーの起動確認と、リスナーの起動手順の例を示します。

参照

リスナーの詳細については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。

  1. Oracleインストールユーザーでログインします

    データベースサーバにOracleインストールユーザーでログインします。
    ほかのユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、Oracleインストールユーザーに変更しても構いません。

  2. リスナーの起動状態を確認します

    以下のコマンドで、リスナーの起動状態を確認します。

    $ lsnrctl status listener_name<Enter>

    listener_name : ターゲットデータベース接続用リスナー名

    リスナーの起動状態を確認

    $ lsnrctl status LISTENER_ORA11G
    
    LSNRCTL for Linux: Version 11.2.0.1.0 - Production on 23-2月 -2010 09:07:15
    
    Copyright (c) 1991, 2009, Oracle.  All rights reserved. 
    
      :
    (省略)
      :
    
    サービスのサマリー... 
    サービス"ora11g"には、1件のインスタンスがあります。
    インスタンス"ora11g"、状態UNKNOWNには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... コマンドは正常に終了しました。
  3. リスナーが起動されていない場合は起動します

    リスナーが起動されていない場合は起動します。

    $ lsnrctl start listener_name<Enter>

    listener_name : ターゲットデータベース接続用リスナー名

    注意

    クラスタソフトウェアで管理されたリスナーなどを使用している場合は、リスナーの起動方法が異なる場合があります。その場合は、各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。

    リスナーの起動

    $ lsnrctl status LISTENER_ORA11G
    
    LSNRCTL for Linux: Version 11.2.0.1.0 - Production on 23-2月 -2010 09:16:36
    
    Copyright (c) 1991, 2009, Oracle.  All rights reserved. 
    
     (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=dbsrv1)(PORT=1522)))に接続中
    TNS-12541: TNS: リスナーがありません。
    TNS-12560: TNS: プロトコル・アダプタ・エラー
    TNS-00511: リスナーがありません。
    Linux Error: 111: Connection refused $ $ lsnrctl start LISTENER_ORA11G LSNRCTL for Linux: Version 11.2.0.1.0 - Production on 23-2月 -2010 09:16:56 Copyright (c) 1991, 2009, Oracle. All rights reserved. /oracle/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1/bin/tnslsnrを起動しています。お待ちください...   : (省略)   : リスニングしています: (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=dbsrv1)(PORT=1522))) (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=dbsrv1)(PORT=1522)))に接続中   : (省略)   : リスニング・エンドポイントのサマリー...
    (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=dbsrv1)(PORT=1522)))
    サービスのサマリー
    ...
    サービス
    "ora11g"には、1件のインスタンスがあります。
    インスタンス"ora11g"、状態UNKNOWNには、このサービスに対する1件のハンドラがあります...
    コマンドは正常に終了しました。
  4. データベースに接続できることを確認します

    以下のコマンドで、ターゲットデータベースに接続できることを確認します。

    $ tnsping connet_string<Enter>

    connet_string : ネットサービス名

    ターゲットデータベースの接続確認

    $ id
    uid=600(oracle) gid=600(oinstall) 所属グループ=600(oinstall),601(dba)
    $
    $ tnsping ora11g
    
    TNS Ping Utility for Linux: Version 11.2.0.1.0 - Production on 23-2月 -2010 09:29:23
    
    Copyright (c) 1997, 2009, Oracle.  All rights reserved. 
    
    パラメータ・ファイルを使用しました: 
    
    
    エイリアスを解決するためにTNSNAMESアダプタを使用しました。
     (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = dbsrv1)(PORT = 1522))) (CONNECT_DATA = (SERVER = DEDICATED) (SERVICE_NAME = ora11g)))に接続の試行中
    OK (10ミリ秒)