Recovery Manager for Oracleで環境設定を行う前に、ディスク資源の確認・準備を行う必要があります。主な準備作業は以下のとおりです。
ターゲットデータベースが、バックアップ・リカバリーに適したデータベースファイル配置になっていることを確認します。データベースファイル配置については、「付録D ディスク資源配置」を参照してください。
バックアップ・リカバリー運用を行うために必要となるディスク資源を準備します。
準備するディスク資源は、ターゲットデータベースの運用形態によって異なります。
シングルサーバ構成の場合
以下のディスク領域を見積もり、準備してください。各ディスク資源の詳細については、「付録D ディスク資源配置」を参照してください。
データファイル(表領域)のバックアップ領域
制御ファイルのバックアップ領域
アーカイブログのバックアップ領域
リカバリ・カタログ・データベース領域
クラスタ構成の場合
以下のディスク領域を見積もり、準備してください。各ディスク資源の詳細については、「付録D ディスク資源配置」を参照してください。
RMfOディスク
データファイル(表領域)のバックアップ領域(アドバンスト・コピー機能使用時のみ)
以下のすべての条件に合致する場合、データファイル(表領域)領域の、ACMバックアップ先ボリュームに、Oracleインストールユーザーの読み込み権限を付与してください。
データファイル(表領域)をRAWデバイスで作成している
バックアップ方法に「OPC」「EC」「QuickOPC」のいずれかを使用する
ACMバックアップ先ボリュームをリカバリ・カタログに登録する
ACMバックアップ先ボリュームのリカバリ・カタログ登録については、「3.5.4 バックアップ基本情報」または「3.6.4 オンラインバックアップ基本情報ファイル」を参照してください。
注意
クラスタ構成の場合、すべてのクラスタ構成ノードで読み込み権限の設定を行ってください。
以下のすべての条件に合致する場合、データファイル(表領域)領域の、ACMバックアップ先ブロックデバイスを、「/dev/raw」ではじまるRAWキャラクタデバイスにバインドしてください。
RAWキャラクタデバイスにバインドされていない場合、正しい動作を保証できません。
データファイル(表領域)をRAWデバイスで作成している
バックアップ方法に「OPC」「EC」「QuickOPC」のいずれかを使用する
ACMバックアップ先ボリュームをリカバリ・カタログに登録する
ACMバックアップ先ボリュームのリカバリ・カタログ登録については、「3.5.4 バックアップ基本情報」または「3.6.4 オンラインバックアップ基本情報ファイル」を参照してください。
注意
クラスタ構成の場合、すべてのクラスタ構成ノードでRAWキャラクタデバイスへのバインドを行ってください。