本書の目的
本書は、ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle(以降、“Recovery Manager for Oracle”と略します)の使用方法について説明しています。
Recovery Manager for Oracleは、富士通株式会社が提供する、Oracleデータベースのバックアップおよびリカバリーを行うソフトウェア製品です。
本書の読者
本書は、Recovery Manager for Oracleを使用してOracleデータベースの管理を行うシステム管理者を対象としています。
本書を読むためには、以下の知識が必要です。
オペレーティングシステムに関する基本的な知識
Oracleデータベースの管理を行うための知識
本書は、読者に、オペレーティングシステム、および、Oracleのデータベースに関する知識があることを前提としていますので、一部の用語については説明を省いています。
本書の構成
本書は、以下の構成となっています。
Recovery Manager for Oracleの概要について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのインストール、環境変数の設定およびアンインストールについて説明しています。
Recovery Manager for Oracleでオンラインバックアップ・リカバリー運用(オンライン運用)を行うための運用環境設定について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのオンラインバックアップ機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのリカバリー機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのカスタムリカバリー機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleでオフラインバックアップ・リストア運用(オフライン運用)を行うための運用環境設定について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのオフラインバックアップ機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのオフラインリストア機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのメンテナンス機能について説明します。
Recovery Manager for Oracleが提供するコマンドについて説明しています。
Recovery Manager for Oracleの実行ログついて説明しています。
Recovery Manager for Oracleの留意事項について説明しています。
Recovery Manager for Oracleが出力するメッセージについて説明しています。
Recovery Manager for Oracleのエディション間の機能差について説明しています。
Recovery Manager for Oracleが運用する上で必要となるディスク資源配置について説明しています。
Recovery Manager for Oracleで使用する環境設定ファイルの作成例です。
Recovery Manager for Oracleの旧バージョンからの変更点、および、障害修正情報について説明しています。
略語表記について
富士通ストレージシステムETERNUSのSAN対応ディスクアレイ装置(ETERNUS DX60/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS DX8000 series、ETERNUS 4000、ETERNUS 8000など)を、“ETERNUS”または“ETERNUSシリーズ”と略しています。
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerを、“AdvancedCopy Manager”または“ACM”と略しています。
PRIMECLUSTER Wizard for Oracleを、“Wizard for Oracle”と略しています。
ETERNUS SF Recovery Manager for Oracleを、“Recovery Manager for Oracle”または“RMfO”と略しています。
Recovery Manager for Oracle EEを、“EE版”または“EE”と略しています。
Recovery Manager for Oracle SEを、“SE版”または“SE”と略しています。
Linux上で動作するRecovery Manager for Oracleを、“Linux版 Recovery Manager for Oracle”または“Linux版”と略しています。
商標について
JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標です。
ORACLEおよびOracleは、米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。
Oracle10gおよびOracle11gは、米国Oracle Corporationの商標です。
その他の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat,Inc.の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
輸出管理規制表記
当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。
関連製品のマニュアルについて
本書を読む前に、あらかじめ、以下のマニュアルをお読みください。
Oracle Database
Oracle Database 概要
Oracle Database 管理者ガイド
Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎
Oracle Clusterware および Oracle Real Application Clusters 管理およびデプロイメント・ガイド
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(アドバンスト・コピー機能を使用する場合)
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書
PRIMECLUSTER(クラスタ構成でPRIMECLUSTERを使用している場合)
PRIMECLUSTER 導入運用手引書
PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書
PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書
PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書
PRIMECLUSTER Global File Services 説明書
改版履歴
2010年5月 初版
Copyright 2004-2010 FUJITSU LIMITED
変更履歴
追加・変更内容 | 変更箇所 | マニュアルコード |
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インストール先ディレクトリ、環境設定名、各環境設定の項目値において、記号についての使用制限を追加・変更しました。 | 第2章 | J2UL-1271-01Z0(01) |
クラスタ構成でのバックアップ・リカバリー作業で、RAC構成にのみ必要な、前提条件に関する誤記を修正しました。 | 第4章 | |
図名の誤記を修正しました。 | 第8章 | |
RMfOメッセージのシステム管理者の処置について誤記を修正しました。 | 付録B |