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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

8.1.1 オフラインバックアップ

オフラインバックアップ機能について説明します。

オフラインバックアップでは、以下の処理が行われます。

注意

オフラインバックアップでは、バックアップ履歴を1世代分のみ保持します。オフラインバックアップ開始時に、前回取得したバックアップ履歴は削除されます。オフラインバックアップの実行に失敗した場合、バックアップ履歴がなくなるため、注意が必要です。

  1. データベースファイルの正常性チェック

    以下のデータベースリソースが正常かどうかをチェックします。
    データベースに異常がある場合、バックアップを行わずに異常終了します。

    • インスタンス起動状態(すべてのインスタンスがOPENできる必要があります)

    • ログ・モード(アーカイブ・モードである必要があります)

    • 制御ファイル

    • オンラインREDOログ・ファイル

    • 表領域・データファイル

    • 一時表領域・一時ファイル

  2. ターゲットデータベースの停止

    ターゲットデータベースを停止します。
    RAC構成の場合は、すべてのインスタンスが停止します。

  3. データベースファイルのバックアップ

    以下のデータベースファイルをバックアップします。

    • データファイル(表領域)

    • 一時ファイル(一時表領域)

    • 制御ファイル

    • オンラインREDOログ・ファイル

    上記ファイルは、環境設定情報のバックアップ基本情報で指定されたデータベースバックアップ方法でバックアップされます。

    • データベースバックアップ方法が「標準(OSコピー)」の場合

      Operating Systemのファイル変換・コピーコマンドでデータベースファイルをバックアップ領域にコピーします。

    • データベースバックアップ方法が「ACM(レプリケーション管理)」の場合

      AdvancedCopy Managerを使用して、データベースファイルが格納されている領域の複製ボリュームを作成します。コピー方法には、OPCが使用されます。

  4. ターゲットデータベースの起動

    ターゲットデータベースを起動します。
    RAC構成の場合は、すべてのインスタンスがOPEN起動されます。