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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

6.6.2 表領域のカスタム詳細設定

「表領域」タブで設定する、表領域のカスタムリカバリー詳細設定について説明します。
表領域のカスタムリカバリー詳細設定は、以下のリカバリー方法で設定することができます。

表領域のカスタムリカバリー詳細設定内容は、以下のとおりです。

入力項目

設定値

説明

リストアする

チェックあり

表領域のバックアップをリストアします。

チェックなし

表領域のバックアップをリストアしません。

リストア方法

RMAN

「リストアする」がチェックありの場合、RMANでリストアします。

ACM

「リストアする」がチェックありの場合、ACMでリストアします。
環境設定情報のバックアップ方法が「RMAN」の場合は、指定できません。

リストア対象指定方法

表領域指定

「リストアする」がチェックありの場合、表領域単位でリストアします。
リストア方法が「ACM」で、環境設定情報のデータベースファイル種別が「ファイルシステム」の場合は、指定できません。

ボリューム指定

「リストアする」がチェックありの場合、ボリューム単位でリストアします。
リストア方法が「RMAN」の場合は、指定できません。

対象表領域

-

「リストアする」がチェックありの場合でリストア対象指定方法が「表領域指定」の場合、指定された表領域をリストアします。

対象ボリューム

-

「リストアする」がチェックありの場合でリストア対象指定方法が「ボリューム指定」の場合、指定されたボリュームをリストアします。

ポイント

「対象表領域」および「対象ボリューム」の設定方法について

「対象表領域」または「対象ボリューム」のリスト下の「選択」ボタンをクリックすると、表領域またはボリュームの一覧画面が表示されます。
設定したい表領域またはボリュームをリストから選択して、「設定」ボタンをクリックしてください。
「Shift」キーまたは「Ctrl」キーを押しながら、一覧から表領域またはボリュームを選択すると、複数行を選択できます。

図6.7 表領域一覧画面

図6.8 ボリューム一覧画面

注意

  • データベースリカバリーで、復元ポイントを指定して過去の時点にデータベースを戻す場合は、必ずすべての表領域またはすべてのボリュームをリストアしてください。

  • 表領域リカバリーで、環境設定情報のデータベースファイル種別が「ファイルシステム」の場合、ボリューム指定でACMリストアを行うときには、同時にすべての一時ファイルを再作成してください。

  • 表領域リカバリーで表領域指定のリカバリーを行う場合で、指定された表領域内にSYSTEM表領域またはUNDO表領域が含まれている場合は、オンラインリカバリーができません。

  • 表領域リカバリーでボリューム指定のリカバリーを行う場合で、環境設定情報のデータベースファイル種別が「ファイルシステム」の場合はオンラインリカバリーができません。また、環境設定情報のデータベースファイル種別が「RAW」の場合で、選択されたボリューム内にSYSTEM表領域またはUNDO表領域が格納されている場合はオンラインリカバリーができません。

  • ACMを使用してオンラインバックアップを取得している場合、環境設定情報のACMバックアップ先のリカバリ・カタログ登録を無効にしている場合、RMANの表領域指定リカバリーができません。

  • 環境設定情報のデータベースファイル種別が「RAW」の場合、リストア方法に「ACM」を指定して、リストア対象指定方法を「表領域指定」にしてリストア対象の表領域を選択すると、リカバリー計画確認画面では、修復対象として、選択された表領域に対応するボリューム名のみが表示され、選択された表領域名は表示されません。