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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

1.3.3 カスタムリカバリー機能

カスタムリカバリー機能は、オンラインバックアップ・リカバリー運用(オンライン運用)で使用できる機能で、Oracleデータベースのバックアップ・リカバリーを熟知している上級者向けの機能です。
カスタムリカバリーは、リカバリー方法を以下の中から選択して実行することができます。また、それぞれのリカバリー方法に対して、修復するファイルの指定など、リカバリー方法を細かく指定することもできます。
リカバリー方法の指定内容によっては、データベースの復旧ができなくなることや、データベースを破損させる恐れがあるため、Oracleデータベースのバックアップ・リカバリーに詳しくない方は、カスタムリカバリー機能ではなく、「リカバリー機能」を使用することを推奨します。
各機能の詳細については、「第6章 カスタムリカバリー」を参照してください。

データベースリカバリー

すべてのバックアップをリストアして、データベースを任意の過去の時点まで復旧します。どの時点までデータベースを復旧するかを、バックアップ世代や時刻、ログ順序番号で指定することができます。
データベースリカバリー実行中は、必ずデータベースが停止します。

表領域リカバリー

指定された表領域を、破損直前の状態までリカバリーします。
同時に、一時表領域の再作成やREDOログ・メンバーの再作成を行うこともできます。
オンラインリカバリー(データベースを停止しないリカバリー)とオフラインリカバリー(データベースを停止するリカバリー)を選択できるほか、バックアップ方法としてアドバンスト・コピー機能を使用している場合には、リストア方法をRMANとアドバンスト・コピー機能から選択することも可能です。

一時表領域の再作成

指定された一時ファイルを再作成します。
同時に、REDOログ・メンバーの再作成を行うこともできます。
再作成処理中は、データベースが停止します。

REDOログ・メンバーの再作成

指定されたREDOログ・メンバーを再作成します。
再作成処理中は、データベースが停止しません。

注意

リカバリー方法の指定内容によっては、データベースを正常に復旧できないことがあります。
また、リカバリー方法の指定内容によっては、データベースを破損させる恐れがあります。
Oracleデータベースのバックアップ・リカバリーに詳しくない方は、カスタムリカバリー機能ではなく、リカバリー機能を使用してください。