D.1.7 オフライン運用：シングルサーバ構成

オフラインバックアップ・リストア運用で、シングルサーバ構成の場合のディスク資源配置について説明します。

データファイル（表領域）
ターゲットデータベースのデータファイル（表領域）を格納する領域です。
データファイル（表領域）には、以下の制限があります。
- ファイルシステムとRAWデバイスの混在はできません。すべてのデータファイルを、どちらかのファイル形式に統一してください。
一時ファイル（一時表領域）
ターゲットデータベースの一時ファイル（一時表領域）を格納する領域です。
制御ファイル
ターゲットデータベースの制御ファイルを格納する領域です。
オンラインREDOログ・ファイル
ターゲットデータベースのオンラインREDOログ・ファイルを格納する領域です。

オフラインバックアップ領域

ターゲットデータベースのオフラインバックアップ領域です。
オフラインバックアップは、ボリューム単位で取得します。
バックアップ方法としてアドバンスト・コピー機能を使用する場合は、AdvancedCopy Managerで、以下の設定を完了しておいてください。

注意

Recovery Manager for Oracleでは、オフラインバックアップ・リストア運用を行う場合、アドバンスト・コピー機能として、OPCが使用できます。

オフラインバックアップ領域として、以下の領域を用意してください。

ファイルシステム上に作成されたデータベースの場合

データベースファイル領域のバックアップ領域

以下のデータベースファイルを配置している領域にマウントされている物理ディスクのボリュームに対して、バックアップ領域を用意してください。

* すべてのデータファイル

* すべての一時ファイル

* すべての制御ファイル

* すべてのグループのREDOログ・メンバー（多重化されているものもすべて）

用意する資源	説明	準備数
オフラインバックアップボリューム	上記のデータベースファイルが格納されているボリュームに対して、ボリュームと同じサイズのバックアップボリュームを用意してください。	データベースファイルを配置しているボリューム数(*1)

(*1) バックアップされないデータベースファイルがないように、データベースファイルを配置しているボリュームはすべてオフラインバックアップを取得してください。

RAWデバイス上に作成されたデータベースの場合

データファイル（表領域）のバックアップ領域

用意する資源	説明	準備数
オフラインバックアップボリューム	データファイル（表領域）を配置しているボリュームと同じサイズのバックアップボリュームを用意してください。	データファイルボリューム数(*1)

(*1) すべてのデータファイルに対して、バックアップボリュームを用意する必要があります。

一時ファイル（一時表領域）のバックアップ領域

用意する資源	説明	準備数
オフラインバックアップボリューム	一時ファイル（一時表領域）を配置しているボリュームと同じサイズのバックアップボリュームを用意してください。	一時ファイルボリューム数(*1)

(*1) すべての一時ファイルに対して、バックアップボリュームを用意する必要があります。

制御ファイルのバックアップ領域

用意する資源	説明	準備数
オフラインバックアップボリューム	制御ファイルを配置しているボリュームと同じサイズのバックアップボリュームを用意してください。	制御ファイルボリューム数(*1)

(*1) すべての制御ファイルに対して、バックアップボリュームを用意する必要があります。

オンラインREDOログ・ファイルのバックアップ領域

用意する資源	説明	準備数
オフラインバックアップボリューム	オンラインREDOログ・ファイルを配置しているボリュームと同じサイズのバックアップボリュームを用意してください。	オンラインREDOログ・ファイルボリューム数(*1)

(*1) すべてのグループのREDOログ・メンバーに対して、バックアップボリュームを用意する必要があります。オンラインREDOログ・ファイルを多重化している場合は、すべての多重化されたREDOログ・メンバーをバックアップする必要があります。