クラスタ構成の運用環境で、カスタムリカバリーを行う場合は、以下の点に注意してください。
クラスタ構成の場合、カスタムリカバリーを行う前に、データベースファイルを配置しているすべてのボリュームおよびファイルシステムが、実行サーバから正常にアクセスできることを確認してください。
RAC構成の場合、システムダウンしているクラスタノードがあると、カスタムリカバリーができません。すべてのクラスタノードを起動した後、カスタムリカバリーを行ってください。
クラスタリソースがオンライン状態のノードでカスタムリカバリーを実行してください。
RAC構成の場合、カスタムリカバリーを実行する前に、カスタムリカバリーを行うノードからすべてのクラスタノードのアーカイブログ出力領域を参照できるようにする必要があります。リカバリーを行うノードで、すべてのクラスタノードのアーカイブログ出力領域をリモートマウントするなどの対処を行ってください。
RAC構成の場合、カスタムリカバリー前に、Oracle Clusterwareの動作に必要なプロセスがすべて起動されていることを確認してください。
参照
Oracle Clusterwareについては、「Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド」を参照してください。