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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

8.4.1 オフラインバックアップ

コマンドを使用して、オフラインバックアップを行う手順を説明します。

ポイント

  • クラスタ環境の場合は、プライマリノードで実行してください。

  • オフラインバックアップを行う前に、「8.3 オフラインバックアップの前に」を参照して、準備作業をすべて完了してください。

注意

  • 以下の場合は、バックアップができません。

    • ターゲットデータベースが、オープン状態でない場合

      データベースをオープンしてから、オフラインバックアップを行ってください。

    • クラスタ構成の運用環境で、PRIMECLUSTERが正常に動作していない場合

      PRIMECLUSTERを正常に動作させてから、オフラインバックアップを行ってください。

    • RAC構成の運用環境で、RACを構成する一部のノードが停止している場合

      クラスタを構成するすべてのノードを起動させてから、オフラインバックアップを行ってください。

  • OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベース環境でバックアップを実行した場合は、すべての表領域がONLINE状態になります。

  • ターゲットデータベースの停止および起動は、オフラインバックアップ処理内で行われますので、ターゲットデータベースをOPEN状態にしたままオフラインバックアップを実行してください。

  1. rootユーザーでログインします

    データベースサーバにrootユーザーでログインします。
    root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することもできます。

  2. オフラインバックアップコマンドを実行します

    以下のようにオフラインバックアップコマンドを実行してください。
    オフラインバックアップが実行されます。

    # installdir/bin/rmfobackupof confname

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名

  3. 実行結果を確認します

    コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージが表示されます。
    コマンド終了ステータス、および、処理終了メッセージで、コマンドの処理結果を確認してください。コマンド終了ステータスについては、「第10章 コマンドリファレンス」を参照してください。処理終了メッセージについては、「付録B メッセージ」を参照してください。
    実行ログを確認して、エラーが発生していないことを確認してください。実行ログについては、「第11章 実行ログ」を参照してください。

    注意

    オフラインバックアップが異常終了した場合は、実行ログを確認してエラーの原因を取り除いた後、ターゲットデータベースが停止している場合はOPEN起動し、「8.5 オフラインバックアップの後に」に記載されている対処を行った後、再度オフラインバックアップを実行してください。