コマンドを使用して、DBチェックを行う手順を説明します。
ポイント
クラスタ環境の場合は、プライマリノードで実行してください。
DBチェックを行う前に、「5.3 リカバリーの前に」を参照して、準備作業をすべて完了してください。
注意
リスナーが停止している場合、DBチェックができません。リスナーを起動してから、DBチェックを行ってください。
データベースの破損状況によっては、DBチェックを行うと、データベースが停止してしまうことがあります。
OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベースで、DBチェックを実行した場合、すべての表領域がONLINE状態になります。
以下の場合、すべてのデータベースリソースを正しくチェックすることができない場合があります。
データベースが起動していない(OPEN状態ではない)場合
制御ファイルが破損している場合
データベースがノーアーカイブ・モードの場合
以下の場合、破損を正常に検知できない場合があります。
1つのREDOログ・グループ内の、一部のREDOログ・メンバーが破損している場合
非アクティブなREDOログ・グループが破損している場合
一時表領域・一時ファイルが破損している場合
rootユーザーでログインします
データベースサーバにrootユーザーでログインします。
root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することもできます。
DBチェックコマンドを実行します
DBチェックコマンドを実行してください。
DBチェックが実行されます。
# installdir/bin/rmfodbcheck confname |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
実行結果を確認します
コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージと、DBチェック結果が標準出力に表示されますので、破損状態を確認してください。
データベースが破損している場合は、リカバリーコマンドでデータベースを復旧してください。
DBチェック結果が表示されない場合は、DBチェック処理の実行に失敗しています。実行ログを確認して、エラーの原因を取り除いた後、再度DBチェックを行ってください。実行ログについては、「第11章 実行ログ」を参照してください。
例
DBチェック結果
ボリュームをマウントしています・・・ DBチェックを実行しています・・・ ●インスタンスチェック結果
異常なし
●アーカイブログモードチェック結果
異常なし
●制御ファイルチェック結果
異常なし
●REDOログ・ファイルチェック結果
異常なし
●一時表領域チェック結果
異常なし
●表領域チェック結果
異常あり
USERS RMFO-00033 データベースが正常ではありません。