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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

5.5.1 DBチェック

コマンドを使用して、DBチェックを行う手順を説明します。

ポイント

  • クラスタ環境の場合は、プライマリノードで実行してください。

  • DBチェックを行う前に、「5.3 リカバリーの前に」を参照して、準備作業をすべて完了してください。

注意

  • リスナーが停止している場合、DBチェックができません。リスナーを起動してから、DBチェックを行ってください。

  • データベースの破損状況によっては、DBチェックを行うと、データベースが停止してしまうことがあります。

  • OFFLINE状態の表領域が存在しているデータベースで、DBチェックを実行した場合、すべての表領域がONLINE状態になります。

  • 以下の場合、すべてのデータベースリソースを正しくチェックすることができない場合があります。

    • データベースが起動していない(OPEN状態ではない)場合

    • 制御ファイルが破損している場合

    • データベースがノーアーカイブ・モードの場合

  • 以下の場合、破損を正常に検知できない場合があります。

    • 1つのREDOログ・グループ内の、一部のREDOログ・メンバーが破損している場合

    • 非アクティブなREDOログ・グループが破損している場合

    • 一時表領域・一時ファイルが破損している場合

  1. rootユーザーでログインします

    データベースサーバにrootユーザーでログインします。
    root以外のユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、rootユーザーに変更することもできます。

  2. DBチェックコマンドを実行します

    DBチェックコマンドを実行してください。
    DBチェックが実行されます。

    # installdir/bin/rmfodbcheck confname

    installdir : 本製品のインストールディレクトリ
    confname : 環境設定名

  3. 実行結果を確認します

    コマンド処理が完了すると、処理終了メッセージと、DBチェック結果が標準出力に表示されますので、破損状態を確認してください。
    データベースが破損している場合は、リカバリーコマンドでデータベースを復旧してください。
    DBチェック結果が表示されない場合は、DBチェック処理の実行に失敗しています。実行ログを確認して、エラーの原因を取り除いた後、再度DBチェックを行ってください。実行ログについては、「第11章 実行ログ」を参照してください。

    DBチェック結果

    ボリュームをマウントしています・・・
    DBチェックを実行しています・・・
    ●インスタンスチェック結果
    異常なし
    ●アーカイブログモードチェック結果

    異常なし
    ●制御ファイルチェック結果

    異常なし
    REDOログ・ファイルチェック結果
    異常なし
    ●一時表領域チェック結果

    異常なし
    ●表領域チェック結果

    異常あり
    USERS RMFO-00033 データベースが正常ではありません。